大学物理学科生は読書力を軽視してはいけない

「読書力」というと、文系の学生をイメージするかもしれません。

しかし、大学物理学科のような理系の学生にも非常に大切な要素になります。

特に、物理学科のような数学や物理を学ぶ学生です。

今日は、大学物理学科の学生にとっての読書力について解説します。

ぜひ参考にしてください。

【そもそも「読書力」とは何か】

「読書力」という言葉を聞いて、あなたはその意味をしっかり口で説明できるでしょうか。

読書力というのは、書物を読みこなす力ですが、具体的には、文章内容を正確に読み取り、その内容を解釈、熟考して自分の意見をまとめて論じたり、問題解決をする能力をいいます。

また、読書力は、何も書物だけでなく日常的な他者とのコミュニケーションにおいて相手の伝えたいことを把握し理解する力でもあります。

当サイトでも、大学生は読書をするべき、読書力を鍛えることにはいろんなメリットがあるとご紹介しており、日本の教育現場でも読書の重要性はよく伝えられています。

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【大学物理学科生にとっての読書力】

なぜ物理学科の学生に読書力が必要なのか順番に解説します。

≪抽象的な物理学≫

物理学や数学というのは、基本的に話を抽象的に進めます。

抽象的という言葉はややネガティブな印象かもしれませんが、それにはそれなりのメリットがあります。

読書力を鍛えることで、言葉の意味を補う想像力を向上させられます。

物理の教科書を丁寧に読み、しっかり理解する、これが基本であり大切です。

読書力が低い人の特徴として、大切な部分のみに集中し、読み飛ばすクセがあります。

この方が楽ですし時間はかかりません。

教科書に書かれている公式はどのような意図があり、どのように活用するのかなどを想像しながら読むことです。

≪考える力≫

考える力はどの学問においても欠かせません。

物理など理系では特に考える必要性は大きいです。

公式や説明を読んで考える、想像することで学びの深さが向上します。

読書をすることで常に次のシーンを予想したり、本の意図を自分なりに設定してみたりします。

最初は意識して考えることを行いますが、本を読んでいくうちに自然と考える力は身についてきます。

≪脳トレ≫

人間は筋トレをすれば体に筋肉がつきますし、ピアノをすれば指先の神経が器用になります。

読書でも同じことで、本を読むことで脳が成長します。

本の知識や読む体験があなたの脳をいい意味で変化させ、脳機能を向上させます。

脳の専門家によると、人の脳をMRIなどで調べるとどのような分野に長けているかが見えてくるとか…。

読書をすることで頭がよくなり、それはあなたの将来の財産にもなるでしょう。

【まとめ】

今日は、大学物理学科の学生に向けて読書力について解説しました。

日頃から本を読んでいる人はいいですが、その習慣がない人は意識して読書をすることで物理学科での勉強にもいい影響を与えることになるでしょう。

読書力が足りないとそれは物理学科での学びの意欲低下にもつながります。

誤解や読み落としが多くなりわからなくなる、そして面白くない、やる気が低下します。

そうならないためにも、物理学科の学生は今日から読書を実践してみましょう。