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字数制限なしの大学レポート、理想の文字数は?

文系理系問わず、大学生になるとやらなければいけないのがレポートです。

大学レポートは、その後の卒業論文や社会に出てからの業務レポートなど、あらゆる場面で求められる知識になるのでその書き方やいい点数の取り方などをしっかりマスターしておきたいものです。

今日は、そんな大学レポートでの字数制限がない場合の理想の文字数について解説します。

目次

【字数制限なしの大学レポートが出されることも】

大学でのレポート課題というのは、その学部や学科、授業、教授によって内容は様々です。

同じ文学部でも教授によって大学レポートの提出頻度や難易度、文字数など詳細は異なりますし、ほとんどレポート課題がないという授業もあります。

ただ、大学生になって一度もレポート課題をしなかったという人はかなり珍しく、ほとんど全ての学生がレポート課題をこなしているはずです。

字数制限なしのレポートというのもたまに課され、これは文字通り、字数制限がないので自分自身で適当な文字数を書く必要があります。

でも、理想の文字数はあるのか、気になるかと思います。

【結論:基本的にはない、大切なのは〇〇】

一般論になりますが、大学のレポートで字数制限がないということは「レポートに必要な分量はどのくらいか自分自身で考える」ということなので、理想の文字数というのは言い難いです。

大切なのは内容であり、それに適切な文字数で書くのがベストということになります。

ただし、一般常識的に1000文字以下など少なすぎると内容の薄いものになり、いいレポートにはなりません。

逆に多すぎても中身が薄くなり、適切なレポートにはならないので、具体的な文字数をいうのは難しいですがあえていうのであれば1000~10000文字程度でしょう。

≪〇〇文字だからいいではなく中身≫

これは文字制限があるレポートでも同じことですが、〇〇文字書いたからいいレポートとは言い切れません。

課された題材に対して適切に的を得ているか、しっかり考察して結論をまとめているかなど、大学レポートでは求められることを表現する必要があります。

それが字数制限なしのレポートだと尚更で、「5000文字書いたから安心」など文字数で判断するのは決していい考えではありません。

≪字数制限なしが出される意図≫

ここであなたに考えてほしいのは、教授は何も考えずに字数制限なしのレポートを課題として出しているのかです。

答えは、多くの場合で「いいえ」です。

もちろん、中には、そのような教授もいるかもしれませんが、教育者である彼らは基本的には何かしらの意図や目的があるはずです。

実は、字数が少ない場合と多い場合はその意図ははっきりしているのに対して、字数制限がない場合は教授によって意図はバラバラという特徴があります。

そのため、一概にこうとはいえませんが、多くの場合は、レポートの字数上限を定めたくない時に使います。

上限がないとはいっても常識の範囲内でのことですので、述べた通り、学生がしっかり考える必要があります。

≪少ない字数と多い字数≫

なお、少ない字数と多い字数の場合の意図は明確と述べましたが、これをついでに解説しておきます。

一般的に、少ない字数の場合は、簡潔にまとめる力を試していると読み取れます。

字数を制限することは書ける内容が限られており、コンパクトにするのは容易ではありません。

何を優先して、どうまとめたら相手に伝わるかを考えるのは練習をしないとできないものです。

一方で、字数が多いものは、それだけの内容を調べてきなさいというメッセージのようなものです。

それか多様な資料がありそれを簡潔にまとめるのは現実的に難しい場合も、多い字数のレポートになるでしょう。

引用の使い方のセンスも試されます。

【大学レポートで求められること】

大学レポートは高校までの読書感想文とは異なります。

専門的な学問を学ぶ大学では、論理的な思考が求められ、その1つにこのレポート課題があります。

大学レポートは、感想ではなくその題材に対しての問い、そしてその答えを導き出す必要があります。

そのためには、主観ではなく客観的事実が重要で、いろんな文献や資料などを使い読者を説得できるようにまとめます。

大学レポートには基本的な構成というものがあり、序論→本論→結論、この三部でまとめていくのが基本です。

そして、忘れてはいけないのが参考にした文献などを「参考文献」としてレポートに記載することで、これをしないと著作権の問題にも関わる恐れがあります。

大学レポートでの著作権については、「大学レポートにおける著作権について知る」をご参考ください。

≪書き手と読み手の関係性を考える≫

これはどういうことかというと、書き手というのは学生、読み手は教授になります。

大学レポートでは、序論本論結論、引用などその書き方のルールを守って行うのは当然ですが、もう1つ大切なことに、この関係性があります。

「学生の書いたレポートは公平に評価してください」

という声が聞こえてきそうですが、当然、教授はしっかり評価をします。

しかし、相手があってのレポートですので、相手(教授)のタイプを考えることもレポート対策です。

基本的に、論文とは違いレポートにはそこまで時間をかけて読まないとされています。

もちろん教授によっては一つ一つ丁寧に目を通す人もいますが、多くのレポートを頻繁に読む教授ですので、例えば、読み返しはしない人もいます。

つまり、パッと読んで内容を理解できるようなものがよくて、今の何だった?など読み返しが必要なレポートは読み返されず、評価が低くなるということです。

また、変な話、教授と仲の良い学生はもしかしたら丁寧に読んでもらえるかもしれませんし、関係性が遠い人は一回目を通しただけで終わりかもしれません。

これに関してはあくまでも推測になりますし、教授個人差があります。

学生ができることはできるだけ簡潔に、わかりやすい言葉や文章で書くことです。

複雑な文章や語彙を避けたり、指示語と指示される語は遠くに置かないなど文章を書く上での基礎を徹底します。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、字数制限なしの大学レポートの理想の文字数についてでした。

全ては内容次第であり、決まった文字数はありません。

ただ常識的に少なすぎず多すぎずで、1000~10000文字程度に収めるといいでしょう。

大学レポートについてもっと深く知りたいという人は、当サイトの他の記事も参考にしてください。

※この記事は2024年12月に編集しました

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この記事を書いた人

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