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歯学部の卒業後の進路

 

目次

歯学の背景

 

現在の大学の歯学部の研究分野は、歯だけではなく全身の健康を視野に入れたものになっています。

 

これは、歯が全身の健康に大きな影響を与えていることが明らかになったためです。

 

例えば、歯の欠損や噛み合わせ不良が骨格や臓器に異常をもたらしたり、

 

歯周病菌が他の病気の原因になることがあるのです。

 

そのため、近年では、生命科学や理学などの分野と連携して歯周病の原因になる細菌について研究したり、

 

理工学の分野と連携して、歯科医院向けの材料の開発を行っています。

 

こうした現状から、「歯科医学」「口腔医学」という言葉が使われるようになったり、

 

大学の学部も「歯学部」だけではなく「生命医学部」といった名称も増えてきています。

 

学ぶ内容

 

カリキュラムは大学によって異なりますが、大まかには下記のようになります。

 

1~2年次

 

1年次は歯学の基礎・教養の部分について学びます。

 

その他の学部のように、「英語」や「第二外国語」、理系の基礎科目となる「数学」「物理学」「化学」などを学びつつ、

 

歯科医療を構成するものや歯科医学全体について学んでいきます。

 

2年次からは基礎歯学について学んでいきます。

 

この頃から、徐々に歯科医師としての自覚を持つ必要があるでしょう。

 

歯の特徴や組織を理解したり、薬がどのような影響を及ぼすのかについても学びます。

 

2年次から解剖学を学ぶ大学もあります。

 

3~4年次

 

3年次からは徐々に実習も増えてくる傾向があるようです。

 

「歯」だけではなく、「口腔」に発生する病気の原因や機能の変化、全身に及ぼす影響についても学び、病理学全般の理解を深めていくようになります。

 

また、歯の修復や義歯、矯正、インプラント、顎関節症や高齢者向けの医療など、専門分野について多岐にわたって学んでいくのが3~4年次です。

 

5~6年次

 

そして、5年次からは臨床歯学について学び、臨床実習に参加します。

 

より現場を意識した姿勢が求められるでしょう。

 

臨床実習では、実際の医療現場で治療を行っている歯科医師に指導をしていただきながら、技術を覚えていきます。

 

また、治療だけではなく、診断についての的確さも実際の現場では必要になってくるので、放射線・超音波・MRIなどの画像診断を学ぶ機会も増えてくるでしょう。

 

そして、実際の現場は、技術だけではなく、各部署との連携などコミュニケーションについても学ぶ絶好の場です。

 

 

 

歯科医師免許の取得

 

歯科医師免許を取得するには、国家試験に合格しなければなりません。

 

この国家試験は、以前は年に2回行われていましたが、現在では年に1回の実施になっています。

 

試験は2月初旬から中旬に、2日間にわたって実施されます。

 

また、2006年からは資格取得後に研修施設の指定を受けた病院や診療所などでの1年以上の臨床研修が義務付けられました。

 

卒業後の進路

 

そのため、大学卒業後は、各大学の附属病院や他大学の病院などで研修医になる人が大半を占めます。

 

そして、1年以上研修医として働いた後は、大学院へ進学したり、大学病院や診療所に勤務したり、非常勤の歯科医師として働きながら臨床研修を進めるなど、様々です。

 

また、将来的には歯科医院を開業する人も多くいます。

 

街で「○○歯科」「○○歯科医院」という看板を目にする機会は多いのではないでしょうか。

 

開業医は、内科や整形外科などよりも、歯科が圧倒的に多い印象を受けます。

 

一方で、大学病院などの歯科医師は不足気味とも言われています。

 

それだけ、歯科医師の需要があると言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

 

人が生きるためには、食べ物を食べる必要があります。

 

そして、食べ物を食べるには歯が必要です。

 

小学校では、毎年地域の歯科医が学校に来て、検診を行います。

 

そういう意味では、医療には様々な分野がありますが、「歯」というのはとても身近なものではないでしょうか。

 

脳や内臓の病気とは違い、多少歯に不調があっても命には関係ないだろうと思っている人もいるかもしれませんが、歯の不調が思わぬ病気につながっている事例も少なくありません。

 

歯の健康は自身の健康と言っても過言ではありません。

 

歯学はこれからも日々研究が進んでいく学問ではないでしょうか。

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