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6年制の大学薬学部に通う学生にとって薬剤師国家試験というのは集大成でもあります。
薬剤師になるためにはここを突破する必要があり、そのために日々勉強に取り組んでいるはずです。
今日は、大学薬学部に通う特に1~2年生に向けて、薬剤師国家試験とはどのような試験なのかについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
薬剤師国家試験は、その名の通り、毎年2月頃に実施される薬剤師になるための資格試験のことです。
この試験では、薬剤師に必要な倫理観や使命感、一般教養、現場において求められる薬学の知識や技能などをしっかり身につけているかを確かめます。
そもそも、薬剤師というのは薬剤師法という法律で医薬品全般における豊富な知識を活かし、医師の処方箋にもとづく調剤や服薬指導、医薬品の管理・販売を行う職業と定められており、それに就くには6年間大学で学び、その上で国家試験に合格しなければいけません。
かなりハードであり学生はここに向けて多くの時間を勉強に費やすことになります。
ここからは、薬剤師国家試験の受験資格や内容、日程などについて見ていきます。
薬剤師国家試験では、述べた通り、学生の知識や技能、態度が一定レベルに到達しているかを判断します。
そのために、「CBT(客観試験)」と「OSCE(客観的臨床能力試験)」という共用試験を受けます。
これに合格する必要があり、4年次の12月~1月にかけて本試験が行われます。
共用試験については「大学薬学部の共用試験とは?対策ポイントを解説」をご参考ください。
近年では、薬剤師の国家試験は年に1度、2月に実施されます。
第3週の土日に実施されることが多く、2024年に関しては2/17~18に行われています。
会場は東京都や大阪府など全国9の都道府県です。
・北海道
・宮城県
・石川県
・愛知県
・広島県
・徳島県
・福岡県
各都道府県にある大学や専門学校、会議場などにて行われます。
薬剤師国家試験の受験料は6,800円です。
現金で支払うのではなく受験願書に収入印紙を貼って納付します。
試験科目は、下記の7科目です。
・物理、化学、生物
・衛生
・薬理
・薬剤
・病態、薬物治療
・法規、制度、倫理
・実務
薬剤師としての基本的資質を問う必須問題と一般的課題を解決する素質を問う一般問題に分かれ、それぞれ必須問題が90問、一般問題が255問の合計345門が出題されます。
一般問題はそこから「薬学理論問題」と「薬学実践問題」に分かれるなど、非常に広範囲になります。
試験時間は1日目が9:30~17:45(休憩挟む)、2日目が9:30~18:00(休憩挟む)の合計12時間超です。
試験の合格率は年度によって異なるものの、大体70%前後という数字です。
意外と高い数字にはなっていますが、試験傾向的に近年では応用や思考力が求められるようになりより難しくなっていますのでしっかり対策する必要があります。
また、出身大学によっても合格率は異なり、高いところだと例えば、名城大学や金沢大学などの7~9割、低いところは4割程度のところもあります。
その背景には、大学が研究に力を入れているか、国家試験に力を入れているかなど指導方針が大きく関わっているとされています。
今日は、大学薬学部の学生が受験することになる薬剤師国家試験について解説しました。
試験自体の合格率は決して低くないものの、試験内容は難しく、そもそも薬学部は留年数が多い学部でもあるので毎日の勉強はあなたも想像する通り、大変です。
そのため、学生は今できることを確実に行い、手遅れにならないように毎日の積み重ねを意識して勉強に取り組んでいきましょう。
当サイトでは、大学薬学部に関する有益な情報を定期的に発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてください。
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