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「社会学部」が設置してある大学は少なくありませんが、社会学は比較的新しい学問と言われています。
そのため、大学によって学ぶ内容は様々です。
社会学とは、個人や集団など、社会生活の中での人間同士の関係や社会のしくみを研究する学問です。
1人の人間から国家まで幅広い研究対象があり、その中で起こる事象のメカニズムを研究します。
小学校でも勉強する「人口」「戦争」から「夫婦関係」「離婚率」「未成年の非行」「不登校問題」など、いわゆる社会で問題になっていることが身近に感じやすいテーマでしょう。
非常に幅広い分野を扱う学問なので、心理学・医療福祉学・観光学等が社会学に含まれる場合もあり、
例えば東洋大学のように、「社会心理学科」「社会福祉学科」「メディアコミュニケーション学科」と細かく学科が分かれている場合もあります。
社会学部で取得できる資格の主な例は、下記の通りです。
・中学教諭一種(社会)
・高等学校教諭一種(地理歴史・公民)
・学芸員
・社会調査士
・司書
・社会教育主事
あまり聞きなれない資格について、簡単にご紹介します。
博物館の資料の収集・整理・展示・保管などに従事できる資格です。
一般社団法人社会調査協会が認定している資格で、社会調査に関する基礎知識や技能、倫理観を持っていると認められた人に与えられる資格です。
学芸員や司書は他の学部でも取得できますが、社会調査士は、社会学部でしか取得できない場合が多いようです。
都道府県や市町村の教育委員会におかれている専門職で、
図書館・博物館・公民館などの職員、青少年団体などの指導者に対し、活動や運営に関する指導・助言を行う仕事です。
大学卒業後に教育委員会に就職し、経験を積んだ後に与えられる資格です。
社会学部は扱う分野が幅広いため、卒業論文のテーマに迷う人も多いようです。
実際は、書ききれないほど多くのテーマがありますが、参考までに一例を紹介したいと思います。
外国に興味を持つ人は、日本と比較した国際的なテーマを研究することもあります。
例えば、食文化の違い、人口の違い、教育の違い、治安について。
実際に留学をして研究する人もいます。
日本も国際的になってきた現代。
各国の料理の専門店を見かけることも珍しくなくなってきました。
東京オリンピックを機に、よりいっそう日本に興味を持つ外国人が多くなることも予想されます。
社会学部の学生の中には、メディア関係の研究をする人も多いです。
社会においてメディアは切り離せない分野でもあるからです。
近年のSNSブームを受け、SNSについて研究する人、
ドラマやアニメ、お笑いにおける社会的影響について研究する人、
音楽におけるCDからダウンロードへの変化について研究する人、
昭和・平成・令和への時代の流れにおけるメディアの変化について研究する人など、様々です。
心理学も社会を研究する上で深く関係している分野です。
ひと昔前より理解を得られるようになってきた「整形」「LGBT」などを心理学的側面から研究したり、
インターネットの発達により変化してきた承認欲求の満たし方、
草食男子ブームにおける女性の価値観の変化など、人間の心理と社会的影響・変化を題材にする人も多いです。
社会学部は、資格を活かした職に就くというよりは、学んだことは各方面で活かせるため、就職先は幅広くなっています。
メディアに興味がある人は、新聞社・テレビ局・ゲーム制作会社。
国際分野に興味がある人は、旅行会社やホテル業界。
社会そのものを変えていきたいと思っている人は、官公庁をはじめとした公務員や教育関係。
このように、自分が興味を持つ分野に就職する人が多いようです。
マーケティングや企画なども社会学部で学んだ知識を活かすことができるでしょう。
社会学部は就活で不利と言われることもありますが、あらかじめ資格を必要とされていない限り、新卒採用においてスキルを求められることは多くありません。
自分が社会学部で学んできたことを存分にアピールすることができれば、決して不利ではありません。
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