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大学での推薦組が抱える学力格差とその対策

 

現在、一般入試や学校推薦選抜、総合型選抜など大学入試の形は以前よりも多様化されています。

 

しかし、昔から懸念されていることの1つに「推薦組」の学力が挙げられます。

 

一般入試などいわゆる倍率の高い試験を突破して入学してきた学生と推薦で入学してきた学生の間には学力の差がある場合があるのです。

 

目次

【まず、学校推薦型選抜って何?】

「学校推薦型選抜」というのは、出身校の校長の推薦を受けないと出願できません。

 

また、大学が指定する評点平均など出願条件を満たす必要があり、誰でも利用できる制度ではなく、国公立大学ではほとんどのケースで専願ですが、私立大学の場合は併願が可能なケースもあります。

 

そして、学校推薦型選抜には、公募制と指定校制があり、公募制は出願できる高校に制限がなく大学が決める出願条件を満たし出身高校の校長が推薦をすれば誰でも受験可能ですが、その一方で、指定校推薦は大学が指定した特定の生徒のみ出願資格が与えられます。

 

指定校制の場合、人数に限りがあることが多いので、学校で多くの人が希望した場合、学内で選考が行われます。

 

そのため、選ばれると大学に合格する確率は高くなります。

 

≪学校推薦型選抜の選考方法≫

 

選考方法に関しては、書類選考、面接、小論文、学力検査などが一般的です。

 

高校での成績や活動状況など総合的に判断するのが学校推薦型選抜の特徴であり、一般入試など他の入試に比べて学力検査に重きを置いていないのが違いでもあります。

 

【大学での他学生との学力の差】

 

 

学校推薦型選抜の中でも、特に指定校制に関しては、やはり学力のある学生とそうでない学生とで大きく差が出てきてしまいます。

 

指定校制では、合格がほぼ確定されているようなもので落ちることは余程のことがない限りありません。

 

そのため、学力的に低くても大学に合格できて、大学に入ってから苦労するということがあります。

 

実際、これは大学側も問題視しており、私立大学によっては過半数がこの推薦やAO入試を利用しており、学生全体の基礎学力の低さが心配されています。

 

文部科学省の「大学入学者選抜関連基礎資料集」によると、2018年の私立大学での推薦入試は全体の40%程度であり、一般入試は47%少しと考えるといかに推薦組が多いかがわかります。

 

≪入学すると辞められない?≫

 

大学に入って、思った学部と違うなどの理由で大学を辞める人もいるかもしれません。

 

家庭の事情や経済的など様々な理由があり、大学を辞めざるを得ないこともあるでしょうが、基本的に指定校制では辞めることはできません。

 

できないというか難しいです。

 

なぜなら、高校と大学の関係性にヒビを入れることになるからです。

 

そのため、辞めたくても行かないといけない状況になります。

 

【推薦組の学生はどう対処すべきか】

では、推薦組の学生はどのように基礎学力を向上させたらいいのでしょうか。

 

これに関しては、今読んでいる保護者の方のお子さまはおそらくもうすでに大学生だと思いますので、大学以外でしっかり学習するしかありません。

 

基礎学力であるので、難しい大学の学問的な内容というよりは、数学的や国語的などその後の就職活動のSPIなど適性検査でも求められる内容です。

 

もし、まだ大学に入学していないのなら、指定校など推薦が決まってから入学まで時間がありますので、遊び呆けないでしっかり大学に向けて勉強をしておくことです。

 

受験が終わり最後の高校生活を満喫したいのはわかりますが、後で辛い思いをするのは子ども自身ですので大人として教えてあげましょう。

 

≪推薦組は学習意欲自体は高いという声も≫

 

実は、推薦組の学生は基礎学力自体は低いといわれることがありますが、学習意欲自体は高いと感じている教授も少なくありません。

 

また、受験期に一気に学習した人よりも高校3年間で安定的に勉強をして良い成績を収めた推薦組の方が長期的に頑張れるという見方もあります

 

推薦組だからダメではなく、受験が早く終わる制度上、高校での勉強時間がやはり短くなりやすい推薦組は基礎学力の定着にも時間を割けないので、心配な人はしっかり復習をして補っていくといいでしょう。

 

今日は、大学の推薦組の学力に関する内容でした。

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