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晴れて大学に入学した1年生のみなさん、新しい環境のスタートで、色々戸惑うこともあるかと思います。
今回は、大学の講義の選び方について考えてみたいと思います。
大学の講義は、原則として受講する科目を自分自身で決めていきます。
高校でも、学校によっては自分で授業を決める場合がありますが、その範囲は限定され、すべての授業を決めるということはありません。
もちろん大学には「履修規定」があり、各学年で何を何単位履修するかということに関してのカリキュラムが用意されていますが、個々の講義のどれを選択するかという点では高校に比べてずっと自由度が高くなります。
大学生活を有意義なものにするためにも、講義の履修に際して注意したいポイントをまとめてみます。
大学には、大きく分けて、必ず取得しなければならない必修科目と、自分で自由に選べる選択科目があります。
必修科目は、各学部・学科・専攻によって必ず取得しなければならない科目です。
もちろん卒業するためにはなくてはならない単位です。
ただし、科目によっては担当する先生を選ぶことができる場合があるので、他の授業との兼ね合いで時間割を組んでいくことになります。
選択科目は、文字通り自分で選択できる科目のこと。
教養科目などはたいていこの選択科目になっていると思います。
専門に関係のない授業なので「単位の取りやすい科目」を選ぶ人が多いと思いますが、この教養科目には大学で学ぶことの醍醐味が隠されていると言えます。
これは特に社会に出てから痛感することですが、あるテーマについて、専門家が最新の研究成果や動向をもとに語る内容を(学費の範囲ではありますが)タダで聞くことができる、というのは大学にいるからこそできること。
ぜひ、自分の興味のあるテーマを探してその授業を選んでみてください。
特に1年生は、履修に際してわからないことが出てくるかもしれません。
そういう時は、学務(大学によっては教務という名前になっているところもあります)に問い合わせてみてください。
大学の単位のシステムはなかなか複雑なので、「履修便覧」を読んでもよくわからない、というのは決して珍しいことではありません。
学務では、各学科のカリキュラムの詳細を把握しているので、「何年生の時には何単位必要か」「何年生に進級するためには何単位必要なのか」といった具体的な単位取得の方法について教えてくれるはずです。
また、学期が進んできてからは、出席日数や現在の取得単位数などについても、学務に問い合わせれば教えてくれるでしょう。
その講義の評判を知りたければ、まずは先輩に聞いてみるのがいちばんでしょう。
大学ではサークルや部活動に所属する人が多いと思いますが、そうした所の先輩にぜひ聞いてみてください。
大学の講義は、同じ科目・同じ先生が数年にわたって担当しているものが多いですから、実際にその講義に出席した先輩の体験は、具体的で参考になるはずです。
また、最近ではインターネットに、その大学の講義に関する情報がまとめて掲載されているサイトもあります。
授業の内容や出席を取るかどうか、テストの難易度、レポートの傾向など、様々な情報が網羅されています。
もちろんネットの情報をすべて鵜呑みにするのは危険ですが、参考にはなるはずです。
一点、気をつけて置きたいのは、その情報がいつ頃のものなのかということ。
ネットには、古い情報がそのままになっている場合も多々ありますので、注意して見てください。
多くの大学では、第1回目の授業は出欠を取らず、誰でも自由に参加できるガイダンス形式が取られています。
ガイダンスでは、その講義で何を学んでいくのかの説明、合わせて出欠をどうやってとるのか、学期末にはテストが実施されるのか、といった情報も教えてくれるはずです。
先生の雰囲気などもわかりますので、気になる講義のガイダンスにはぜひ出てみましょう。
大学生活が有意義なものになるよう、講義の履修に際しての参考にしてみてくださいね、
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