大学レポートを書く上での注意

2018年03月13日

 

大学の授業では、さまざまな場面でレポートの提出を求められるようになりますが、そもそもレポートとはいったい何でしょうか。

 

大学生として、レポートにはどういうことを書けばよいのかを具体的に解説していきます。

 

【レポートって何だろう】

 

レポートとは簡潔にいうと「根拠に基づいて、自分の主張を伝える文章力」のこと。

 

主張にはかならず、それを裏づける根拠がなくてはいけません。

 

いい換えると、根拠のない主張は、レポートにおいてはまったく認められないということです。

 

「たぶん~だ。」「きっとこうなるだろう。」「そうらしい。」というだけではレポートにならないということです。

 

 

【レポートが「調べ学習」にならないためには?】

 

大学生のレポートで時々みかけるのが「調べ学習」になっているレポートです。

 

自分はレポートを書いているつもりでも、「調べ学習」になってしまっているレポート。

 

せっかく一生懸命調べて書いたのに、読み手である先生に評価してもらえないと悲しいですよね。

 

実は、「レポート」と「調べ学習」には決定的な違いがあります。そこに注意して書かないとせっかくの努力を認めてもらえません。

 

みなさんは高校生のときに、理科や社会などで「○○について調べなさい。」という課題がでたことがあると思います。

 

たとえば、「徳川家康と江戸幕府成立について調べなさい。」というような課題ですね。

 

この「調べ学習」では、関ヶ原の戦いなどの歴史的事象や、家康についてのさまざまなエピソードなど、「事実」として残っていることをいくつもあげて文章にしていったと思います。

 

「調べ学習」では、資料から必要なことをみつけて書きだしていくことが大切です。

 

たくさんの資料をもとに事実を挙げていくため、文章のボリュームが多くなり、それだけでもかなりの達成感が得られます。

 

けれど、レポートは、この「調べ学習」をもとにして、自分の考えを導き出さなくてはいけません。

 

調べる作業だけでも、かなりの時間をとられるため、この段階で満足してしまうと、「調べ学習」で終わってしまう可能性があるのです。

 

「レポート」は、いわば「調べ学習」が課題のスタート。調べたことをもとに自分の考えをもつことから始まるということなのです。

 

レポートが「調べ学習」にならないためには、調べたことを自分の主張の根拠とするように書き進めていくことがとても大切です。

 

 

【レポートを書き始める前に】

 

課題について調べる作業が終わったら、次は構成を考えてみましょう。

 

「序論」「本論」「結論」の3部構成で書いていくのが一般的です。

 

「序論」では課題について、または課題の中のどのようなことについて主張をするのかを書きます。

 

つぎに「本論」で、自分の主張を根拠に基づいて説明をしていきましょう。

 

根拠はできるだけたくさん挙げてくださいね。

 

最後に「結論」では、「本論」で挙げた根拠から、自分がどのような主張をしたのかをまとめます。

 

 

【レポートを書くときに大切なことは?】

 

レポートを書くときに特に重要なことは次の5つです。

 

1.先行研究をもとにすること。

 

2.客観的に書き進めること。

 

3.参考文献をかならず記載すること。

 

4.文章の形式を統一して書くこと。

 

5.読んでもらう相手を意識してマナー守ること。

 

 

「先行研究」とは、自分の主張したいことについて、これまでに他の人が主張してきたことをいいます。

 

「レポート」は、それをふまえた上で、自分はどのように主張するかを示します。

 

先行研究は、レポートの中で引用することになりますが、引用するときには、「○○といわれているが」と書くのではなく、引用文を「」内に入れ、そのすぐあとに(著者名、発行年、ページ)を入れて書くというルールを守ってください。

 

かならず、自分の考えではないということを示してくださいね。

 

「客観的に書く」ということはレポートではとても重要です。

 

とくに文章中に「私は」ということは入れないようにしましょう。

 

参考文献リストの書き方にもルールがあります。

 

学問の分野によっては特別な書き方もありますが、そういった場合は最初に説明があるはずです。

 

一般的には次のように書きますので参考にしてください。

 

書籍:著者名、(発行年)、『書籍名』(訳者名)、出版社名、ページ

 

雑誌掲載の論文:著者名、(発行年)、「論文名」、『雑誌名』、巻・号、ページ

 

インターネット:参照ホームページ名、検索URL、最終検索日

 

文章の形式も統一します。「です・ます調」「~だ。」ではなく「である調」で書きましょう。

 

また、「でも」「だから」「なので」がレポートの文章の中に入っていることがありますが、これは正しい使い方ではありません。

 

「でも」は「しかし」、「だから」「なので」は「したがって」と書くようにしてください。

 

そして、最後にかならず読み直して、誤字脱字、改行の仕方におかしなところはないかをチェックしてくださいね。

 

学籍番号や氏名、所属や授業科目などが書かれているかも確認しましょう。

 

そして何よりも提出期限はかならず守ってくださいね。

 

大学生になるとレポートをたくさん書くことになりますね。

 

大学生のレポートは学術的な視点がとても重要です。レポートを書くことが何の役に立つのだろうと思うこともあるかもしれませんが、「根拠をもとに主張する」ということは、実社会でかならず役に立ちます。

 

そして書き方さえ覚えてしまえばレポートは難しくありません。

 

何度も経験していくことで上手に書けるようになります。