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大学を留年したら、心配になるのが「奨学金」です。
実際、奨学金をもらって大学に通っている学生はとても多く学生にとって疑問の1つだと思います。
今回は、そんな留年した際の奨学金の注意点について紹介します。ぜひ参考にしてください。
どれくらいの大学生が奨学金を利用していると思いますか。
日本学生支援機構の2016年の「学生生活調査」によると、大学学部では48.9%、大学院修士課程では51.8%、大学院博士課程では56.9%という数字が出ています。
4年制の大学でも約半分が奨学金を受けていることになり、思っていたよりも多い数字かもしれません。
その中で経済状況や体調不良など何らかの理由で大学を留年することも考えられ、その時気になるのが受給している奨学金についてです。
どの奨学金をもらっているかによりますが、ここでは日本学生支援機構のケースを紹介します。
奨学金を受けている学生が留年すると、まず1年間の休止状態になり進級後に再度貸与になります。
多くの学生が心配する留年すると打切りということはないので、ひとまず安心です。
進級したらまた貸与が始まりますが、いくつか注意点があります。
進級してから再度奨学金を貸与したい場合は、「奨学生学修状況届」を提出する必要があります。
これには出席状況や単位習得状況などを記載し、受け取られてから再度貸与が始まります。
もし学力が足りなく留年した場合は、奨学金の貸与はされません。
この場合、進級するまで奨学金はもらえないので注意が必要です。
4年で留年した場合、奨学金の貸与年数は4年なので貸与はもうありません。ここからは返済が始まります。
しかし、「在学届」の書類を大学側に提出することで返済の猶予を伸ばすことができます。
これを忘れると大学生でも返済が始まるので気をつけてください。
これも返済に関連することですが、大学を卒業後奨学金の返済がスタートしてからどうしても返せないという時には猶予の申し込みが可能です。
給与明細などを日本学生支援機構に提示し猶予を希望します。最大で10年まで返済を待ってくれます。
これは大学在学中はできないので、あくまでも卒業後の話です。
今回は、大学を留年した際の奨学金についてでした。
ここで紹介したのは日本学生支援機構の奨学金です。どの奨学金をもらっているかによって異なるのでまずは自分の奨学金の種類について把握しましょう。
その上で、留年時の奨学金の注意点などを確認して適切な行動をとります。
現在、奨学金をもらっていて留年の可能性がある学生はまず留年を避けられるように対処することです。どうしても仕方ない理由があれば別ですが、改善できるものなら未然に防いだ方がいいです。
当サイトでは、大学での勉強方法などの情報も発信しているのでぜひ参考にしてください。
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
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