お気軽にお問い合わせください
勉強コラムの最新記事!
大学生になると、レポートや試験のために図書館を利用する機会が増えてきます。
本好きな人ならば、そんな図書館で働いてみたい、という希望をもつこともあるのではないでしょうか。
今回は、大学に通いながら図書館で働くためのポイントを紹介します。
大学生が図書館で働く、ということはアルバイトになります。
アルバイトの仕事内容としては、主に次のようなものがあります。
① 本の整理
図書館では、利用者が本を探しやすいように、度々棚の整理をします。
返却された本を棚に戻す他、新しく入った図書を新着コーナーに並べたり、雑誌を整理したりします。
本を整理する際には、破損などがないかを調べます。
② 清掃
返却された本に食べものや手垢がついたままですと不衛生ですし、またカビが生えやすくなったりしますので、本は定期的に清掃を行います。
さらに、受付台や床、棚、読書コーナーの机や椅子、貸し出し袋などを清潔に保つのも大切な仕事です。
③ 受付
カウンターでの受付の仕事は、主に図書の貸し出しと返却になります。
貸し出しの際には、利用者から図書カードと本を預かり、バーコードをスキャンして、返却日が書かれたしおりなどを挟み込み、口頭でも返却日を伝えます。
返却の際には、利用者から本を受け取り、バーコードをスキャンして返却処理をします。
返却日をすぎて延滞していた場合には、注意をすることもあります。
他にも、利用者が探している本をパソコンで調べたり、本のある場所を案内したりします。
図書館で働くバイトにはどんなメリットがあるのでしょうか。
① たくさんの本に触れられる
図書館には、様々なジャンルの本が収蔵されています。
専門的な書物や、古い貴重書、また大型の図鑑など、街の本屋などにはないようなたくさんの本に接することができるのは、本好きにとっては何よりも嬉しいことではないでしょうか。
② 就業時間がきっちりしている
図書館は公的機関なので、開館と閉館の時間はきちんと決まっています。
中には、民間企業が運営する図書館もありますが、普通の企業や飲食店などと比べると、就業時間は守られていると言えます。
③ 環境が快適
本を守るために、図書館では空調がしっかりと効いています。
夏の暑さや冬の寒さをそれほど感じないで済むので、屋外の仕事などと比べると快適な環境だと言えるでしょう。
また、図書館は「静か」なこともポイント。
大きな音が苦手な人にとっては、働きやすい場所です。
④ 接客が比較的ラク
飲食店や物販などと違い、図書館で利用者に接する時に求められるスキルはそれほど高くありません。
例えばカウンター業務なら、返却日を告げたり、探している本の場所に案内したり、というふうに、通常はそれほどたくさん会話をしなければならないこともないでしょう。
ですので、接客が苦手、という人にも働きやすい仕事と言えます。
ただ、あらゆる仕事に共通する常識として、身だしなみを清潔にする、利用者には笑顔で接する、言葉遣いをきちんとする、などのことは忘れないようにしてください。
では逆に、図書館で働くことにどういうデメリットがあるでしょうか。
① 意外に体力勝負
たくさんの本を移動させる時には台車を使いますが、棚に出し入れをしたり本を整理するのは人力です。
高いところの棚には、梯子を使ったりもします。
複数の本を抱えて、1日になんども図書館の中を歩き回らなければならない図書館の仕事は、なかなかの重労働になるので、体力がない人には実はオススメできません。
また、棚を整理する時にはホコリが出たり、古い本にはカビがついていることもありますので、アレルギー体質の人も注意が必要です。
② 覚えることが多い
図書館の本は一定のルールにしたがって並んでいますから、本を整理するためには、そのルールを覚えなければなりません。
また、本の清掃の仕方や、利用者への説明など、意外に覚えることが多いのです。
③ 時給はそれほど高くない
図書館のバイトは、他のバイトに比べて高時給というわけではありません。
だいたい、普通のコンビニなどと同じくらいだと考えてください。
仮に時給目当てであれば、図書館バイトはオススメできません。
やはり、「本好きかどうか」がこの仕事を続ける大きなモチベーションなのではないでしょうか。
図書館で働く際には、特別な資格は必要ないのでしょうか。
図書館の職員のために「図書館司書」という国家資格がありますが、図書館で働く際には必ずしもこの司書の資格が必要になるわけではありません。
つまり、司書の資格がなくてもアルバイトは可能です。
ただ、資格を持っているとできる仕事の範囲が広がったり、時給が上がったり、と条件面で優遇されるケースもあるので、興味がある人は司書資格の取得にトライしてみるのもいいかもしれません。
\無料相談実施中! /