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本当にためになる読書法

 

 

目次

底力になる読書

 

読書は人が生きていくために欠くことができない勉強法の一つです。

 

講談社で有名な野間宏氏は、自分を磨く方法として三つの練磨法を唱えています。

 

それは「事上練磨」「人上練磨」そして「書上練磨」です。

 

「事上練磨」というのは、経験など実際面で起きたことから学ぶということで、反省や工夫、成長などに繋がるものです。

 

「人上練磨」というのは、人に学ぶということであり、優れた人格者や哲学者あるいは物事を極めた人などの辿った道ややってきたことなどに直接学ぶということです。

 

経験や人に学ぶとなるとやはりある程度制限もあるので、さらに学ぶためには書物に学ぶ、すなわち「書上練磨」になりますが、そこには足りないところを補うという意味もあります。

 

ビジネスで尊敬できる人や悟りを開いた人、あるいは人格者などの著作物がそうですし、その人の自叙伝や他の人が書いた人物伝なども入ります。

 

自分の底力になる読書を継続すれば、人格を磨くことができ、世のため人のための活動も叶い、素晴らしい人生を送ることができるということに繋がります。

 

良書を読めばいいか

 

そこで良書を読もうということになりますが、若い内は手当たり次第に興味本位で乱読するのも、一概に悪いとは言えません。

 

時間があるのであれば、いわゆる良書だけにこだわらないで、様々な書物を読むことが勉強に役立ちます。

 

ちょうど、人には良い人ばかりでなく様々な人がいるということと似ています。

 

要は、そこからどう学ぶかが大事なのです。

 

しかし、1日の中で大学に通い、勉強やバイトのための時間も確保するということになると、読書に避ける時間が無尽蔵にあるわけではありません。

 

そこで、続けるための読書法や良書の探し方を身に付ける必要が出てきます。

 

続けるための読書法

 

多くの人が推薦する書物、あるいは自分が尊敬できる人が薦めてくれる書物を読むというのも一つの方法ですが、お薦めしたいのは、自分のテーマに沿って読む本のジャンルを広げていくという方法です。

 

例えば、部下を一人持つようになったためにリーダーシップとコミュニケーションに関する内容を知りたいというのであれば、二つを合わせたマネジメントをテーマとした書物を見つけるのです。

 

よくしたもので、そういう目で書店や図書館に行くと、必ず飛び込んでくるタイトルがあります。

 

その本を読むと、巻末に作者が参考にした書物が紹介されていることがあります。

 

そこから、次に読むべき本を探してみましょう。

 

しばらくその分野の本を読んでいると、心理学や行動科学についても学ぶ必要があると気づくかもしれません。

 

さらには、チームワークや部下の育成・活用も気になりだします。

 

そこで、ドラッカーのマネジメントやコトラーのマーケティングを参考にする、また一方では仕事の進め方に関するものだけでなく、人間としての在り方や人の生き様などについてももっと知る必要があるのではないか、という風に読む本の範囲が広がっていくのです。

 

つまり、専門分野を深掘りしようとすると、その周辺にも広げていくことが必要になるわけです。

 

ちょうど地面に穴を掘ろうとすると、間口が広げないと深く掘れないということと似ています。

 

部下を持つというきっかけを例とした読書法ですが、他のテーマであっても同じことが言えます。

 

 

 

まとめ

 

読書は、第一に「何が必要なのか」ということから始まります。

 

必要性を強く意識して、そのテーマを目標とするならば、達成するためにはいつまでにどのようなことをマスターしなければならないか、どのレベルまで引き上げる必要があるかなどということが自ずと頭に浮かんできます。

 

つまり、必要性やテーマをどの程度強く意識するかで、底力になる読書ができるかどうかが決まるというわけです。

 

また、読んだ書物は読みっぱなしにしないで、人に紹介できる程度まで感想を書き上げ、参考になるキーワードやセンテンスをつかんでおくと、さらに自分自身の底力になるということも覚えておくといいでしょう。

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