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理系科目は数学を始めとして、化学や生物、物理などがあります。
どの分野を目指すかによってそれなりに勉強法も変わってくるのが、理系科目ならではの要素です。
高校生であればどのように勉強をしていけばいいかを学校の先生に聞くことができますが、大学となると話は別です。
自分である程度の勉強法を身につけていくことが、大学で勉強をスムーズに進めるコツと言えます。
特に、専門のゼミに入る前までには、理系科目の勉強法はある程度会得しておきたいところです。
まずは授業に集中して、基礎的なことは授業の範囲で理解するようにしましょう。
授業に集中することは常識のようなものですが、これにはちゃんとした理由があります。
なぜ理系科目が苦手になるか、嫌になるかと言えば、難しいと思ってしまって何も学びたくないという後ろ向きの姿勢と大きく関係しています。
一度でもこうした姿勢になってしまうと、新しいことを学ぼうとしても、自分には難しいと思ってしまってなかなか頭の中に入っていかないものです。
こうなると挽回するのは大変であり、勉強法を考えようと思っても苦手意識で前へ進まなくなります。
授業に集中して入れば、「自分は何がわからないのか」がわかってきますので、そうしたらその「わからない部分」を先生に質問したりして、積み残すことなく理解に結びつけていくようにしましょう。
ノートの取り方は科目によって大きく変わります。
例えば、化学のように暗記しなければならないものが多い場合には、何を覚えるべきかをしっかりと見極めることが必要です。
暗記より理論が重要な科目も確かにありますが、そうした科目でも、最初は基本的な事柄を暗記しなければなりません。
ゼミに入って実際に研究をするようになって、一生懸命暗記をしていた部分はこういうことだったのかというのが分かりますが、それは暗記をしたことで知識が頭に入っていたからこそです。
まずは、必要となるものを頭の中に叩き込む=暗記するという作業が必要なのです。
化学では計算に関するものも多く出てくるため、暗記だけではない要素もあります。
こうなると、とにかく数をこなすことが求められます。
ここで大事なのは、原則と例外を覚えることです。
原則とは、基本的にはこうやって処理していくという基礎ルールのようなもので、例外は文字通り、基礎ルール以外のものを指します。
テストでは基礎が身についているか、例外は分かっているのかということが吟味されます。
原則と例外をマスターすれば、理系科目全般は安泰と言えるでしょう。
物理のジャンルでは、暗記することは少なくなりますが、公式を暗記して計算問題を解くことが求められます。
物理が厄介なのは、公式さえ暗記していればそれでいいというわけではない点です。
ここでは、理屈が本当に重要な意味を成し、なぜこういった計算になるのかということをきちんと理解していなければ、どんな公式を使えばいいのかわからない、といった事態に陥る危険性があります。
物理の授業を受けている場合には、とにかく計算を重ねることが必要です。
計算をしていくことで、この場合にはこの公式を使えばいい、という理屈が頭に入ってくるのです。
知識よりも経験が問われる部分です。
理系科目を勉強する際に基本となるのは「暗記」です。
その際、原則となるルールと例外とをきちんと分けて覚えること。
その上で、計算問題については、どの公式がどの問題に当てはめるのかが理解できるまで、繰り返し練習しましょう。
いずれの場合にも基本は「授業に集中する」ことです。
授業をきちんと聞いて、わからないことがあれば先生に質問し、基礎を積み残すことのないようにしていきましょう。
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