猫の手ゼミナール執筆の書籍が出版されました! 詳細はこちら

将来にも影響する奨学金の実態

 

 

目次

大学の学費と家計の現状

 

現代では、大学に進学することは珍しいことではなくなりました。

 

低所得世帯を対象に、大学などの高等教育の入学金や授業料を免除したり、給付型奨学金制度を充実させる、高等教育の無償化制度が2020年から適用されることが決定したことも記憶に新しいでしょう。

 

しかし、この制度の対象にはならないけれど、大学の学費まで払う余裕がない・・・という家庭は少なくありません。

 

一方で、学歴は将来に影響するし、大学に行きたい、子どもを大学に行かせたいという考えを持つ人もたくさんいます。

 

そんな時、思い浮かぶのは奨学金制度。

 

奨学金には返済の必要がない給付型のものもありますが、奨学金を利用している9割の人は、返済が必要な貸与型の奨学金を利用しているとも言われています。

 

奨学金の返済は、全額返済するまで続きます。

 

奨学金を借りる前に、奨学金の実態を知っておきましょう。

 

奨学金を借りている人の割合は?

 

では、実際に奨学金を借りている人はどのぐらいいるのでしょうか?

 

日本学生支援機構の調査結果によると2.6人に1人、約38%の学生が奨学金を借りているという結果が出ています。

 

これは10年前に比べて約1.5倍になっているとも言われています。

 

その主な要因は、大学進学率の上昇と景気の低迷でしょう。

 

4年制大学を卒業していることが応募条件になっている求人も多くあります。

 

学歴だけが全てじゃない、という考えも浸透してきていますが、まだまだ学歴社会です。

 

そして、その反面、みなさんもご存知のとおり、景気は低迷しています。

 

そんな中、「子供を大学までは行かせてあげたい」という親も多いのです。

 

実際に、奨学金の申請をすすめたのは「親」という回答が過半数を占めています。

 

実際にかかる学費はどのぐらい?

 

では、4年間大学に通った場合、学費はどのぐらいかかるのでしょうか?

 

これはもちろん、学部や大学によって異なるため、一概には言えませんが、

 

国公立大学の場合:53万円

 

私立大学の場合:

文系:75万円

理系:100万円

医学系:270万円

 

目安としてはこのぐらいです。

 

しかし実際は、学費だけでなく、入学金・教科書代・(一人暮らしの場合は)生活費などもかかるので、4年間大学に通うとなると、国公立大学の場合でも200~300万円、私立大学の医学系の学部の場合は1000万円以上かかるでしょう。

 

 

 

 

返済の実態

 

こちらもケースバイケースではありますが、奨学金の借入金の平均は約300万円と言われています。

 

そして、月々の返済額は約1.5万円です。

 

利率を考えなくても、返済までに15年以上かかる計算になります。

 

一見、月に1.5万円ぐらいならなんとかなるんじゃないか、と思うかもしれませんが、実際はそんなに簡単なものではありません。

 

男性の場合でも平均賃金は低下傾向にあります。

 

また、ボーナスの平均額も低下傾向にあるので、ボーナスが出た時に多めに払うということも難しくなってきています。

 

最初の数年は年収200万円台の人も少なくないでしょう。

 

そのため、奨学金返済のために副業をしたり、中には自己破産する人までいるのが現実です。

 

事前にリスクを理解しておこう

 

こうした事態を避けるためには、親子で奨学金制度についてきちんと理解しておく必要があります。

 

親の年収や貯金額を知っている子どもは非常に少ないです。

 

親としても、子どもに積極的に年収の話をしたいと思う人は多くないでしょう。

 

しかし、計画的に返済していくためにも、「我が家の場合はどのぐらいの奨学金をもらえば大学に通えるのか」「今後どのぐらいお金が必要になるのか」ということは大切なことです。

 

また、借主が子ども(学生)ではなく保護者になる「教育ローン」という選択もあります。

 

国の教育ローンの場合は、銀行系の教育ローンよりも金利が低く、奨学金と併用して利用している人もいます。

 

将来も見据えた上で、自分に合った制度を利用することが大切なのです。

\無料相談実施中! /

お探しの記事を検索する

この記事を書いた人

目次