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リーマン・ショックから見る、景気と就活の関係

 

 

新型コロナウイルスの影響で企業の経営が悪化したことによる、内定取り消し問題が話題となっています。

 

今年や来年以降の就活もどうなるか分からないのが、実際のところです。

 

内定取り消しの増加や内定率の低下が著しい年(一定期間)を「就職氷河期」という呼び方をしますが、

 

これから就活が待っている大学生のみなさんは、これから就職氷河期が訪れるのではないかと不安に思っていることと思います。

 

これまでにも「就職氷河期」と呼ばれる時代がありました。

 

近年、就職氷河期と言われたのは、「リーマン・ショック」の影響を受けた時期でした。

 

リーマン・ショックと新型コロナウイルスでは状況が違いますが、そもそも、景気と就活がどのように関係しているのか。

 

リーマン・ショックを例にして、見ていきたいと思います。

 

目次

リーマン・ショックとは?

 

リーマン・ショックとは、2008年の「リーマン・ブラザーズ」という銀行の経営破綻、

 

そして、その後の株式市場の大暴落のことを指します。

 

「リーマン・ブラザーズ」は全米4位の投資銀行でした。

 

そんな誰もが知る銀行が経営破綻したことにより、

 

「他の大手の銀行も同じようになるのでは?」

 

「リーマン・ブラザーズの取引先も経営破綻してしまうのでは?」

 

というような不安が連鎖し、世界的に株式市場が大暴落してしまったのです。

 

日本の平均株価は、2007年10月には14,198円でしたが、リーマン・ショック後の2009年3月には6,469円まで暴落しました。

 

リーマン・ショック後の就活

 

リーマン・ショック以前は売り手市場だった就活も、リーマンショック後は買い手市場へ変わり、就職できない学生が増えました。

 

そして、2010年~2013年卒業の大学生の就活は「就職氷河期」と呼ばれるようになりました。

 

その後、日本の平均株価は、2012年11月頃から上昇していき、

 

2015年6月には20,000円台、2016年9月には16,000円台にまで回復。

 

だんだんと内定率も回復し、売り手市場と言われるようになってきたのです。

 

新型コロナウイルス問題が出てくるまでは、現在の就活も売り手市場といわれていました。

 

 

 

 

株価と就活の関係

 

そもそも、株価が下がるとなぜ就活に影響するのでしょうか?

 

企業の注目度や業績が上がると、その企業の株を買う人が増えます。

 

逆に、不祥事があったり、業績が下がると、そのまま株を持っていても損になってしまうので、売る人が増えます。

 

企業の収入が下がると、赤字になってしまうため、コストを抑える必要があります。

 

そのコスト削減の一環として、新卒採用にかけるコストを削減するという選択をする企業もあります。

 

新卒採用には大きな手間とコストがかかります。

 

就活生向けのイベント・説明会、人事担当者や役員のスケジュール管理に始まり、広報等も含め、数百万、数千万円単位でお金が動きます。

 

特に大手企業に比べて内定承諾率が低い中小企業とって、新卒採用はある意味リスクともなり得るのです。

 

今後の就活はどうなる?

 

新型コロナウイルスはリーマン・ショック以上に景気に影響を及ぼすとも言われていますが、就活にどのような影響を及ぼすかは、現段階でははっきり分かりません。

 

また、内定取り消し問題が話題になっていますが、景気(株価の暴落)がすぐ就活に影響するとは限りません。

 

リーマン・ショックの時も、翌年から内定率が下がり始め、内定率が1番悪かったのは2012年(4年後)でした。

 

そして、開催延期にはなってしまいましたが、東京オリンピックの開催も予定されています。

 

このような状況の後での開催のため、どうなるかは分かりませんが、一般的には、オリンピックの開催がもたらす経済効果は非常に大きいと言われています。

 

オリンピック効果で景気が回復すれば、内定率も回復するかもしれません。

 

どちらにしても、Web上での会社説明会や面接を実施している企業も多い今、

 

その企業がこのような事態の中でどのように対応しているかを見ることができるということは、企業を選ぶ上でも参考になるのではないでしょうか。

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