大学生レポートで記号の使い方とは?

2018年05月01日

 

記号を正しく使った書き方とは?

 

レポートを書いていると他者の文章を引用するときなどに括弧を使うことがよくありますよね。

 

日本語には括弧の他にも文章中に使用する記号がたくさんあります。

 

大学生がレポートを書くのなら、記号を正しく使って恥ずかしくない文章に仕上げましょう。

 

国語で教えられた使い方とは違う、特有の表記の仕方もあるので確認してみてくださいね。

 

 

句読点って実は難しい?

 

みなさんは小学校の国語の授業で、句読点とは何かを学びましたよね。

 

今では当たり前のように読んだり、書いたりしている句読点ですが「句点」と「読点」を混同している人も多いとか。

 

「句点」は「。」マルのことで、文章の終わりを示す記号です。

 

そして「読点」は「、」テンと呼ばれる文章の区切りを表す記号です。

 

「読点」は読むときの間を置く点と覚えておくと間違いにくくなります。

 

まず「句点」について考えてみましょう。次のような場合は、どこに句点をつけたらよいと思いますか?

 

・前述で記載した通りである(P115)

 

正解はつぎのようになります。

 

・前述で記載した通りである(P115)。

 

このように文末に丸括弧で注釈がつく場合は、丸括弧のあとに句点を打ちます。

 

・前述で記載した通りである。(P115)

 

とは書きません。

 

さらに段落の終わりに丸括弧がつく場合は丸括弧の後にも句点をつけないことになっています。

 

またこのほか間違いやすいのは、カギ括弧を使う場合です。

 

・「昨日はどうもありがとうございました。」

 

・「昨日はどうもありがとうございました」

 

どちらが正しいでしょうか。正解は下の文です。

 

レポートでの正しい表記は、カギ括弧(「」)で囲まれた会話文に句点はつけません。

 

作文を書くときには、閉じる方のカギ括弧といっしょに句点をつけていたと思いますので、習慣で書いてしまう人がとても多くみられます。

 

ただし、段落の終わりでは、丸括弧があっても、カギ括弧で終わっても、最後に句点をつけることになっています。少しややこしいですね。

 

つぎに「読点」について考えてみましょう。

 

読点は文章の区切りを表す記号です。

 

したがって書き手の強調したいことによって打つ箇所が変わります。

 

誤って打つと意味が変わってしまうことがあるので、その点には十分気をつけて、相手が読みやすいように読点をつけるようにするとよいでしょう。

 

読点については、中点である「・」と混同しないように注意しましょう。

 

中点とは言葉と言葉を並列するときに使う記号です。

 

たとえば、「検査の前は飲み物・食べ物を控えてください」という場合のように、飲み物も食べ物もどちらもというようなときに使います。

 

読みの区切りではないので「飲み物、食べ物」とは書きません。

 

 

どちらの括弧を使えばいいの?

 

囲みの括弧としてカギ括弧(「」)と二重カギ括弧(『』)があります。この使い分けはどうすればよいのでしょうか。

 

レポートで使用するカギ括弧のほとんどは他者の著作からの引用する場合に使うことが主になります。

 

著作物からそのまま引用する場合はかならずカギ括弧で囲いましょう。

 

ただし、文章をそのまま使用せず、自分の言葉に置き換えたり、内容を要約した場合はカギ括弧で囲まないことになっています。また参考文献で論文名を記すときにもカギ括弧を使います。

 

二重カギ括弧で表すのは書籍。書籍を記すときはかならず二重カギ括弧で囲ってください。

 

そのほか、引用以外では意味を限定するときや特別な使い方をしているときなどはカギ括弧で囲んでもよいとされています。

 

 

疑問符って使ってもいい?

 

SNSなどで使うことの多い疑問符(?)や感嘆符(!)。

 

これらはレポートには使わないと覚えておきましょう。

 

特別に使うこともあるかもしれませんが、一般的には使わない記号です。

 

そのほかの記号、たとえばリーダーと呼ばれる記号(・・)は、省略を表したり、などという意味を持たせるためにしようすることができます。

 

コロン(:)は言葉の意味や用語の定義を記すとき、また引用文献の発行年とページを表すとき(2017:76など)に使います。

 

記号に限ることではありませんが、レポートに使用してよいものや書き方のルールは大学によって違うこともあります。

 

最近では、学校のホームページなどでレポートの書き方について詳しく説明している大学もあります。

 

そういったものをよく読み、指示に従って書くことが何よりも基本です。そして迷ったときは、どの教科でも構わないので、教科書になっている書籍をみてください。

 

そこに書かれている文章表記は一般的なルールで書かれたものがほとんどです。

 

とても参考になりますよ。

 

レポートは、作文や感想文と表記の仕方が違っています。

 

小説や物語とも違い、一定のルールに従って論理的に書くことが大切です。

 

記号の使い方はルールなので、覚えてしまえば難しいことはありません。

 

最初は慣れずに苦労することもありますが、卒業論文を書くころにはきっと、当たり前のことになって迷わず書くことができるようになっているはずです。