お気軽にお問い合わせください

勉強コラムの最新記事!
「必修単位を落として留年になった…」
「留年の危機がある…」
など、留年する際に学生が気になるのはその費用です。
今日は、大学留年にかかる費用や留年中の過ごし方などについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
留年には半学期や1年間などがありますが、当然、留年した際は、その分の学費がかかります。
一般的には、留年した分、1年間なら1年分の学費を支払いますが、詳細は大学によって異なります。
大学によっては、〇単位以下なら半分、△単位以上なら20%減など割引制度を設けているところもあり、必ずしも1年分支払わなければいけないというわけではありません(詳しくは後述します)。
例えば、名門・早稲田大学の場合、不足単位数が4単位以下なら学費は半分になり、5単位以上20単位以下なら30%減になります。
日本の大学の学費は高いので、少しでも安くなるのは嬉しいです。
その他にも、留年時には以下の費用がかかることが多いです。
・図書費
・学会費
・教育環境整備費
など
全額払う場合など、留年時の学費に関しては納得できないという声もありますが、授業だけでなく大学に在籍していることに対してお金を支払うので仕方ないことでもあります。
どのくらいの単位を落として留年するかは、学生により異なります。
必修科目の1単位だけ落として留年になったケースもあるでしょうが、その場合でも、学費は満額かかります。
大学の学費は先に述べた通り、在籍するためにかかる費用ですので単位数は関係ありません。
かなりもったいないような気もしますが、決まりですのでどうすることもできません。
学費の割引制度については少し触れましたが、実は、留年時の学費を軽減するいくつかの方法があります。
これを知らないと軽減できたとしても全額支払うことになるので、ぜひ知っておきましょう。
各大学によって名称は異なるかもしれませんが、これはいわゆる早稲田大学のように単位数によって割引になる制度のことです。
すでに触れていますので詳しい説明は省略します。
単位数の条件は大学によって異なるので、各自しっかり調べてください。
大学の卒業式は基本的に3月など春の時期ですが、大学4年の場合は半学期のみ留年して9月卒業が可能です。
半学期のみですので、当然、授業料も半分になります。
自分の不足単位数を確認しながら、9月卒業はできるのか大学側に確認してみましょう。
もし、自分の不足単位数が前期だけで取られるのであれば、後期学期を休学にするのも1つの方法です。
休学にすると一般的には在学費のみの支払いになるので、余計な学費を支払う必要はありません。
全くゼロにするのは無理ですが、少しでも軽減できるのはメリットです。
一般的には国公立大学の場合は無料、私立大学でも10万円程度です。
休学する際は、いろんな手続きがあるので期日までに間に合うようにしっかりと準備しておきましょう。
留年した際の学費は決して安いものではありません。
その学費の支払いは、学生の親が支払ったり、学生自身がアルバイトなどをして支払ったりといろいろなパターンがありますが、学生は誰が支払うのかを親としっかり相談してください。
留年した事実を知られたくないからと黙っていてもいずれバレるので、今後の学習の改善を含め誠意を持って伝えましょう。
次に、留年した際の奨学金についてです。
一般的に留年をすると奨学金は止まりますが、奨学金には大きく
・給付型の奨学金
・貸出型の奨学金
の2種類がありますので、それぞれの詳細を確認します。
給付型奨学金は、給付される奨学金ですので返済の必要はありません。
留年をした場合、支給が続くかどうかは奨学金の規定によります。
学業成績や出席状況など特定の条件を満たさなければいけないことが多いです。
給付型奨学金では、一定の学業成績を満たすことを前提としているため、留年はその条件を満たさないことになり、奨学金がストップしたり、将来の支給資格を失う可能性があります。
また、仮に、留年の理由が健康の問題や家庭の問題などの場合は、特例として支給が続くことがありますので、その際は必要に応じて証明書類を提出します。
貸与型奨学金は、給付型とは異なり、返済が必要な奨学金です。
これも奨学金の種類や支給条件などにより一概にはいえませんが、一般的には、留年をしても支給は続くことが多いです。
