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大学の試験期間はいつからいつまで?大学の試験について解説

大学の代表的な試験は期末試験でしょう。

他にもあり、試験がいつから始めっていつ終わるのかなど、大学の試験の特徴を把握していないという学生は少なくないと思います。

今日は、そんな大学の試験について詳しく解説します。

ぜひ参考にしてください。

目次

【基本的に大学の試験は年2回】

中学や高校は3学期制になっており、年に合計5~6回ほどの試験があります。

学校や地域によって呼び方は多少異なるかもしれませんが、一般的には「中間試験」と「期末試験」でしょう。

大学では、一般的に2学期制(前期と後期)を採用しているところが多く、学期末試験という形で年に2度実施されます。

高校までと比べてかなり少ないです。

また、大学の試験は高校までの中間試験や期末試験のような範囲の小さいものではなく、単位を取得するために非常に重要で、試験の結果によって留年や卒業に関わることがあります。

その学期で学んだ内容全てが試験範囲になることが多いので、勉強する内容もかなり広範囲になります。

試験方式は大学や授業によって異なりますが、一般的には通常の紙の試験やレポート試験などが挙げられます。

なお、最近では3学期制や4学期制を採用する大学も増えています。

≪3学期制(トリメスター制)≫

3学期制は、1年間を3学期にわける制度です。

一般的には、4月~7月下旬が1学期、9月~12月が2学期、1月~3月が3学期になります。

≪4学期制(クォーター制)≫

そして、最近、日本の大学でも取り入れるところが増えている4学期制ですが、これは1年間を4学期にわける制度です。

4月~6月上旬を春学期の前半、6月中旬~8月中旬を春学期の後半、9月下旬~11月中旬を秋学期の前半、11月下旬~2月中旬を秋学期の後半とするのが一般的です。

各学期が短くなるので、1科目を週に2~3回の頻度で受講します。

通常の前期後期制度よりも短時間でより密度の濃い学習が可能で、今注目の制度です。

授業の内容が濃くなるので、学生にとってはやや負担は増えるかもしれませんが、4学期制にはたくさんのメリットがあります。

例えば、4学期制にすることでアメリカなど海外留学がしやすくなります。

通常の前期後期制だと、3ヶ月間留学をしようとするとどちらかの学期の多くを犠牲にしていまい、結果的にその学期は日本で授業を受けることはできません。

しかし、この4学期制なら1学期が約2ヶ月半ですので、1学期を留学に使っても残りの3学期は普通に授業を受けることができます。

このように4学期制にすることで学生にとっての自由度が上がりスケジュールの調整がしやすくなるという特徴があります。

海外留学は4学期制の1つのメリットであり、留学に力を入れている大学では特にこの4学期制を採用する流れになっています。

【大学の試験期間】

大学の試験期間は、一般的に1週間ほどの「テスト期間」というものが設けられており、この期間には通常の授業は一切なく試験だけが行われます。

≪前期試験≫

大学の前期授業の期間は、だいたい4月から7月くらいで高校の一学期目に該当します。

中間試験という試験が6月1週前後にある大学が多いでしょう(2学期制の大学の場合)。

前期試験は、前期の授業が終わった後に行われ、前期の授業が終わる7月の2週目以降が試験期間になるところが多いです。

試験期間はあるものの、学生によって試験が終わる時期は異なるため、試験が終わった学生から順番に夏休みに入ります。

早い人では試験初日に終わることもあれば、最終日まで夏休みが始まらないという学生もいます。

いつ試験が終わるかは、学生個人が履修している授業によって異なるので、一概にここから夏休み、とはいい切れないのが現状です。

≪後期試験≫

後期の授業は、12月半くらいに終わります。

それからクリスマスや年末年始を挟み、1月8日くらいまで冬休みになります。

冬休みが終わったら再度授業が始まり、その後、1週間ほどの試験期間が設けられます。

私立大学では1月中旬に試験がくる傾向にあり、国立大学の場合は2月前半になるケースが多いです。

後期試験が終わってから、長い春休みに入ります。

こちらも前期試験と同様、いつ試験が終わるかは学生、履修する授業によって異なりますが、基本的には2月の初めくらいから春休みになることが多いです。

冒頭でも述べたように、大学の試験は高校までとは異なり試験範囲がとても広いです。

また、穴埋め問題は少なくほとんどが記述式になるので、一時的な暗記や理解では十分な試験対策にはなりません。

試験3日前などに焦って勉強をして結果が出るほど甘いものではないので、しっかりと対策する必要があります。

≪単位が足りない学生は夏期集中講座がおすすめ≫

夏休みの期間に、単位が足りない学生を対象にした集中講座が開講されることがあります。

