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大学レポートにおける著作権について知る

 

大学レポートには、決まった書き方や引用などいろんなルールがあります。

 

どんなにいい内容でも、ルールに従って書かないと高品質なレポートとはいえません。今日は、そんな大学レポートでの「著作権」についての内容です。

 

引用ルールなどを誤ると「著作権侵害」になる恐れがあるので、知らなかった…では済まされません。

 

目次

【そもそも著作権とは?】

おそらく、誰もが知っている「著作権」という言葉ですが、どういったものなのでしょうか。

 

インターネット上に存在する画像や表などには著作権があることがあり、著作権のあるものを無断で使用すると著作権侵害になります。ただ、中には許可なく使える場合もあり、それらの場合は勝手に利用しても問題ありません。

 

また、著作物を許可なく内容を変更したり、匿名を希望しているのに本名をつけたりするとこれは著作者人格権侵害に該当します。

 

大学レポートにおいては、先に述べたように、画像や写真、図やグラフ、引用などがこの著作権に該当しやすく、引用ルールなどをしっかり把握しておかないと思わぬ事態になるかもしれません。

 

無断で引用して、訴えられた…この場合は、「知らなかった」は言い訳にはなりません。

 

実際、大学などではレポートにおける著作権についてはあまり教えてもらえず、学生自身で学ぶ必要があります。

 

≪著作権侵害の罰則≫

 

 

著作権侵害は、立派な犯罪行為であり、被害者が告訴すると当然処罰される可能性があります。

 

民事上の対抗措置としては、差止請求、損害賠償請求、不当利得返還請求、名誉回復等の措置請求などが請求されることがあり、刑事上では著作権、出版権、著作隣接権の侵害は10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が課されます。

 

おそらく、思っているよりも重たい罰だと思います。もちろん、必ずしもこれらの罰則が課されるとは限りませんが、犯罪行為なのでしてはいけません。

 

【大学レポートでの正しい引用のやり方】

大学レポートでよく使うテクニックの1つに引用があります。

 

文章だったりを引用して、自分自身のレポートに利用しますが、引用にはちゃんとしたルールや決まりがあるのでこれを守らないと著作権の問題に関わってきます。

 

まず、「引用」とは、著作権侵害にならないように正当に自分のレポートに利用するもので、一定の条件を満たす必要があります。

 

適当にある文章をそのままレポートに活用すると、盗作など著作権侵害に該当するので注意が必要です。

 

意外とこの引用ルールについて把握していない大学生は多いです。

 

条件、

 

①公開された著作物からの引用であること

②引用であることがわかるように書くこと

③自分の文章が「主」で、引用した部分は「従」であること

④引用をする必然性があること

⑤勝手に書き換えたりせず、必ず原文通りに引用すること

⑥出典を明記すること

 

大学レポートや論文などでの引用は、基本的に著作者からの許可を取る必要はありませんが、上記の条件を満たさなければいけません。

 

やりがちなのが、引用部分を「主」にしてしまうことです。あくまでも引用部分は「従」で、自分の文章が「主」なので逆転しないようにします。

 

そして、そのレポートにおいて本当に引用する必要があるのか、これも大切です。単純に文字数を稼ぐために引用するのはダメなので気をつけましょう。

 

あと、引用部分は引用なので勝手に文章をいじらないことも重要、原文通りに記載します。

 

【まとめ】

今回は、大学レポートでの著作権についてでした。少し難しい内容になりましたが、大学生としては知っておくべきことなのでしっかり理解しておきましょう。

 

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。当サイトでは、大学レポートに関する有益な情報を日々発信しているので、ぜひ他の記事も参考にしてください。

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