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地元にあまり大学がなかったり、都心の有名大学に通いたいなどの理由で、実家を出て一人暮らしをする学生は一定数います。
いわゆる下宿であり、人生で初めての親元を離れての生活になるでしょう。
親の立場としてはやはり心配であり、しっかり大学に通っているのか気になるかもしれません。
今日は、大学生の子どもを持つ保護者の方に向けて、大学の自宅生と下宿生の悩みについて解説しようと思います。
同じ大学生でも生活環境が異なりますので、悩みの種類も様々です。
どのくらいの大学生が下宿をしているのか、自宅から通っているのかの割合ですが、こちらのYahoo Japanニュースのサイトを参考にご紹介します。
これによると、自宅生が5割前後、下宿生が3~4割程度、学寮が1割程度という結果になっています。
2000年に比べて2020年の方が自宅生は増えており、下宿生は減っているという結果になっています。
また、国立・公立・私立大学でも数値は異なり、国公立大学では下宿生の方が多く、私立大学では自宅生が多いです。
ただ、全体的には自宅生が増え、下宿生が減っているという傾向にあります。
お子さまの大学でもどの大学かによって、下宿生の多さは異なると思います。
国公立や有名私立大学であれば、下宿をする学生は多いでしょうし、地元の私立大学なら自宅生が中心かもしれません。
自宅生と下宿生の悩みを順番に解説します。
自宅生のよくある悩みとしては、
・家族がいるため自由度が低い
・環境により勉強に集中できない
・自立心が育たない
・勉強を監視される
まず、実家ですので当たり前ですが、家族がいます。
親御さんや兄弟がいる場合もあります。
兄弟が小さかったり、部屋を共有していたりすると集中して勉強できないことがあります。
家の大きさも関係してくるでしょう。
また、学生によっては大学生になったのだからある程度、自立して生きていきたいと考える人もおり、自宅だと親がいるのでそれが育たないと感じることもあります。
勉強をちゃんとしているのに、「勉強している?」と親から頻繁に聞かれることも嫌だそうです。
一方、下宿生の悩みとしては、
・孤独感を感じる
・安全面の心配
・自由が多い故、勉強できない
・経済的な不安
このような悩みがよくあります。
特に、女子学生だと安全面には注意が必要で、ちゃんとした地域選びや防犯対策が求められます。
また、一人暮らしの多くはアパートなど共同の建物ですので、隣人によってはうるさく勉強に集中できないこともあるでしょう。
他は、自由が多すぎて、逆に勉強のメリハリがつかないことがあり、むしろ、親に少し見られるくらいが集中できるという学生もいるようです。
大学生にとっての大切なことは、何より勉強です。
でも、上の悩みで解説した通り、勉強をするためにはその環境が大切です。
自宅生であっても、下宿生であっても、騒音や防犯などその環境を整えてあげることで子どもは気持ちよく勉強をできるでしょう。
そして、監視しすぎないのも大切です。
大学生は子どもの年齢ではありませんので、心配だからこそ少し離れて見守ってあげることです。
今日は、大学の自宅生と下宿生の悩みについて解説しました。
自宅・下宿にはそれぞれメリットデメリットがあり、悩みも異なります。
また、学生によっても悩みの種類はいろいろですので、普段からお子さまとしっかりコミュニケーションを図ってサポートしていきましょう。
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