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【大学】映画レポートの分析のやり方

大学のレポート作成では、映画を観てまとめるというものがあります。

一般的なレポート作成とは少し異なり、学生の中には映画レポートの書き方に慣れていない人もいるでしょう。

今日は、映画レポートの書き方を含め分析のやり方について解説します。

ぜひ参考にしてください。

目次

【そもそも大学の映画レポートとは】

大学の「映画レポート」というのは、述べた通り、映画を観てレポートを作成するものです。

映画なら何でもいいというよりは、あくまで大学レポートなので社会問題が題材になっているものが多いです。

例えば、歴史や移民、貧困、環境など、やや硬めの内容です。

元々、映画を観るのが好きな人は多いと思いますので、楽しみながらレポートを作成できます。

ただし、単に観て書くだけでは評価に値しないので、その分析や書き方をしっかりマスターしておく必要があります。

≪映画が与える人の心への影響≫

あなたもこれまでに数多くの映画を観てきたはずですが、中でも特に印象に残っている作品はいくつかあるでしょうか。

映画は、2時間ほどの作品で人の心に大きな影響を与えます。

物事への考え方が変わったり、考え直させられたり、生き方を学んだりと、これが映画を好きになる理由の1つで、本を読むのと同じくらいの人生における影響力があります。

読書で文字を読むのが苦手な人でも映画であれば目や耳で楽しめます。

【大学の映画レポートの書き方】

では、そんな映画レポートはどのように書くのでしょうか。

基本的な書き方です。

≪序論≫

映画レポートでも普段のレポートには変わりないので書き方としては同じです。

まずは、序論としてその映画のどのような部分に興味を持ったのかを記載します。

書き出しの一・二行はその映画を観た後の素直な感想で始めてもいいでしょう。

序論では、できるだけ細かく読者にしっかり伝わるように書きます。

その前に簡単なあらすじを入れてもOKです。

≪本論≫

レポートで最も内容が濃くなく本論には、興味を持ったところの考察を述べます。

例えば、移民問題だったらなぜそれに興味を持ったかをよく考えて、体験を踏まえて書くのもいいでしょう。

≪結論≫

最後のまとめ部分では、その映画から学んだことや考えさせられたことを改めて書いてみます。

結論部分はそこまで多く書く必要はなく簡潔でOKです。

【大学の映画レポートの分析のやり方】

映画を単に観て終わりではありません。

映画には、

・作者が意図している意味
・作者が意図していないが読み取れる意味

この2つが存在します。

前者は、登場人物の事態や心理、行動などでわかり、主人公が乗り越えた壁からも読み取れるでしょう。

事態として主人公などに何が起こったか、それを受けてどのように感じていたか(心理)、その人はどのように行動したかが見えてきます。

その映画で伝えたかったことがわかります。

後者に関しては、その映画の内容の時代や歴史、政治、文化などの面を考えてその影響を考察します。

社会環境に特有の事象があるのでその関係性を深掘りします。

難しいですが、読み取れるようになると楽しくなります。

映画を観ての考察に正解不正解はなく、あなた自身がどう感じたかを論理的に説明できるようになれば大学レポートとして評価の対象になるでしょう。

レポート作成ではこれが最も大切な要素の1つです。

【レポートに役立つ映画ノートのススメ】

当サイトの「大学での映画レポートの書き方と注意点」という記事で、映画ノートについては少し取り上げています。

映画ノートは分析する能力や文章としてまとめる能力などが鍛えられるいいものですが、大きなデメリットはなかなか続かないこと。

ここでは、そんな映画ノートの継続のポイントについて解説します。

・義務化にしない
・観る前に書く
・観たから書くのではない
・徐々に量を増やしていく
・高い自由度を活用する

≪義務化にしない≫

人間は誰かにやらされたりするとやる気がなくなるものです。

あなたも親や先生などそのような経験があるでしょう。

映画ノートは、レポート作成のために行うものですが、映画が好きな人にとっては趣味のようなもの。

極端にいうと、映画ノートは取らなくても努力すればレポートではいい成績を残せます。

映画ノートは、あくまで推奨であり、義務ではありません。

このように考えておきます。

始めてみると、どんどん映画の記録がたまり楽しくなるものです。

≪観る前に書く≫

そして、映画を観てからノートを書こうとするとなかなか続きません。

なぜなら、大学生の多くは映画を夜に観るからです。

その後にノートを取るのは面倒ですので、できるだけ映画を観る前に書くことです。

当然、全ては書けないですが、できる範囲でOKです。

これだけでも大きく異なります。

≪観たから書くのではない≫

先のポイントにも関連しますが、映画ノートは映画を観たから書くのではなく、その前に書くので、ノートを書いたから映画を観るという感覚でいるといいです。

楽しい映画を観て、眠たい中、大変なノートを書く、この作業がモチベーションを奪います。

≪徐々に量を増やしていく≫

そして、映画ノートを最初から完璧にこなそうとは思わないことも大切。

最初は、少ない量でもOKですので、始めることを意識してください。

先にも述べたましたが、そうすると楽しくなり自然ともっと書きたくなるでしょう。

≪高い自由度を活用する≫

映画ノートの基本的な書き方はあっても、詳しくは何も決まっていません。

自由度が高いのが映画ノートのメリットでもあります。

要は、あなたの目的を達成できればいいので、見た目などにはこだわりすぎないようにしてください。

とりあえず、ペンを動かしてみる、それだけです。

【まとめ】

今日は、大学の映画レポートに関する内容でした。

映画レポートであっても基本的な書き方は序論・本論・結論と変わらなく、論理的思考を持ってまとめる必要があります。

もちろん、主観だけでなく客観的事実を分析することも重要で、感想文にならないように努めましょう。

※この記事は2024年12月に編集しました

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この記事を書いた人

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