大学のGPAって何?(基礎)

2018年04月05日

 

学生の学力を評価する際に用いられる基準は、1つに限られているわけではありません。

 

日本においては、学力といえば偏差値で判断されるものだと思われていますが、他の国でも偏差値で判断されているのかというと、決してそうではないのです。

 

もちろん、日本では偏差値の高さが評価につながるので、日本の大学を卒業した後、日本の企業に就職しようと考えている人の場合は、偏差値のことだけを意識していれば済みます。

 

しかし、たとえばアメリカに留学したいという希望を持っている人の場合は事情が異なるのです。

 

偏差値のことばかりを考えていると、留学することができなくなってしまう可能性があります。アメリカの大学に留学する上では、偏差値が重視されることはないのです。

 

偏差値の代わりに、GPAと呼ばれる数値が重要な役割を果たします。

 

【GPAとは】

 

GPAとは、Grade Point Averageを略したものです。

 

Averageという単語から予測できますが、一言でいえば、成績の平均値ということになります。

 

日本における偏差値とアメリカにおけるGPAとで何が違うのか、すぐには分かりにくいものですが、きちんと理解していないと留学を考える上では苦労することになるのです。

 

アメリカのGPAは、日本の偏差値とは異なり、学生の成績評価で重視されるだけではありません。

 

たとえば、大学を卒業してから就職する際にも、GPAが関わってくるのです。

 

このような点を見ると、アメリカにおいてGPAがどれだけ重要なものなのかが分かります。

 

もちろん、留学に必要な数値でもあるので、アメリカの大学に興味を持っている人は、しっかりと意識しておかなければなりません。

 

留学を本格的に考えるようになったときに初めてGPAを意識する、というのでは当然のことながら遅すぎます。GPAの数値は、いきなり上げることができるものではありません。

 

どのように学力を評価するかは、それぞれの国の歴史が深く関わっています。アメリカにおいても、現代になって突然GPAを採用したというわけではないのです。

 

長い歴史がある評価方法なので、そのシステムもしっかり整っています。どのようなものなのかを理解し、GPAを高める努力をしなければなりません。

 

すぐには高められないものである以上、じっくりと努力することが欠かせないのは当然です。

 

【留学に必要】

 

GPAが留学に必要ということが分かっても、どのくらいの数値になっていればよいかは分かりにくいです。

 

一般的に、3.0以上は必要だとされていますが、3.0を下回っているとしても、直ちに諦めてしまう必要はありません。正しい情報に基づいて考えるようにしないと、本当は留学することが可能なのに、自分の判断だけで断念してしまうことが出てきます。

 

GPAの数値が低くても、留学することができている人もいるのです。もちろん、数値が高いほど留学しやすくなるのは間違いないので、3.0を下回っている場合は留学が簡単ではないことを覚悟しなければなりません。

 

【GPAの数値を上げる】

 

GPAの数値を上げるためには、やみくもに勉強を頑張っているだけでは不十分です。

 

勉強に手を抜いていればGPAが上がらないのは当然ですが、正しい努力を続けていかなければ意味がありません。

 

まずは、GPAというシステムがどのように確立したのかを理解することが大切です。

 

どのような起源があるのかを知ると、日本の偏差値とは違ったものだということが分かり、数値を上げるために必要なことも見えてきます。

 

アメリカのGPAは、当然のことながらアメリカで発展してきたものです。また、留学に必要とされることからも分かるように、大学が関わっています。

 

日本は単一民族の国家ですが、アメリカは多民族の国家です。日本よりも遥かに早い段階で、留学生を受け入れる体制が整っていました。

 

履修する科目についても、選択制が導入されていたのです。

 

成績を評価する方法を定めるのは、簡単なことではありません。さまざまな試みをしながら、GPAという制度に落ち着いたわけです。

 

【GPAによる評価に対する信頼】

 

長い歴史を経て、GPAによる評価に対する信頼が高まり、大学内での成績、留学、就職など、あらゆる場面で重要な役割を果たすようになっていきました。

 

日本からアメリカに留学しようとするときも、このような歴史を踏まえてGPAの重要性を考えることが大切です。

 

留学に必要だから、という単純な理由で考えているのでは不十分だということは自明だといえます。

 

また、アメリカのGPAという表現がなされることが多いですが、日本においてもGPAを導入する大学は増えているのです。

 

したがって、留学に必要というだけの数値ではなく、日本で過ごす学生にとっても非常に重要なものになってきたことが分かります。

 

GPAの制度は、全ての学校で同じ基準になっているわけではありません。基本となるのは5段階の評定ですが、さらに細分化している学校もあるのです。そのため、同じくらいの学力であっても、学校によってGPAが高めになったり低めになったりします。