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大学・短大・専門学校の違い

 

日本では義務教育は、現在では中学校までです。

 

よってその後は進学しても就職しても自由です。

 

しかしここ数十年で高校進学は当たり前のものとなっています。

 

さらに近年では大学全入時代と言われるように、少子化の影響もあって、ほとんどの人が大学や短大、専門学校などへと高校卒業後に進学する人が多くなっています。

 

では大学・短大・専門学校のそれぞれの違いとは何なのでしょうか。

 

どのように進学先を選べば良いのでしょうか。

 

目次

大学について

 

まず大学について説明していきます。

 

大学は専門的な高等教育を行う学校であり、それぞれの学習に年数に合わせて学位が与えられます。

 

大学は専門に学びたい分野を決めて入学しますが、それだけを学ぶのではなく、一般教養も幅広く学ぶことができます。

 

大学は全国に700校以上あり、一般的には4年制ですが、医学系や歯学系、薬学系は6年制です。

 

その中で国立・公立大学は、偏差値も高く入学するためには高い学力が必要となります。

 

その分、より高いレベルでの専門的な研究に打ち込めたり、実績のある教授に教えを乞うことができます。

 

学費は他の大学に比べると安くなっており、そのために国公立大学を目指す学生も多くいます。

 

特に理系の学部の学費は、国公立大学の方が私立大学の半分以下の場合もあります。

 

医学部に至っては、それ以上、数倍違うこともあります。

 

国立大学の代表的なものはやはり東京大学や京都大学であり、そこに入学することはとても名誉なことという認識は強くあります。

 

それらの大学を卒業できれば大手企業への就職はもちろんしやすくなりますし、そのまま大学に残って研究を続ける道も残されています。

 

大学院に進み、修士や博士を取得する道もあります。

 

私立大学は国公立大学に比べて学費はかかりますが、特色のある学校や、設備が新しくきれいで過ごしやすいところも多くあります。

 

慶応大学や早稲田大学はやはり受験生には憧れの大学です。

 

国公立大学への入学はセンター試験を受験する必要がありますが、私立大学ではセンター試験の受験は必要なく、文系なら文系科目のみで受験できる(勉強する科目も限定されてくる)場合もあります。

 

一方で、私立大学でもセンター試験を取り入れる学校が増えているのも事実です。

 

有名な大学ではなくても4年制大学卒業者の就職先は、様々な選択肢があります。

 

短大について

 

次に短大についてですが、短大は短期大学の略で一般的には2年間ですが、医療系の学校では3年間のところもあります。

 

大学同様に一般教養も学ぶことができ、その後には職業や実生活に役立つ知識を学ぶことができます。

 

読んで字のごとく、4年制大学よりも短い時間で一般教養と専門科目を学ばなくてはいけませんので、時間の余裕は少ないです。

 

推薦入試で入学できるところが多いですが、センター試験を導入しているところもあります。

 

就職先としては、短大で専門的に学んだ分野に就職することが多いです。

 

大学と専門学校の良いところを併せ持っているのが短期大学と言えるかもしれません。

 

 

専門学校について

 

最後に専門学校について説明します。

 

専門学校は全国に3000校近くあります。

 

専門的な知識や技術を学ぶことに大半の時間を費やすところが、大学や短大とは異なる点です。

 

将来的に就く職業で即実践力となれるような教育を行い、その年数は学校によって様々で、1年間のところもあれば、4年間のところもあります。

 

イメージしやすいのは美容専門学校や、調理専門学校ではないでしょうか。

 

一般的には、書類選考と面接での試験が行われますが、近年ではAO入試を導入する学校が増えています。

 

就職先としては専門分野の領域に近い分野が多いです。

 

まとめ

 

自分がどのように進学先を選べば良いか迷った時には、まず何をやりたいのか、何を学びたいのかをはっきりさせましょう。

 

ぼんやりとしている段階で、専門学校など特定の分野を勉強する学校に進むのは危険です。

 

大学は、入学してから一般教養を学びながら自分のやりたいことを少しずつ見つけていくことができます。

 

しかし、センター試験と二次試験の勉強が必要です。

 

将来のことを高校生のうちから考え、自分の進みたい道を見つけてください。

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