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今話題の通信制大学。皆さんも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回はそんな通信制の大学が通学制の大学と比べて何が違うのかについてご紹介します。
通信制大学は、働きながら大学に通いたい、夢の実現のため時間がないといった「大学に通いたいけれど毎日通う時間がなかなか取れない」といった人たちのニーズに対応した大学です。
また、定年後に勉強をした、専門知識を学びたいなど、最近では通信制大学に通う理由も増えてきています。
通信制大学でも卒業をすれば一般の大学と同様に、学士、修士、博士などの学位を取得することができます。
現在通信制大学の数は54校あり、学べる学部の種類も法律や経済といったものから日常生活にも活かせそうな心理学、芸術といったもの、福祉や看護、教育といった資格が必要な分野にも対応しています。
特に専門的な知識や資格を求めて通信清田学に通う場合はすでに社会人になっていて、仕事を続けながら学びたいといったケースが多いです。
そんなとき、「毎日キャンパスに通うわけではないと言っても、また4年間大学に通うのはちょっと・・・」と思う人も少なくないはずです。
実は通信制大学では多くの学校で条件さえ満たしていれば、2~3年次に編入することができます。
専門学校を卒業している人も対象となりますので、ぜひ各大学のホームページをご確認ください。
条件が合えばですが、いきなり4年次に編入できるケースもなかにはあります。
また、通信制大学は学習を始めるまでのハードルの低さも魅力の1つです。
通常は大学に入学をしようとすれば1月~3月の間に入学試験を受けることになります。
しかし、通信制大学の場合は多くの大学で学力試験がなく、書類審査のみで入学できます。
なかには書類審査委の他に小論文や志望理由書などの提出を求める大学もありますが、この場合も受験者がしっかりとその大学で何を学びたいのかが明確になっていれば通るケースが多いです。
そのため、社会人になってからの大学受験で不安な「数学や英語覚えてないけど、大丈夫かな・・・」
「また最初から勉強をやり直すのかな・・・」といった心配をしなくてもよくなります。
また、入学の時期にもメリットがあります。通常大学の学力試験は1~3月に行い4月の入学が多いです。
しかし、通信制大学の場合は前期と後期どちらからでも入学できるケースが多いです。
また、「4月」の入学と言っても、出願の期間は「2月上旬~5月下旬」など、期間を長く設定してくれていることが多いです。
さらに、ネットですぐに出願できるため、仕事や家庭が忙しい中、自身の都合を優先しながら準備をすることができます。「勉強を始めたい!」と思ったときにすぐに始められるのが嬉しいですね!
「通信制大学が通いやすいのは分かったけれど、実際に通うとなると学費が・・・」
「また何百万ものお金がかかるのはちょっと・・・」
大学に通う以上、最も気になるのがお金、つまり学費がどれだけかかるのかではないでしょうか。
実は毎日キャンパスに通う通学制の大学に比べて、通信制の大学は「かなりリーズナブル」なんです。
私立の文系大学で比べていくと、
通学制大学・・・約390万円
通信制大学・・・約65~120万円
と通常の通学制の大学に比べて3分の1から5分の1程度の負担で済むことが分かります。
それでは上記の金額の内訳をみていきましょう。
通学制大学(入学金23万4763円、授業料75万8854円×4年分、施設費等15万7246円×4年分)
通信制大学(入学金3~5万円、授業料45万円~(4年分)、スクーリング費15~70万円)
このように通信制大学の大きな魅力はとにかく学費が安いということ。もちろん選ぶ学校や学科によって異なりはするものの、一般的には通信制大学の3分の1から5分の1程度に収まると言われています。
また、「会社に通いながら、家事をしながら通うとなると目標の年数では卒業できないんじゃないの?」
「もし4年以上かかったら、通常の通学制の大学よりも割高になるんじゃないの?」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、数新制大学の場合は、卒業に4年以上かかったとしても、必要な修得単位数が少なければ学費負担が少ないケースが多いです。
また、大学のホームページで学費のシュミレーションができる大学もあるため、ぜひ確認をしてみてください。
しかし、そうはいっても年間で数十万単位の支出は家計に大きな影響を与えます。
そのため、多くの大学では学生となる方向けに学費分納制度や、独自の奨学金を設定しています。
また通信制大学に通う場合、以下のサポートを受けることができます。
「教育訓練給付金」
一定の条件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)と被保険者だった人(離職者)が対象。
「一般教育訓練給付金」は指定講座を受講することで教育訓練経費の20%、最大で10万円が給付される。
ただし、受給開始の1か月前までに利用の申請が必要。
「日本学生支援機構の奨学金」
貸与型の奨学金。毎月指定の口座に振り込まれる。無利子の第1種奨学金と有利子の第二種奨学金がある(最大3%)、学力基準、家計基準があり、募集は年に1回。
「大学独自の奨学金」
在学している学生が対象。
基本的には年間単位での給付型が多い。
学費の半分~1年分を全額やスクーリングにかかる実費を全額負担など、大学によって内容は変わる。
優秀な成績を収めていることが条件であることが多く、利用のための条件、募集の期間は大学によって様々。
「教育ローン」
入学前に応募が可能な「国の教育ローン」と呼ばれる教育一般貸し付けと、大学と金融機関が提携をして、無担保、かつ低金利の「提携教育ローン」がある。
入学前から借りられることがメリット。
しかし、借入直後から返済が始まるため、注意が必要。
このように学費の負担をサポートしてくれる制度も数多くあります。また、働きながら大学に通いたい人は大学にかかるお金を所得税から引いてくれる制度もあります。(所得額によって異なる)
「通信制大学が、一般の大学に比べて学費がリーズナブルなことは分かった。それでも学費などで金銭的な負担はある程度かかる。そこまでして大卒の資格を取ったり、大学で学ぶ必要ってあるの?」
そんな風に思う方もいるのではないでしょうか。
ここからは大学に通うメリットについて紹介をしていきたいと思います。
まず、そもそも通信制大学に通う人はなぜ通おうと思ったのかを見ていきましょう。
「通信制大学に通おうと思った動機ランキング」
1位・・・「職業上の資格を取るため」 33.2%
2位・・・「大学卒業資格をとるため」 27.3%
3位・・・「職業上の知識・技術の習得」12.2%
となっています。このランキングで2位にランクインしている「大学卒業資格をとるため」ですが、本当に大学卒業資格があるのとないのでは大きな差があるのでしょうか。
2017年の統計データでは、高卒の男性の生涯賃金が2億730万円、短大卒業では2億1450万円、大卒で2億7000万円と「6270万円」も差が出ます。
女性では高卒で1億4640万円、短大卒で1億7530万円、大卒で2億1670万円と「7030万円」も差が出てくるのです。
これがどれくらいの差になってくるのかというと、40歳前半の月給で男女ともに10万円程度差が出てくるものになります。
実際に通信制大学を卒業した人の体験では、「大卒以上の求人に応募できるようになった」「管理職への昇進試験を受けられるようになった」などがあります。
産業能率大学の調査では
「就職に有利になった」・・・26.4%
「転職に有利になった」・・・26.0%
「昇格に繋がった」・・・・・9.6%
「昇給に繋がった」・・・・・9.4%
と、多くの方が通信制大学を卒業した後、大学卒業資格にメリットがあったと答えています。
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