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大学1年生が取得する単位数の目安と平均

大学を卒業するには一般的に124単位必要とされています。

大学は4年間あるので単純計算で1年に31単位取得しなければいけませんが、就職活動や卒業論文など様々なイベントを考えるとそう単純なものではありません。

今日は、大学1年生が取得する単位数の目安と平均についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

目次

【大学の1学期に取得できる単位数には上限がある】

冒頭でも述べた通り、大学を卒業するには4年間で124単位必要です。

これは一般的な数字なので、大学によって少し多かったりもします。

年間で31単位取得できれば、4年間で卒業できることになりますが、各大学にはCAP制という履修単位制限が導入されており、1学期に履修できる単位数には上限があります

これも大学によって異なりますが、一般的には、1学期で24単位が上限になっていることが多く、それ以上はどんなに希望しても取られません。

そのため、大学という環境に慣れていない新入生や就職活動のある4年生など学年・個人によって状況は異なるので一概にはいえませんが、大学では前期・後期と2学期あり、最大で取得したとしても48単位になります。

【大学1年生が取得する単位数の目安】

1年間で最大48単位取得できるのなら早いうちに全部取っておいた方がいい、と考える学生は少なくないでしょう。

でも、大学4年間という総合的な観点で考える必要があります。

≪1年生は詰め過ぎないようにする≫

MAXで48単位ですが、まだ大学に入学したばかりの新入生はそこまで詰めない方がいいです。

サークルやクラブ活動もありますし、アルバイトを始める人もいるかもしれません。

いろんな環境変化の中で授業だけに頑張り過ぎると、後々、逆効果になる恐れがあります。

取り過ぎないくらいの40~42単位くらいがベストでしょう。

大学や学部によって各授業の単位数は異なるかもしれないので多少前後するかもしれませんが、取り過ぎず取らな過ぎずが理想。

特に、1年生の1学期目はエンジン全開にし過ぎないで少しスロースタートの気持ちでいく方がいいです。

1年目で42単位取られると、残り124単位-42=82単位です。

2年目は大学生活にも慣れて一番時間がある時期なので、ここでできるだけたくさんの単位を取ります。

単位を取りやすい科目を優先しつつ自分の興味のある分野を学ぶという感じです。

≪必修科目は軽視するな!≫

大学の単位にはいくつかの種類があります。

124単位必要とはいっても、それは単純に124単位分取得すればいいわけではありません。

決められた種類の単位を決められた単位数取得することで卒業要件を満たします。

単位には大きく、

「必修科目」
「選択必修科目」
「自由科目」

の3つがあり、必修科目と選択必修科目はその名の通り必修のもので、これがないと進級・卒業はできません。

それに対して、自由科目は履修は自由で卒業要件を満たすように自分自身で好きなように履修選択ができます。

もちろん、全ての単位が大学では重要になりますが、特に見落とせないのは必修科目です。

例えば、英語や体育など学部や学科に関係なく大学によって指定される科目で、これを取得しないとどんなに単位数を満たしていても進級や卒業はできません。

1年生で必修科目を落とすと進級できなかったり、仮にとりあえず進級はできたとしても2年生や3年生になって1年生と一緒に必修科目を再履修しなければいけません。

こうなると就職活動など、その後のイベント時に影響するだけでなく後輩とともに勉強しなければいけないので勉強へのモチベーションも下がるかもしれません。

≪各自大学の進級条件をチェックしておこう≫

先に述べた通り、大学によっては1年生次にたとえ必修科目を落としても、とりあえずは進級でき、2年生以降に再履修するというところもあります。

でも中には、即留年という大学もあるので詳細については各自大学側に確認しておきます。

知らなかった…では済まないので、後悔しないためにも把握しておくことが重要です。

【大学1年生が取得する単位数の平均】

理想は40~42単位ですが、実際の大学1年生はどのくらいの単位を取っているのでしょうか。

大学1年生は入学したばかりということもあって、基本的に非常に勉強熱心ですが中には全然大学に来ない学生もいます。

全体の平均としては、40~42単位を少し下回るくらいです。

授業に出ていても慣れない大学の授業スタイルに手を焼き単位を落とす学生も結構います。

当サイトでは、勉強のやり方や単位の取り方など大学生活に役立つ情報を発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてください。

単位については、

大学の単位って何?(基本)」

大学の必修単位を落とすと連絡が来る?親への連絡は?

他人事ではない?大学の単位を落とす学生の割合

などをご参考ください。

【大学1年生にとっての勉強以外の重要な要素】

大学生の本業は勉強ですので、やはり勉強が最も大切になります。

それはこの単位を取得することはもちろん、しっかり専門分野の知識を身につけておき、将来に生かすなど大学で学ぶことをできるだけ多く吸収し、活用することです。

しかし、大学生は何も勉強だけではありません。

≪課外活動≫

課外活動というのは、主にクラブやサークルのことです。

他には、ボランティアや国際交流などの社会活動、ビジネススキルを習得する活動など様々なものが用意されています。

課外活動によっては、普段、授業で関われないような人と交流でき、新たな価値観や考え方などに出会えたり、サークルなどあなたにとっての趣味に時間を費やすことで大学生活の満足度がシンプルにアップします。

≪社会経験≫

ここでいう社会経験は主にアルバイトのことです。

大学生になってから何かしらのアルバイトを始める人は多く、特に文系学部の学生の多くはアルバイトをします。

アルバイトは、何もお金を稼がれるだけでなく、非常にいい社会経験になります。

社会の仕組みや流れを知ったり、人脈を広げたり、努力すればするだけお金になるなど努力の意味を再確認できます。

アルバイトによってあなたの天職を見つけられることもあります。

また、アルバイトから社員になりそのまま就職するという学生もいます。

大学を卒業すると基本的にアルバイトをする機会はありませんので、貴重な人生経験ともいえます。

≪年上の人と交流する≫

年上の人というのは、単純にあなたよりも長く人生を生きています。

年上=偉いではありませんが、経験というものにはやはり価値があります。

社会人になった時のことを今からイメージして考えて、いろいろ対策や準備をしても、どうしても実際になってみると違ったりもします。

物事は実際にその立場になってみないと見えてこないことが多々あり、それを時間を過ごすことなく知られるのが人生の先輩の話を聞くことです。

「あの資格は取っておくべきだった」

「大学1年生である程度遊んでおかないと後半になるとできない」

など何でもそうですが、年上の人と関わるのは先のサークルでもいいですしアルバイトでもいいです。

でも、最もおすすめなのは学生でないもっと年上の人です。

あなたの父親くらいの年齢の人の体験は価値がありますし、意味があります。

なかなか交流する機会はないかもしれませんが、もしあればぜひお話を聞いてみましょう。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、大学1年生が取得する単位の目安と平均についてでした。

多くの大学で4年で卒業するためには124単位が必要であり、年間、学期ごとに計算して計画的に過ごす必要があります。

ただ、大学に入学したばかりの1年生や4年生などその時期によって理想の単位数というのは異なるというのを覚えておきます。

社会に出てからも強く求められる計画性を持ち、後悔のないように大学生活を過ごしていきましょう。

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※この記事は2024年10月に編集しました

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この記事を書いた人

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生徒とのコミュニケーションを大切にし、彼らの学習の進度や状況を把握することで、適切なサポートを提供できるよう努めています。

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