例えば、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金では留年した学生でも一定の条件下でその支給を続けられることがありますが、支給期間の延長が必要になる場合があります。
各自、奨学金の規定をしっかり調べ、必要に応じて問い合わせをするなどして対応しましょう。
ここまで、大学を留年すると学費などどのくらいのお金がかかるのか、その免除措置はあるのか、などについて解説しました。
ここではお金ではなく留年後の対処についてです。
まず、単位不足で進級できなかった場合は、再度授業を履修し、その単位取得に励みます。
卒業できなかった場合は、授業を真面目に受けるのはもちろん、4年間の有効期限がある学生証の更新手続きを行わなければいけません。
手続き方法は大学により異なるので各自調べてください。
そして、内定が決まっている学生は、企業にその旨を伝えて内定を取り消してもらう必要があります。
変に誤魔化すのではなく事実を説明します。
また、学生によっては留年したけれどもその結果に納得がいかない場合もあるでしょう。
その際は、教授や大学側に話をしてみてください。
不服申し立てができることがあるので、その可能な期間を調べて行います。
大学留年中の過ごし方も、学生はぜひ知っておきます。
それが、今後留年を避けるためや大学の成績にも影響するでしょうし、学生の中には疎かにする人も少なくありません。
留年中は、年下の学年の学生と過ごすなどデメリットもありますが、最も大きな壁なのがやはりモチベーションの維持でしょう。
留年をしてしまうといろんな要因からどうしても学習への意欲が低下してしまい、留年を繰り返したり、卒業をするのがギリギリ、ということがあります。
中には完全に挫折してしまう人もいます。
留年には、「失敗」という印象が強いですが、そう思うと悲観的になりがちです。
そうではなく、リセットと認識して、新たな道を歩き始めます。
これが人生の節目になるかもしれません、将来、「あんなこともあったな」と笑いながら思い返すこともあるでしょう。
大きな目標、例えば「卒業」。
卒業は確かに最終目標かもしれませんが、人間は遠い目標や大きなものにはなかなか実感が湧かず、モチベーションを維持できないことがあります。
それを避けるため、小テストや定期試験、レポート課題、毎回の授業での理解度などでもいいでしょうが、小さい目標を作ることが大切。
それを達成する度に自信がついてきます。
留年を挫折や失敗と捉える人は、もうそれ以上落ちる場所はない、とだけ覚えておきましょう。
あとは、上に這い上がっていくだけですので、今は歯を食いしばって耐えます。
そうすれば、徐々に人生は上向きになっていきます。
いかがですか?留年中のメンタル管理は非常に難しいですし、大学生という年頃の年齢にとっても高い壁です。
モチベーションが落ちること自体は誰にでもありますし、留年をすると誰もが感じることです。
要は、そこから立ち直りが早いか、遅いか、又は戻ってこれないかです。
どうしても難しい場合は、留年が持つメリットに注目してみるのも1つの方法です。
例えば、年下でも新たな人間関係が築かれる可能性がありますし、親友や恋人などもできるかもしれません。
自己管理についても見直すいい機会で、社会人になってから気づいても正直、厳しいものがあります。
大学生である今でよかった、ということです。
いかがでしたか?今日は、大学を留年した際にかかる費用やその後の心得などについてでした。
大学生は留年しないことに越したことはありませんが、たとえ留年してしまっても学費のことをしっかり把握しておき、免除措置など適切に行動したいものです。
では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回も大学生に役に立つ情報をシェアしますので、楽しみにしておいてください。
※この記事は2025年6月に編集しました
大学生の単位取得をサポートするための個別指導を提供しています。
大学や生徒のレベルに合わせたカスタマイズされた学習プランで、単位取得を効果的にサポートします。
生徒とのコミュニケーションを大切にし、彼らの学習の進度や状況を把握することで、適切なサポートを提供できるよう努めています。