レポートで引用する際の注意点

2019年01月18日

 

引用とは

 

レポートの中に、他人が書いた著作物から必要な箇所を引用する場合には、十分に注意をする必要があります。

 

あらゆる著作物には著作権がありますので、勝手にそこから文章を持ってきて自分が書いたように見せかける(いわゆる「コピペ」をする)ことは、著作権法違反であり決して許されません。

 

ここでいう「引用」とは、そうした「剽窃」「盗作」に当たるコピペとは異なり、論を進めていく際に必要な意見や参考にした文章などを、一定の条件の上で自分のレポートに利用することです。

 

引用が認められる条件

 

よく「無断引用」という言葉が使われて誤解されていますが、レポートや学術論文などにおける「引用」は基本的に著作者からの許可を得る必要はありません。

 

ただし、著作権法に違反しない「引用」を行う際には、以下の条件を満たしている必要があります。

 

①公開された著作物からの引用であること

 

②引用であることがわかるように書くこと

 

③自分の文章が「主」で、引用した部分は「従」であること

 

④引用をする必然性があること

 

⑤勝手に書き換えたりせず、必ず原文通りに引用すること

 

⑥出典を明記すること

 

以上の6項目は大変重要なことなので、よく覚えておきましょう。

 

引用の仕方

 

引用文が短い場合(目安として3行以内)には、「 」で囲みます。

 

鈴木(2914)は、「現代社会ではネットを無視することはできない」と述べている。

 

ここで、鈴木は引用元となった文章を書いた著者名、(2014)はその文章が含まれる論文や書籍などの出版年、そして「 」で囲まれた部分が引用文です。

 

引用文が長い場合は、前後を1行空け、引用文は2文字下げて書きます。

 

鈴木は、現代社会におけるネットの問題について、次のように述べている。

 

現代社会において、今やネットは無視することのできないインフラとなっている。それだけでなく、ネットを主な情報方言としている人たちの中には、ネットにおける言論こそが真実であり、マスメディアは真実を隠してフェイクニュースしか伝えない、と考える人も少なくない。

 

 

注の書き方

 

引用文には、必ず出典を明記する必要があります。

 

上であげた最初の例では、引用文の前に「著者名(出版年)」をつけることでそれを示しました。

 

この場合、正式な出典元をレポートの末尾につける参考文献表に必ず掲載しておきます。

 

レポートの本文を読んだ人は、参考文献表を見ることで、どの文献からの引用なのかがわかるわけです。

 

また、2番目の例のように注に書き記す方法もあります。

 

注を書く方法には、脚注方式(各ページの下部に記述する)か、後注方式(本文全体の最後、もしくは章に分かれていれば章末に記述する)があります。

 

いずれも、本文中には「注1」「注i」などのように番号を書いておき、脚注または後注に引用元の情報と引用したページ数を書きます。

 

こちらの方法でも、改めて参考文献表には出典元の情報を書いておきましょう。

 

参考文献の書き方

 

本文中で引用した文献は、必ず参考文献表に記載する必要があります。

 

また他にも、引用はしなかったものの参考にした資料なども参考文献として記載します。

 

参考文献の書き方は、ジャンルや学部・大学によって違いがありますので、大学や先生に問い合わせてみるとよいでしょう。

 

特に決まりがなければ、レポートが出された授業で使用されている教科書などの参考文献表の書式にならえばいいと思います。

 

以下に、一般的な参考文献の書式を記しておきます。

 

①単行本

 

著者名・書籍名・出版社・出版年

 

②論文

 

著者名・論文タイトル・論文が掲載された雑誌名・巻号・出版年・ページ数

 

③ウェブサイト

 

作成者・タイトル・URL・閲覧年月日

 

参考文献は、引用が適切に行われているのかを第三者が検証するのに必要なものであると同時に、同じテーマや類似のテーマで研究する人にとっては重要な情報源となります。

 

書式に則って、過不足なく書くようにしましょう。

 

まとめ

 

引用の決まりは、慣れないうちは少々面倒臭く感じるかもしれませんが、今後卒論や修論などを書く場合には避けて通れないものです。

 

レポートを書く際にそのやり方をしっかりと身につけて、将来の論文執筆に活かせるようにしておきましょう。