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料理レシピにはどの材料を何g使うか書かれています。
それと同じように、化学物質を元素記号で表し、構成元素の種類や数や数の比をあらわした式を「化学式」と言います。
材料名以外にどれくらいの量が含まれているかも示されているのです。
化学式を覚える前に、まずは元素記号を覚えなければ、化学式は理解できません。
そのため、まずは元素記号をしっかりと覚えることが重要です。
周期律表を「水兵リーベ」などと唱えて覚えるのが一般的でしょう。
「水兵リーベ」以外でも、縦の列である族も、語呂合わせのようにして覚えやすかったりおもしろい独自の言葉や文章を考え、それを唱えて楽しく覚えている高校もあります。
化学系の科目では複雑な化学式も出題されますが、最低限覚えておきたい基本的なものは次の通りです。
覚える時のコツは、意味を理解しながら覚えることです。
例えば、二酸化炭素は、炭素原子1つに酸素原子2つが結合しているから二酸化炭素という名称になっています。
化学式の名称は研究者たちが覚えやすくするためにつけられたものなので、名前と関連付けて覚えると理解しやすく、覚えやすくなるでしょう。
単体の化学式では、水素のH2や窒素のN2や酸素のO2、塩素のCl2や水のH2OやアンモニアのNH3、二酸化炭素のCO2は基本中の基本なので、すべて覚えましょう。
基本的な有機物脂肪族の化学式も、覚えておきたいです。
ベンゼンの化学式は、C6H6です。
また、大学入試で頻出されている化学式に、硝酸のHNO3やリン酸のH3PO4や硫酸のH2SO4が挙げられます。
これらは、30年以上前に大学入試を受けた人でも、いまだに覚えているそうです。
それくらい大事だということの証でしょう。
栄養系の大学なら、単糖類のC6H12O6辺りも覚えていて損はしません。
入学後もなにかとついて回ります。
酢酸のCH3COOHも栄養学部などの食品関連の学科や薬学部ではよく出て来ますし、入学後もなにかと使うことが多い化学式です。
塩化物や酸化物や硫化物、水酸化化物や硫酸塩やリン酸塩を覚えるのは、暗記するというよりは陽イオンと陰イオンの電荷の和がゼロになるように、数の比で組み合わせて作れるようにすれば大丈夫でしょう。
酸化物の場合は、酸化ナトリウムはNa2O、酸化マグネシウムはMgO、酸化アルミニウムはAl2O3です。
酸化とくれば酸素のOを合わせて、後は陽イオンと陰イオンの数合わせだけです。
硫化物は硫化ナトリウムがNa2S、硫化アルミニウムがAl2S3なので、これも硫化とくれば硫黄のSと覚えておいて、陽イオンと陰イオンの数合わせをすればいいのです。
硫化の「硫」と言う字は硫黄の硫だということは、すぐにわかるでしょう。
水酸化化物は、水酸化ナトリウムはNaOH、水酸化カルシウムはCa(OH)2です。
水酸化化物のOHを覚えていれば、あとは陰イオンと陽イオンの数合わせで出来るでしょう。
同様にリン酸塩の化学式は、PO4です。
リン酸カルシウムは尿路結石の原因となる物質なので、医学部や看護学部などの医療系学部の学生は覚えておいて損はしません。
リンがPでそれに酸素が結合しているので、リン酸カルシウムの化学式はCa3(PO4)2となります。
もし試験本番などで忘れてしまったとしても、意味が理解できていれば導き出せるでしょう。
忘れてしまった時は、文字をよく見て落ち着いて考え、リン酸を導き出して陰イオンと陽イオンの数合わせをすれば大丈夫です。
周期律表はゴロ合わせで楽しく覚えてしまいましょう。
導き出せるものは、暗記ではなく理解することが重要です。
専門的になればなるほど複雑な化学式が登場します。
その度に新しい化学式を覚えなければならない、と考えるのではなく、先ほど挙げた基本的な化学式を理解していれば、新しい化学式が登場した時や覚えていたはずの化学式を忘れてしまった時でも構成を考えれば対応できる、と考えましょう。
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