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大学の物理学科は何かとネガティブなことをいわれます。
「進学したのを後悔した…」
「授業の内容が難しすぎる…」
など、大学物理学科は本来、物理が好きで、もっと専門的に学びたい学生が集まる場所ですが、なぜ、いわゆる「挫折」が起こってしまうのでしょうか。
今日は、そんな物理学科に関する内容です。
特に、1~2年生は早めに物理学科の現状を知っておくことで、対処ができます。
順番に解説します。
挫折の多くはやはり学習面に関する内容です。
理系学科といえば、実験です。
しかも、頻繁であり、長いもの。
物理学科ももちろん例外ではなく、実験があります。
1~3年生の間は基礎的な実験が多いですが、4年生以降など後半になると研究室に配属され、研究室によってはほぼ毎日実験があることもあります。
逆に、理論系の実験室に配属すれば実験はあまりないでしょう。
授業で行う実験はそこまで難しくはありませんが、実験が苦手な人はこれも辛いかもしれません。
研究室レベルになるとかなりの難易度になりますので、覚悟しておきます。
物理といえば、やはり数学が関係してきます。
物理での数学は大切なツールのようなもので、これなしに物理は語れません。
数学とはいっても、数学科で学ぶものよりは広範囲の数学の手法を実用することが求められます。
ここでいう人間関係は、まず、物理学科で仲間の存在は非常に大きいです。
物理について語り合うだけでなく、物理の勉強は1人では難しいもの。
自分の頭だけでは理解できないことが多々あり、そこで助けになるのがこの仲間です。
仲間があってこその大学生活であり、物理学科では尚更でしょう。
他には、物理学科は一般的にほぼ男子校のようなところです。
女子学生は非常に少なく、学生によっては出会いがないので不満を感じるかもしれません。
また女子学生は孤独を感じることがあるでしょう。
最後に、まだ研究室に配属していない物理学科の学生に知っておいてほしいのは、研究室選びを適当にしないということです。
研究室によっては実験がものすごく多かったりすると述べましたが、これは学生自身がしっかりリサーチをして選ばなければいけません。
学生によっては適当に選んで、配属され、後悔することがありますので、気をつけてください。
研究室によって、研究する分野はもちろん、その雰囲気、スケジュールなども大きく異なりますので、大学生活の満足度にも関係してきます。
多くの研究室に足を運び、実際に見てみること、そして先輩などから研究室の実態を聞いてみるのもリアルな声が聞けておすすめです。
大学院に進む人は、修士課程でもさらに2年間なので、計3年間になります。
よく考えて選びましょう。
今日は、大学物理学科での挫折について解説しました。
その多くは、今日述べたことですので、大学生活を有意義に送るためにも何か不足があれば、今のうちに解決できるよう努めておきましょう。
そして、やがて研究室に配属することになったら、さらに忙しくなりますが、自身の興味のある分野を専門的に学べ、やりがいを感じる毎日にもなると思います。
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