就活面接での大学留年の理由の具体的な答え方

当サイトでも、これまでに大学留年における就職活動への影響については何度か取り上げてきました。

一般的には、大学を留年するとマイナスな印象にはなりますが、そこまで大きな心配はいらないと考えています。

それよりもむしろ、その留年という経験をどう言語化するかというのが大切です。

今日は、就職活動の面接での留年の理由の答え方について詳しく解説します。

どう理由を説明したらいいかわからない…

プラスに持っていくやり方が思いつかない…

このような学生はぜひ最後までお読みください。

【面接での答え方によっては留年はマイナスになる】

大学を留年することは学生であれば避けたいことですが、起こってしまうことはあります。

そこで面接官にどう説明をするかが大切で、ここでの答え方を誤るとマイナスになります。

例えば、嘘をついたり、他責にしたりすることです。

誰にでも留年をした理由はあるはずで、遊び呆けてしまい授業に出なかった、勉強しなかったなどそれ自体は変えることのできない過去ですのでどうしようもありません。

また、教授の教え方が悪かったから留年した、親が朝起こしてくれなかったなど他責にするとかなり印象は悪くなります。

過去を見つめ直し、その失敗から何を学んだのか、これを伝えることで留年はプラスに働く可能性があります。

【面接での大学留年の理由の伝え方】

では、どのように伝えたらいいのかご紹介します。

回答をする際は、下記の流れを意識して文章を組み立てます。

結論→エピソード→改善策→入社後の取り組み

結論：まずは最初に何を伝えたいのか結論を述べることでわかりやすくなります。

「趣味に夢中になってしまい生活リズムが狂ったため、朝の授業に出られなかった」

エピソード：留年して気づいたことや学んだことを伝えます。

「趣味自体は悪いことではないがメリハリをつけること、また自己管理をしっかりすること」

改善策：どう改善していくのか伝えます。

「時間や曜日を決めて趣味に時間を使う。趣味はあくまでも勉強（仕事）の息抜きである。まずは生活習慣を整えられるよう健康を意識する」

入社後の取り組み：入社してからその経験をどう活かすかを伝えます。

「社会人になったら今まで以上に責任感を持ち、自己管理を徹底し、失敗を未然に防ぐ。趣味に没頭しすぎないよう物理的な距離を保つ」

など、このような感じで説明します。

まとめると、

「趣味に夢中になってしまい生活リズムが狂ったため、朝の授業に出られなかった
趣味自体は悪いことではないがメリハリをつけること、また自己管理をしっかりすること
時間や曜日を決めて趣味に時間を使う。趣味はあくまでも勉強（仕事）の息抜きである。まずは生活習慣を整えられるよう健康を意識する
社会人になったら今まで以上に責任感を持ち、自己管理を徹底し、失敗を未然に防ぐ。趣味に没頭しすぎないよう物理的な距離を保つ」

これをうまく文章としてつなげ、自然な回答にします。

≪面接官のタイプを把握することも重要≫

そして、面接官といってもいろんなタイプの人がいます。

社交的でお話が好きな人や論理的な人、受け身型の人もいるでしょう。

要は、相手を見て後出しジャンケンをすることです。

相手がグーなのにこちらもいつもと同じようにチョキでは意味がありません。

例えば、社交的な面接官であればこちらの回答によく反応してくれいろいろ聞いてくるかもしれません。

でも、これはたくさんこちらが話したから相手にいい印象を与えられたとは限らず、あくまで簡潔に必要なことだけを伝えること。

受け身型の面接官の場合、相手の反応は薄いかもしれないので、相手の振りを待つよりもこちらからある程度積極的に話を続けてもいいかもしれません。

面接官のタイプを察知するのは容易ではありませんが、少し話しているとわかってくるものですし、相手の立ち振る舞いなどからも読めたりします。

【まとめ】

今日は、就職活動の面接での留年理由の答え方についてでした。

どう説明するかでその経験の意味が変わってきます。

今日の内容を参考にあなただけの理由を考えてみましょう。