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東京大学大学院情報理工学系研究科ってどんなところ?

目次

どの様な研究科?

 

情報理工学系研究科は国立大学最高峰の東京大学に設置されている大学院で、この名称の研究科は東京大学にしかありません。

 

どの様な研究科?と言えば、社会の基盤となる情報科学分野における研究・教育機関で、従来のコンピュータなどのシステムを利用し情報を解析するのではなく、基本となる情報処理の原理の究明や、既存の概念にとらわれない全く新しい動作原理の情報処理システム自体を研究対象としています。

 

処理能力向上のための理論やネットワークの構成法、自然言語処理、グラフィックスなどの応用分野、量子計算や分子計算などの新計算モデルについての研究を行っていることが特徴です。

 

どんな研究室があるの?

 

どんな研究室があるの?と言うと全部で6つの研究室があり、コンピュータ科学では計算の基礎理論や計算システム、プログラミング、コンピュータアーキテクチャを中心とした計算システム分野の研究や、次世代コンピュータの基礎などを研究しています。

 

数理情報学

 

数理情報学では、数理情報学の視点で科学技術分野の現象を捉え、日々進歩する技術や環境に対応可能な数理情報のモデルを構築し、その構造を解析することによって諸分野での応用を可能とする研究を行っており、

 

システム情報学

 

システム情報学では、現在のあらゆる現象をシステム科学の視点から分析し、情報学と物理学を駆使して現象の解析を行い、新たな原理やシステム機構を創出して諸分野に応用する研究が目的です。

 

電子情報学

 

電子情報学では、電子技術に基づいた現在の情報処理技術を、より高度なものとするべく新技術の創出の研究を行っており、

 

知能機械情報学

 

知能機械情報学は、自然や人間と調和を可能とする新たな情報システムを現代における情報学から学び、新たに構築することを研究の目的としています。

 

創造情報学

 

創造情報学は創造的アイデアを生み出すことができることを目標とした、情報分野における指導的役割を果たすことができる研究者や技術者を育成したり、情報理工学の各分野融合の中核として新たな情報分野を開拓するべく研究を行っています。

 

 

どんな試験科目があるの?

 

どんな試験科目かと言うと知能機械情報学以外は一般教養科目として情報理工学全般に必要な数学とプログラミングの試験の他に個別の専門科目の試験と口述試験、英語試験が行われます。

 

専門科目について、コンピュータ科学の試験科目は数学と理論学、プログラミング言語論、オペレーティングシステム、自然言語処理などの9問程度の筆記試験が行われます。

 

数理情報学では数理的手法の分野から5問出題される筆記試験、システム情報学は信号処理、電子回路、制御、コンピュータシステム、力学の各分野から5問の筆記試験があります。

 

電子情報学では、数学や確率、統計の分野から3問、電気電子回路、論理回路、情報通信などの専門分野から5問の筆記試験が行われます。

 

情報創造学はソフトウェアアルゴリズム、コンピュータハードウェア、情報システムなどに関する3問の筆記試験があります。

 

知能機械情報学は他と異なり、研究業績リストとその概要、入学後の研究計画書、推薦書などの書類審査によって実施されます。

 

競争率の非常に高い大学院

 

東京大学は多くの研究者や学者を世に輩出しています。

 

大学院では学部での研究をより深めることを希望する優秀で研究意欲の高い学生が進学します。

 

外部の大学で学んだ優秀な学生も志望してくるので、東京大学の大学院は競争率の非常に高い大学院として知られています。

 

しかし、学部の入試と異なり5教科7科目では無いため、学部入試で失敗した人でも専門分野に突出した知識があれば入学できるケースが多々あります。

 

まとめ

 

情報理工学系研究科をまとめると、専門性が高く、より高度な研究を行うには最適の環境が用意されていると言えます。

 

日々進化する情報分野の研究にはより多くの人材が必要となるため、今後ますます情報理工学系研究科を志望する学生が増えることでしょう。

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