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大学の期末試験は「単位取得」という大きな目標に向けての大きなハードルのひとつ。
今、まさに期末試験に向けて勉強をしている皆さんに向けて、改めて「基本戦略」をまとめてお伝えしておきましょう。
もし、「なんとなく勉強している」という人がいたら、ここで書かれていることを参考にしてみてください。
高校と同じく、大学の成績も、明確に点数によってランキングされます。
例えば、「秀…90点以上」「優…80〜89t点」「良…70〜79点」「可…60〜69点」「不可…69点未満」というように、テストの点数(に加えて平常点や期間中の小テストの点数など)によって評価がはっきりと分かれるのが大学の成績の特徴と言えます。
闇雲に勉強を始める前に、まずは自分がどのぐらいのレベルにいるのか、「現状を把握する」ことからスタートしましょう。
現状を把握するためには、その科目の過去問を入手して解いてみることです。
過去問は、学部やサークルの先輩などから、過去3年分ぐらいのものを手に入れるようにしましょう。
そして過去問が手に入ったら、通常のテストのつもりで制限時間を設けて問題を解いてみます。
そして、自分が何点取れたかをきちんと確認します。
また、過去問を解くことで、その科目の出題傾向を把握しておくことも、今後の勉強において重要なポイントとなってきます。
現状が把握できたら(過去問の点数がわかったら)、期末試験で何点を取るのか、目標点を設定します。
同じ学科、同じ科目を履修していても、例えば全科目で「秀」を取ることを目標にしているような人から、点数は悪くても単位が取れればいいという人まで、目標は人によって様々です。
自分の今の実力を把握した上で、シラバスなどで条件をよく読んだ上で、今回のテストで何点取りたいか、目標点を定めます。
目標(具体的にはテストで何点を取りたいか)を設定したら、今の実力と比べてどのくらい勉強しなければいけないか、が自ずとわかってくるでしょう。
そこで、目標に到達するための学習計画を立てます。
学習計画では、「いつ」「何を」勉強するのかを明確にすることが重要です。
①普段の講義の時
先生は、講義の時に結構試験のヒントを出してくれているものです。
「ここが重要」とポイントを強調したところ、捕捉プリントがたくさん配られた回、時間をかけて説明されたテーマなどは、試験に出る可能性が高いと思って差し支えないでしょう。
先生は、大抵、講義がスタートする時点ですでに期末試験でどのような問題を出すか、だいたい考えているものですから、普段の授業には重要なヒントが散りばめられているのです。
また、試験前に先生に直接ポイントをたずねてしまうのも手です。
何れにしても、普段の講義の時には、重要な箇所をよくチェックしておくことが重要になります。
②試験前(2週間〜)
試験2週間前ぐらいまでには、講義のレジュメやノートなどは一通り揃えておくようにしましょう。
そしてそのころから、過去問を解いていきます。
過去問に出てきた問題や講義で先生が「重要」と指摘した箇所を、講義のレジュメやノートでチェックしていきます。
また、過去問を解く過程で自分が重要だと感じた箇所も、同じくチェックします。
さらに、自分ではよくわからない言葉や事項もチェックしておき、これは教科書や参考書、また各種の専門分野に関する事典などを駆使して調べておくようにしましょう。
学習計画が立てられたら、あとはひたすら勉強するだけです。
ここで重要なのは、教科書やレジュメは必ず音読すること。
これは、黙読より音読の方が脳が刺激され、記憶が定着していきやすいから。
もちろん、黙読が必要ないというわけではありません。
レジュメや教科書、あるいは自分のノートなどを読み返す際には、最初の2回はポイントを確認しながら読み、3回目はチェックペンなどを使ってポイントを隠しながら声に出して読んでいきます。
間違えた箇所、わからなかった箇所はチェックしておき、すべてのチェックポイントをスラスラと言えるようになるまで、繰り返し読み、書いて記憶を定着させます。
5回ぐらい読めば、おおよその内容は頭に入っていることでしょう。
残り少ない試験勉強期間、ぜひ効率よく時間を使って単位取得に向けて頑張ってください。
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