有機化学と無機化学について知ろう

2018年12月12日

 

大学の理系学部では「有機化学」と「無機化学」の授業があるところが多いです。

 

同じ「化学」なのに、どちらかは得意、どちらかは苦手、という人も少なくないでしょう。

 

有機化学と無機化学の違いはなんなのか?

 

どのように勉強すればいいのか?

 

有機化学と無機化学について見ていきましょう。

 

有機化合物と無機化合物

 

物質は大きく分けると有機化合物と無機化合物があります。

 

有機化合物は「生体もしくは生物が作り出す化学物質」として歴史の中では定義が行われていましたが、現代では人類が有機化合物を作り出せるようになったため、

 

無機化合物は「有機化合物ではないもの」から、「炭素が原子結合の中心になる物質の総称」という形の定義に変化しています。

 

そのため、学問の中での有機化学や無機化学も従来とは異なる考え方を持つことが必要になっているわけです。

 

ちなみに、有機化合物は生物に由来するもので、サトウキビから砂糖が作られるとか、木から紙が作りださせるもの、

 

無機化合物は生物に由来しないもので、水やダイヤモンド、二酸化炭素などの物質があります。

 

勉強のポイント

 

有機化合物の場合は炭素が原子結合に含まれる物質の総称であり、先ほどの例のようにサトウキビから砂糖、木から紙と言った具合に表現に対する意味合いを理解することはそれほど難しいものではありません。

 

しかし、無機化合物は炭素が原子結合に含まれない物質の総称ということからも、少し難しく感じる人も多いと言えるでしょう。

 

現代には歴史的な定義が完全に抜け切れていない現状があると言われており、生物に由来しないものは炭素を含んでいたとしても有機化合物に含まれない物質も存在しているのです。

 

こうなると、有機化学や無機化学の勉強はますます難しいものだとイメージしてしまう学生さんも多いのではないでしょうか。

 

有機化合物と無機化合物の区別はなく、一つの判断材料として歴史の中で作りされた定義を思い出して考えてみる、こうした勉強法が良いとも言われているのです。

 

 

界面活性剤を例にして考えてみよう

 

化学物質の一つに界面活性剤があります。

 

界面活性剤と聞いて悪いイメージを持つ人も多いかと思われますが、界面活性剤は必ずしも悪いものではありません。

 

これがなければ身体や髪の毛を洗うことができませんし、洗濯することもできなくなります。

 

そのため、この物質がなければ生活ができなくなります。

 

無添加石鹸には界面活性剤が使われないイメージを持つ人も多いのですが、実際は無添加石鹸にも使われているわけですから、必ずしも悪いものではないのです。

 

界面活性剤は水および油という、本来溶け合うことがない間を取り持つ物質、2つの物質が溶けたような状態にするためのものです。

 

脂分を含めて汚れを落とす化粧品の乳液やクリームなどのスキンケアアイテムは、この仕組みを使って、水と油を混ぜ合わせて作り出されています。

 

ただし、汚れを落とすことはできても、少なからず肌や髪の毛への負担はゼロではありません。

 

また、水分が外に逃げ出して乾燥しないように表面に脂分のコーティングがありますが、界面活性剤により、このコーティングの一部は破壊されてしまう、これが悪い部分のイメージになっているわけです。

 

むやみに使えばコーティングが破壊されて乾燥肌や乾燥した髪の毛になるので注意が必要ということです。

 

まとめ

 

無機化学はきちんとした勉強法で行えばそれほど難しい学問ではないとも言われています。

 

無機化合物は主に、酸化物・水酸化物・オキソ酸・塩の4つの種類に分類が行われており、

 

酸化物は酸化された化合物、

水酸化物は水酸化物イオンOHマイナスを含む化合物、

オキソ酸はO原子を含む酸、

そして塩は酸由来の陰イオンおよび塩基由来の陽イオンで構成が行われている化合物です。

 

こうした基礎的なことをしっかりと把握しておくことが、無機化学の学問を難しさから解放してくれることにもつながり、これが分かれば有機化学の勉強も捗ると言えるでしょう。

 

2つの化学のまとめとしては、物質とは有機物質と無機物質があるということです。

 

無機物質は1種類の元素からなる単体、酸化物などの4種類の化合物のいずれかであり、
有機物質はC原子(炭素)を含む化合物であるということです。

 

難しいと感じた時は、一度基礎に立ち返って考えてみましょう。