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複数の大学の単位を取得できる「単位互換制度」とは?

 

目次

「単位互換制度」とは?

 

「単位互換制度」とは、提携している大学間で履修した科目の単位を卒業に必要な単位に含めることができる制度です。

 

つまり、他の大学で授業を受け、単位を取得しても、自分の大学の単位として認めてもらえるのです。

 

ただし、どこの大学でも良いというわけではなく、「提携している大学のみ」というところがポイントです。

 

この制度を知らない人も多いのですが、文部科学省によると、全体の83%の大学が国内大学との単位互換制度を実施しているのです。(平成27年度)

 

大学間の交流を促すことで、教育内容を充実させることが目的とされています。

 

自分の大学とは異なる雰囲気を感じたり、違う角度から学びを受けることで、学生生活がより豊かになるでしょう。

 

「単位互換制度」のメリット

 

「単位互換制度」のメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

 

多角的な視点から学べる

 

自分が受けられる授業の選択肢が増えるということは、それだけいろいろな側面から希望の学問を学べるということです。

 

同じ分野でも、大学や教授によって視点や考え方が異なります。

 

自分の大学では学べない内容を学ぶこともできるのです。

 

また、興味はあるけど、自分の大学では開講されていない授業を他の大学で受けることもできます。

 

これは大きなメリットです。

 

好きな教授の授業が受けられる

 

テレビ番組や本などで知名度がある教授が、他の大学で授業をしている場合は、その授業を受けることもできます。

 

大学の教授がどのような授業をするのか、入学前には具体的には分からないことも多いです。

 

しかし、知名度がある、メディアへの露出がある教授は、事前にある程度情報があるため、

 

「いいな」「この人から教わりたいな」と思うこともあるでしょう。

 

そのような憧れの教授から授業が受けられるなんて、夢のようなことです。

 

「単位互換制度」のデメリット

 

一方で、以下のようなデメリットも挙げられます。

 

交通費の負担が大きい場合がある

 

交通費は自己負担のため、大学が遠い場所にある場合は交通費だけでそれなりの金額が必要になる場合もあります。

 

単位互換制度は、ただ授業を受けることが目的ではなく、単位を取得する必要があります。

 

そのため、基本的には毎週授業があります。

 

1ヶ月に1回程度ならまだしも、毎週となると負担に感じてしまう場合もあるでしょう。

 

※なお、現在はオンライン授業になっている場合もあるので、このデメリットは軽減されているともいえるでしょう。

 

孤独を感じやすい

 

他の大学に通い、特定の授業だけを受けるため、自分の大学に比べて友人ができにくい場合もあります。

 

体調不良などで授業を欠席してしまった場合、自分の大学であれば友人にノートを見せてもらうことなどもできますが、そういったこともできない可能性があります。

 

また、例えば「A大学はおしゃれな人が多い」など、大学ごとの雰囲気の違いなどもあるので、周りは自分とは合わない感じがして、なんだか馴染めない・・・ということもあるかもしれません。

 

 

 

 

f-Campus

 

首都圏の「学習院大学」「学習院女子大学」「日本女子大学」「立教大学」「早稲田大学」が加盟する【f-Campus】という単位互換制度があります。

 

この5大学は、全ての大学のキャンパスが3km以内にあるため、1日で大学間を往復できることが大きな特徴です。

 

単位互換制度のデメリットの1つに、授業を受ける他の大学が遠い場合は、移動に時間がかかったり、交通費の負担が大きいということが挙げられます。

 

大学間の距離が近いということは、学生の負担軽減にもつながっているのです。

 

中でも早稲田大学は、10以上の学部があり、幅広い分野について学ぶことができます。

 

また、日本女子大学は教育リソース分野に関する取り組みや女性研究者の研究活動が盛んです。

 

それぞれの大学の特徴を取り入れ、より充実した大学生活を送ることができるでしょう。

 

※ただし、2021年度のf-Campusは新型コロナウイルス感染症の影響により、中止となっています。詳細は各大学におけるアナウンスをご確認ください。

 

大学コンソーシアム京都

 

京都地域を中心に約45もの大学・短期大学が加盟している「大学コンソーシアム京都」は、単位互換制度が利用できる大きな組織です。

 

京都地域の活性化や地元の魅力をPRする取り組みも盛んで、2015年度には「京都世界遺産PBL科目」、2020年度には「京都ミュージアムPBL科目」が開設されました。

 

「PBL」とは、課題発見・解決を通して、問題解決能力を身につける学習法です。

 

「京都世界遺産PBL科目」の一例をご紹介します。

 

■醍醐寺と京都橘大学

 

世界遺産である醍醐寺のプロジェクト活動をパブリック化する試みをテーマとしたPBL科目です。

 

貴重な文化遺産をもつ醍醐寺を多くの方々に知ってもらうには、何が必要なのか、

 

また、何をどのように知ってもらうことが求められているのか、ということを自分達で考えていくのです。

 

■清水寺と立命館大学

 

「京都の文化遺産とその保護~清水地域の防災への取り組み」をテーマとしたPBL科目です。

 

年間500万人もの人が訪れる清水寺は、誰がどのようにして守っているのか。

 

防災の観点から世界文化遺産を見て、今後の課題や改善策を考えていく科目です。

 

このように、地域密着型の取り組みは、京都という地域ならではの学習です。

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