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現在、理系学部に通っていて数学に苦戦している学生も少なくないと思います。
今回は、そんな大学数学についての話です。ぜひ最後までお読みください。
「数学」は一部の文系学部(学科)を除いて、文系であれば基本的にはあまり関わることのない分野です。
文系学生は理系学生ならみんな数学が得意と思っている人もいますが、実際は理系学生でも数学を苦手とする人は結構多いです。
もちろん、理系学部に進学しているのである程度はできますが、理系学生でも苦手意識を持っている人は意外と多いのです。
マイナビ 学生の窓口の理系の大学生男女に聞いた調査によると、なんと数学が「得意」と答えた人は全体の42,7%で、残り57,3%が「不得意」と回答しています。
実に半数以上が理系学生でありながら不得意と回答しており、この結果に驚く人も多いでしょう。非常に興味深い内容です。
「得意」と答えた人の理由は、「昔からの得意科目」「やっていて楽しい」など生粋の理系人という感じの回答が並びます。
また、超得意とは言わなくても「数学で特別苦労したことはない」など特に不得意とは感じないなどの理由もあります。
その一方で、理系学生なのに「不得意」と回答した人の理由で多いのは、「農学系なので数学は必要ない」「将来のために理系を選んだ」など必ずしも大学の理系=数学ではないことがわかります。
他にも、単純に「大学の数学は難しすぎる」などその難易度の高さに苦戦する人も多いようです。
理系には数学が必要な学科とどちらかと言うと理科系しか必要ではない学科があり、学生の中には化学や生物は得意でも数学は苦手とする人もいるようです。
大学数学が難しいとされる理由はいくつかありますが、その中でもやはり高校までの数学と比べて圧倒的にレベルが高くなることが挙げられます。
高校までの数学はある程度規則パターンに沿っていて、基礎的な内容と知識があれば点数を取ることはそこまで難しくありません。
しかし、大学数学はより複雑で専門的になり、解説を読んでも理解できないこともあるようです。
授業で学ぶ内容も濃く多いので、少し遅れを取るとあと返しのつかない状況になることも珍しくありません。
大学の教授はあくまでも研究者なので、解き方の工夫やコツなどテクニックを教えるのはあまり得意ではありません。というか、やる必要はないと言えるかもしれません。
それに比べて高校の先生や予備校の先生は、解法などノウハウを持ち合わせていることが多いので数学を学ぶ立場の人からするとわかりやすい!と感じると思います。
数学が人一倍得意という人なら大学でもいいかもしれませんが、苦手意識のある学生は大学の数学では苦労するかもしれません。
この他にも、大学では圧倒的に学習量が増えるので難しく感じるなどの理由もあります。
「数学」と言葉を聞くだけでいかにも難しそうですが、実際理系の学生もその多くが大学数学を苦手としているのです。
大学数学に遅れを感じている学生は、手のつかないことになる前にしっかり対処したいです。
今日は、大学の数学についてでした。
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