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大学生にとって尤も避けるべき事態となるのが「留年」です。
本来であれば四年で卒業できていたところを五年かけるというのは時間の無駄である以上に、学費の負担もかなり大きくなりますから留年をしたいと思う人は早々いないことでしょう。
ですが何の理由も無く大学が特定の学生に対して留年をさせるということは無く、そこには必ず何かの原因があります。
では留年の原因には何があるのかと言うと、まず原因の可能性として最も多いのが勉強不足です。
大学生が進級・卒業するためには事前に定められた単位を取る必要があり、例えば経済学部生ならミクロ経済学とマクロ経済学の講義で可以上の評価が必要、法学部生なら憲法と民事法、刑法で可以上の評価が必要といった具合です。
こういった単位が不足してしまうと大学側は「進級・卒業するだけの学習が出来ていない」と判断せざるを得ませんから、留年と言う結論になるわけです。
この対策としてはとにかくまず勉強をして、分からないところがあれば教授に時間を作ってもらってでも質問をするべきでしょう。
大学教授の中には「自分の研究の片手間として講義を開いている」という人もいるため、そういった教授に当たると時間を取ってもらえないことがありますが、教育熱心な教授であれば聞けば必ず答えてくれます。
そういった教育熱心な大学教授だと「質問をしてくれるほどの熱意がある学生ならわかるまで教えてやろう」と考える人もいるため、自分だけで勉強するよりも遥かに効率的です。
また別の原因としては出席日数の不足なども挙げられます。
自分で頑張って勉強をすれば、大学の試験であっても合格することは十分可能です。
しかし講義によっては最低出席日数を単位認定要件としていることがあり、我流の勉強だけしていて講義には全く出席しなかったということになると、単位を認定してもらえなくなるわけです。
ただこれについては初回講義や大学で配布されるシラバスに書いてあることがほとんどですから、事前に確認しておくべきでしょう。
そしてこういった原因とは別に、最も問題とされる原因があります。
それが熱意の喪失です。大学生になる前はキャンパスライフを夢見ていたのに、実際に進学してみると自分の思い描いていた理想とは程遠いものだったということで、大学に通う意義を失ってしまうのです。
これが原因となって留年をする大学生はそれなりにいるのが実情ですから、大学に進学するのであれば熱意を失わない何かを見つけるべきでしょう。
好きな講義を見つけるのでも良いですし、サークル活動をするのでも良いです。
ただ熱意を失っては留年することもあり得ますから、ここだけは忘れないでください。
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