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大学中退後の編入は可能?編入のメリットと注意点を解説

大学に通っていて他に何かやりたいことが見つかったり、進路が変わったりすることは時にあると思います。

そこで中退をするわけですが、将来どうなるかは誰にもわかりません。

人によっては、中退したことを後悔したり、また大学に行きたいと思うことがあります。

そこで今日は、大学を中退した後の編入はできるのか、編入をするメリットとその注意点について詳しく解説します。

すでに大学を中退した人や中退を検討している人などはぜひ最後までお読みください。

目次

【大学中退後でも編入は可能!】

さっそく、本日の結論になりますが、基本的に大学を中退してもそれが除籍や放校でない限り、編入は可能です。

中退前に取得した大学の単位も残っているためそれを活用できます。

中退した時はいろんな目的や夢があり、それを決断するわけですが、述べた通り、人生は何が起こるかわかりません。

中退後の目標達成に大学での勉強が必要になるというケースもあるでしょうし、誰にでも可能性があるのは嬉しいです。

【大学編入のメリット】

大学に編入するメリットを順番に解説します。

≪取得済み単位を活用できる≫

これは述べた通りで、中退前に取得した単位は基本的に残っているので大学を卒業するまでの期間を短縮できる可能性があります。

単位を一から取り直すのは結構大変です。

≪大学を選べる≫

編入するわけですから、好きな大学を選べます。

その大学でしか学べない学問があるかもしれませんし、受験時に行きたかった大学への再挑戦もできるかもしれません。

≪目標に向かって努力できる≫

編入するという大きな目標があると人間は努力を惜しみません。

その努力というのは将来きっと人生の糧になります。

目標自体ない人は少なくなく、目標に向かって頑張る人はとてもかっこいいです。

【大学編入の試験枠】

大学編入には、一般的に3つの試験枠があります。

通常枠、推薦枠、社会人枠、それぞれ順番に解説します。

≪通常枠≫

通常枠は面接や小論文が重視される試験で、受験科目が少ないのが特徴です。

編入試験で最も一般的なタイプです。

≪推薦枠≫

系列の短期大学や以前の大学の学部長に優秀と見なされた場合に推薦枠になります。

推薦枠として選ばれるのは容易ではありませんが、知っておきましょう。

≪社会人枠≫

大学を中退してから一度社会人として働いた人のための試験枠です。

以上3つですが、どの試験枠にも志望理由書や面接があります。

志望理由書では、大学(学部も)を選んだ理由を明確に書き、将来の目標にどのように関連しているかも伝えられるとさらにいいです。

面接は対策が難しいですが、するのとしないのでは大きく異なるのでしっかり準備しておきましょう(後述します)。

【大学編入試験の内容】

大学の編入試験の内容は主に、筆記と面接です。

筆記試験では語学と専門科目で組まれていることが多く、語学は主に英語の読解力を問うような長文読解です。

これを苦手とする人は結構多いので、しっかり対策をしておきます。

専門科目は編入後の授業にしっかりついていけるかを確認するものですので、一般的にはその学部で学ぶ内容から出題されます。

また、理数系以外の学部では小論文が出題されることもありますので気をつけます。

面接試験では、なぜこの大学・学部・学科を選んだのかや編入後の過ごし方や目標などを聞かれることが多いです。

論理的に簡潔に述べることが重要で、練習相手を見つけて準備すると効果的です。

友人や家族などになるでしょうが、お金を払って誰かにお願いするのも緊張感がありいいかもしれません。

≪面接試験でのポイント≫

しっかり筋道を立てて内容を伝えることがポイントですが、その大学でしか叶わないことをうまく伝えられると印象アップでしょう。

これは難しいですが、要は、面接官や大学としては、「その理由なら他でもいいのでは?」と思ってしまうとやはり印象はいいとはいえません。

A大学でしか実現できないような理由や目的があれば、きっとあなたの面接での評価は高いでしょう。

大学でのカリキュラムや授業、資格、学部学科の特徴などをよく考えて、導き出しましょう。

 【大学中退後の編入の注意点】

ここからは、大学を中退した後の編入時の注意点について解説します。

≪編入試験の難易度は高め≫

編入で大学に入るために試験を受けるわけですが、これは一般入試よりも難しいことが多いです。

一般入試よりも基本的に募集人数が少ないので倍率が上がります。

これが難関大学になれば尚更です。

≪単位修得証明書を用意する≫

編入する大学によって詳細は異なりますが、単位修得を証明するために単位修得証明書や成績証明書などの書類が必要になります。

これらは以前の大学で発行してもらえるのでもらっていない場合は問い合わせてみてください。

どんなに単位を取った事実があってもそれを証明するものがなければ有効にはなりません。

≪志望大学の編入条件を確認する≫

また、あなたの行きたい大学の編入条件をしっかりチェックしておくことも忘れないようにしてください。

大学によって条件は異なるため、知らなかった…では済みません。

例えば、大学によっては

「前の大学を2年まで修了し、60単位以上修得している」

「単位数は足りていても2年次からの編入」

などの条件があるので、志望大学の編入詳細を確認しておきます。

あと、自分の行きたい大学の編入試験日はいつか、入学金の納入なども押さえておきましょう。

試験日が早いのは国立大学の理系学部で、その後に医学系の学部の試験が始まります。

中でも比較的試験日が遅いのは農学系で、だいたい11月には試験が終了します。

これは国立大学の場合ですが、私立大学では9月頃から始まり翌年の3月まで続きます。

≪取得単位がそのまま認定されるわけではない≫

そして、単位ですが、編入をした場合、これまでに取得したもの全てが認定されるわけではないことも頭に入れておきます。

各大学の規定や審査がありますので、どのくらい認定されるかはケースバイケースです。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、大学中退者の編入に関する内容でした。

当サイトでは、大学編入についての情報を定期的に発信していますので、編入を検討している人はぜひ他の記事も参考にしてください。

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

※この記事は2025年4月に編集しました

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この記事を書いた人

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