この夏期集中講座を受講すると、他の学生よりも3~5日程度夏休みは短くなりますが、卒業するために必要な単位を取得できるというメリットがあります。

単位が心配な学生におすすめです。

短期間で集中的に学習するので、夏期集中講座は基本的に朝から晩まで授業があります。

≪落第した場合の最終手段「再試験≫

学期末試験で思うような結果が出ず単位を落としてしまえば、もう何もできることはないのでしょうか。

そこで最終的手段になり得るのが再試験です。

追試験とは異なり、ある一定の条件を満たす学生のみが単位を落とした科目の試験を再度受けられるものです。

ただし、あくまでも条件を満たした学生のみですので、誰でも受けられるわけではありません。

大学や学部などによって詳細は異なりますが、多くて1科目、また再試験の科目は決まっているなどの規則があることが多いです。

再試験についての詳しい内容については各自、大学や教授に聞いてみましょう。

【大学でいい成績を取るための勉強法】

より専門的な内容を勉強する大学では、高い理解力が求められます。

授業で学んだ内容をしっかりと頭に入れなければいけません。

勉強のポイントを順番に解説します。

≪予習復習が大切≫

これは基本で、復習はもちろんのこと予習もできればやった方がいいです。

授業で何を学ぶのか事前に自ら目を通しておくことで理解力が向上します。

先に述べた通り、大学の学期末試験の範囲は広いので日頃からコツコツと準備をしておかないとかなり苦労します。

≪過去問を入手する≫

あまりイメージできないかもしれませんが、大学の学期末試験の過去問があります。

主に同じ科目、同じ教授の授業を受けたことのある先輩などから試験問題をもらい傾向などを把握します。

全く同じ問題が出題されるかはわかりませんが特徴や傾向を理解しておくのは非常に大切なことです。

大学ではこのような情報収集がキーになることが多いので先輩など交友の輪を広げておきたいものです。

≪担当教授の著書を読む≫

大学の授業では担当教授の著書が教科書として使われていることも多く、論述式問題が出題されることの多い学期末試験対策として、教授の著書を読んでおくことも効果的です。

どんなタイプの問題を重要視しているのか傾向はどうかなどがわかると思います。

ここでは大学でいい成績を取るためのポイントを3つ紹介しましたが、他にもわからないことがあればその場で教授や先輩、友人などに質問をして疑問を解決しておくことも忘れないようにしてください。

授業スピードが早い大学では、どんどん取り残されてしまうので確実に解決していきましょう。

【アルバイトと試験を両立させるコツ】

大学生の中には、アルバイトをしている人もいるでしょう。

居酒屋やコンビニ、スーパーなどいろんな業種がありますが、いずれにしても授業の合間や放課後、週末などシフト制で勤務をしているはずです。

他に、登録制のような短期アルバイトをしている人もいるかもしれません。

ただ、アルバイトをするにしても試験期間など勉強をしなければいけない時は調整する必要があります。

そのために、まず大切なことは授業ごとの試験スケジュールを事前に把握しておくことです。

授業により試験日程は異なり、また学生によってもバラバラな大学ですので、自分でスケジュールを管理しておきアルバイトを休むなり、短時間勤務にするなりを伝えなければいけません。

そうしないとアルバイト側も急に休まれると迷惑になります。

もし、試験のスケジュールがまだわからないという場合は、なるべく余裕を持ったシフトにすることで、もしもに備えられます。

シフトの申請は多くが1ヶ月前や2週間前ですので、わからないこともあるでしょう。

大学生にとっては勉強が本業というのを忘れないようにしてください

または、そもそもシフト調整がしやすい、融通の効くアルバイトを探しておくのも有効です。

これからアルバイトを探す人や変更する人はそれを基準に選んでもいいかもしれません。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、大学の試験期間はいつからいつまでなのか、そして効果的な勉強法などについてご紹介しました。

大学での普段の授業の受け方や勉強のやり方など学習に関するポイントは他の記事でも取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

※この記事は2025年1月に更新しました

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この記事を書いた人

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生徒とのコミュニケーションを大切にし、彼らの学習の進度や状況を把握することで、適切なサポートを提供できるよう努めています。

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