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大学編入試験②〜英語について

 

大学編入学では、志望動機書、面接と筆記試験が課されることがほとんどです。

 

そして多くの大学・学部では筆記試験に語学の試験が課せられます。

 

この場合の語学は、特別な場合をのぞいて大抵は英語ということになります。

 

英語の試験は長文読解型の問題が多いようです。

 

以下に、編入試験における英語の出題傾向を3つのパターンに分けて考えてみましょう。

 

目次

1.大学院型

 

志望する学科で学ぶ専門的な内容についての英文が出題されます。

 

全文を和訳する、指定された箇所を和訳する、全体を要約するといった問題があります。

 

国公立大学・私立大学を問わず、法学部や経済学部など、社会学系の学部ではこのタイプが多いといっていいでしょう。

 

文学部や史学部などでも、このタイプの大学は少なくないようです。

 

また、英語そのものが中心となる英語学科や英米文学科では、こうした長文読解に加えて英作文やエッセイの記述などが出題されることもあります。

 

2.長文総合型

 

一般の大学入試における英語の試験問題のうち、長文読解の総合問題がピックアップされて出題されるイメージです。

 

下線部の和訳、内容や意味を答えさせる問題、穴埋め問題、書き換え問題などが出題されます。

 

中には、英作文の問題がつくところもあるようです。

 

人文科学系の学科、私立大学の社会学系・自然科学系の学科がこのタイプといわれていますが、大学のレベルによって問題の難易度は変わってくることに注意が必要です。

 

3.一般入試型

 

文字通り、一般の大学入試と同じような試験です。

 

長文、独立した文法問題、語彙力を問う問題、発音、アクセントなど幅広い範囲から出題されます。

 

ただし、編入学試験でこのタイプの試験が行われることはそれほど多くありません。

 

文学部などでこのタイプの試験が行われる場合、レベルが非常に高くなることが予想されます。

 

注意点

 

大学編入試験の英語は、希望する大学・学部・学科のレベルによって難易度に違いは出るものの、概ね大学院入試レベルの問題が出題されると考えておいて間違いはないでしょう。

 

その中心は長文読解ですが、問題文が専門的な内容に特化したものであることが多いので、専門的な単語や熟語、そのジャンルに特有に言い回しなどを覚えておかないと和訳ができない、ということになりかねません。

 

例えば、法学部であれば法律や政治学関連の単語、経済学部であれば経済や経営に関わる単語や熟語などを取得しておくことが必要になるわけです。

 

つまり、語彙力という点でも大学院レベルの力が要求されると思っておきましょう。

 

また、長文読解のポイントは、日本語に訳した時に自然な日本語して意味が通った文章になっているかどうか、です。

 

そのためには専門用語や熟語をただ覚えておくだけではダメで、普段から専門書の内容を読みこなす訓練をしておく必要があります。

 

自分が進みたい学部・学科で取り扱っているテーマに関して英語で書かれた本を読み、そこで使われている単語や熟語の意味を知った上で、スムーズな日本語の文章に訳す、という訓練を積み重ねていきましょう。

 

まとめ

 

大学編入試験は一般の大学入試と異なり、合格して入学した先ではすぐに専門分野の勉強が始まるので、それに対応できる語学力をみる試験である、ということができます。

 

つまり、一般の大学入試の英語よりもかなりレベルの高い試験になります。

 

それだけに、語彙力や文法力など専門的な内容の文章を読みこなすことのできる能力、そしてそれを日本語で表現できる能力が求められるわけです。

 

専門用語を覚える、そのジャンルに特有の熟語や言い回しを覚える、スムーズな日本語訳を書く訓練をする、この三本柱で大学編入試験のレベルの高い英語を突破するように頑張ってください。

 

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