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大学の入学式に親は行くべきか、出席の割合は?【その他の注意点も】

大学は学生にとって最後の教育の場です。

その入学式は彼らにとって大切な日であり、その親にとっても非常に感慨深いものになるでしょう。

大学の入学式ですが、親の立場からすると一緒に行ってみたいと思うのではないでしょうか。

今日は、大学の入学式に親は行くべきなのか、出席の割合、行く場合の服装など注意点について解説します。

大学生の子どもの晴れ舞台、当然、親の立場としてはできることなら見てみたいでしょう。

目次

【大学の入学式に行くべきか迷う親は多い】

高校の入学式ならまだしも、成人年齢が18歳に引き下げられた大学生の入学式に親として足を運ぶべきか悩まれる人は多いと思います。

大学生はもう大人で、もちろん自分で大学に行けますし、責任も全てその子どもが持つことになりますが、親の心情としてはぜひ入学式の姿を見てみたいと思うものです。

でも、実際に行ってみて他の親が全然いなければ変ですし、子ども自身が嫌な思いをするかもしれません。

【大学の入学式の保護者の出席率】

では、実際、大学の入学式の親の出席率はどのくらいなのでしょうか。

ベネッセコーポレーションが行なった全国の大学1~4年生の子どもを持つ保護者6,000名(父親3,000名、母親3,000名)を対象にしたインターネット上のアンケートによると、母親の出席率は60,4%、父親の出席率は25,7%という数字になっています。

母親に関しては全体の6割強と意外に多い数字です。

父親に関しては仕事の関係などもあるでしょうし、全体的な出席率はそう高くありません。

ただ、それでも25%という数字は多いと考えることもできるでしょうか。

≪卒業式の親の出席率は20%程度≫

そして、卒業式に出席する親の出席率は母親が22,8%、父親が13,5%と入学式に比べるとかなり少ないのがわかります。

これはその時の子どもの年齢もあるでしょう。

【大学の入学式に行かない人の理由】

母親に関しては半数以上が入学式に足を運ぶということになり、行かない人はどちらかというと少数派です。

では、行かない派の人の理由は何なのでしょうか。

≪過保護≫

18歳は子どもではありません。

親にとってはいつまでも子どもなのはわかりますし、気になるのは理解できます。

ただ子どもにとっては「やりすぎ」と思われることもあるようです。

特に男子学生だと、尚更親には来てほしくないと思うかもしれません。

≪子ども本人の立場を考える≫

これは過保護にもつながりますが、親自身は子どもの晴れ舞台を見れて嬉しいかもしれません。

でも子どもはどうでしょう。

居心地が悪いと感じることもあるでしょうし、子どものことを優先的に考えて決める場合も多いようです。

≪単純に遠い≫

地元の大学に通うならまだしも、地方の大学に通う学生も少なくありません。

その場合は親にとって長距離移動自体大変ですし、物理的に遠いと行かないと決断することがあるようです。

【大学の入学式に行く人の理由】

では、反対に大学の入学式に行く理由は何なのでしょうか。

大きく2つあります。

・最後の入学式だから見たい
・大学の様子を知りたい

小学校、中学校、高校、そして大学と、最後の学校の大学の入学式は見てみたいと思うものでしょう。

たとえ大人の年齢になったとしても大切な子ども、できるだけ貴重な日は時間を共にしたいものです。

そして、大学の様子を知りたいという理由もあります。

大学にはオープンキャンパスがあり、実際に大学に行き見学する機会はありますが、それも子ども1人で行ったり友人と行ったりで親が大学を見に行くというのは少ないでしょう。

しかし、どのような大学なのか知りたいのは当然で、インターネット上の評判や子どもからの話だけでは想像しにくい場合があります。

入学式に行くことで大学の様子、学長や職員、学生の様子などがわかり、安心してその大学に通わさせることができます。

大学周りの雰囲気や治安なども含め、知られるいい機会です。

また、大学によっては、親など保護者が入学式に来ることを前提にしているケースもあります。

入学式と同日に保護者向けの説明会などを実施することがありますので、その場合は特に行く予定はなくても参加する人は多いかもしれません。

≪行くか行かないかは自由に決めたらいい≫

親の入学式の出席率を見ても、特に母親に関しては行くのは決して珍しいことではありません。

むしろ半数以上が出席していることになるので行っても全く問題はないでしょう。

「でも世間的に…」という考えはいりませんし、データからも不要というのがわかります。

行くかどうかは親自身が決めることですし、子どもの意見を尊重して最終的に決めたらいいと思います。

また大切なのは、行くにせよ行かないせよ、大学生になった子どもへ「おめでとう」という気持ちを伝えることです。

人生の大きなイベントですので、気持ちは言葉で伝えましょう。

【大学の入学式に行く際の注意点】

いくつかの注意点がありますので、服装・会場での行動・心構え・子どもとの距離感の順番に解説します。

≪服装≫

まずは、服装ですが、ここでは主に参加することが多く、自由度が高い母親の服装について解説します。

基本的に、入学式で注意すべき服装のポイントは「フォーマルであるか」です。

正直、主役は大学生ですので親の服装に関してはそこまで深く考える必要はありませんが、場に適した服装を選ぶ必要があるのでフォーマル、最低でもセミフォーマルがいいです。

フォーマルではジャケットが基本で、フォーマルワンピースやパンツドレスもいいでしょう。

露出は控えめにし、服の色も派手ではない落ち着いたものがベターです。

ストッキングはベージュ系、スニーカーなどは避けてパンプスなどの靴にします。

ヒールは少しあっても問題ありません。

スーツに関しては、大学生と被る可能性があるので注意が必要です。

≪会場での行動≫

スマートフォンやタブレットなどの電子機器の音は決しておくことです。

マナーモードにして周りの迷惑にならないようにします。

そして、会場ではできるだけ子どもと一緒にいる時間を少なくします。

大学の入学式ですのでもう高校生ではありませんし、述べた通り、成人年齢です。

できるだけその子の自立を促します。

そして、記念撮影をする機会もあると思いますが、他の人が写らないようにしたり、場所を占領したりしないよう心がけます。

≪心構え≫

入学式でのメインは大学生になった子どもです。

彼らも大学生になった自覚があり、それなりに決意や目標などを抱えていることでしょう。

「勉強しなさいよ」など親としていうべきことはもちろんあるのですが、この日は控えます。

高校までの入学式とは異なるものだと認識しておきましょう。

≪子どもとの距離感≫

これもまた難しいものですが、大学生ですので過保護になりすぎるのはNGです。

もちろんその子の性格やキャラにもよりますが、基本的にこの年齢になると親に執拗に構わられると嫌になるものです。

入学式の帰り道も大学での勉強やクラブなど聞きたいことは山ほどあるかもしれませんが、過度な不安を押し付けないことです。

もし子ども自身が話したい、親に聞きたいなどであればOKです。

その様子を見て適切に判断してください。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は大学生の子どもの入学式に親は行くべきか、行ってもいいのかという内容でした。

基本的には問題なくて、最近は行く親が増えています。

もちろんお子さまの気持ちも考えて、行く旨を相談してみんなで決めるといいと思います。

無理矢理行っても子どもはいい気持ちにはならないでしょう。

行く際は、場違いにならないようフォーマルな服装を心がけたり、お子さまとの距離感を考慮したり、相手を思いやる気持ちを持ってともに時間を過ごしましょう。

最高の舞台を陰ながら応援してあげるのです。

※この記事は2025年5月に編集しました

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