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高校と大学の授業って何が違うの?

 

現代では、大学に進学する人は少なくありません。

 

もちろん義務教育ではありませんが、大学に進学しない人の方が少ない高校もあるでしょう。

 

これだけの人が大学に進学しているわけですが、「大学って高校までと何が違うの?」という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

今回は、主に授業面における高校と大学の違いについて学んでいきましょう。

 

目次

内容の違い

 

まず、多くの人が想像するのが、「大学では専門的なことを学ぶ」という点ではないでしょうか。

 

大学では「学部」「学科」、さらには「専攻」「コース」というように、自分が学びたい分野に合わせて細かく所属する科が分かれています。

 

例えば、高校では社会という教科の中の「政治経済」という科目だったものが、

 

大学では「政治経済学部」の中に「政治学科」「経済学科」「国際政治経済学科」があるといった具合です。

 

授業の違い

 

授業時間

 

大学では授業時間も高校とは異なります。

 

おそらく、多くの高校は1コマの授業時間は45~50分だと思いますが、大学は1コマが90分~120分の場合が多いです。

 

時間割

 

高校までは、時間割は選択科目以外はクラスごとに決められていますが、大学では自分で決めなければいけません。

 

授業名・担当教員・開講時間・授業内容・成績評価などが記載された「シラバス」を元に、自分で組み立てていくのです。

 

そして、組み立てた時間割を履修登録(授業の申込のようなもの)しなければいけません。

 

基本的には単位を取得しないと卒業(進級)できない「必修科目」を先に登録し、必修科目が入っていない時間帯で受講できる「選択科目」を登録するような形です。

 

そのため、例えば「早起きが苦手だから1限はあまり授業を入れないようにしよう」「遠方から通っているから、学校に来る日を減らすために同じ曜日にまとめて授業を受けよう」という組み立て方もできます。

 

1科目につき1コマというのが基本ですが、実験系の科目などは1科目につき授業が3コマある場合もあります。

 

その場合は、例えば月曜日の3~5限の授業だとすると、その科目を履修する場合は月曜日の3~5限は他の科目は履修できない(3限だけ授業を受けるなどはできない)ということになります。

 

 

先生の違い

 

高校まではその教科の教員免許を持つ先生が授業を行っていましたが、大学で授業を行うのは教員免許を持った先生ではなく、「専門分野の研究をしている研究者」です。

 

いわばその分野のスペシャリストです。

 

自分で本を執筆(出版)しており、授業ではその本が教科書として使われる場合もあります。

 

そのため、有名な先生がいる大学には「○○大学のA先生の授業を受けることが目的で○○大学に入学しました」という学生もいます。

 

施設の違い

 

高校は、体育や家庭科などを除けば、基本的には教室で授業が行われることが多かったと思います。

 

もちろん大学でも講義室を使って授業が行われる場合も多いですが、その大学にある施設を使って授業が行われたり、学外で授業が行われる場合もあります。

 

例えば、バイオテクノロジーに特化した研究を行うことができる研究所が大学内に設けられていたり、教育・心理学系の授業の一環で児童養護施設の見学に行ったりすることもあります。

 

高校では図書室は学内にある場合が多いと思いますが、大学では敷地内に「図書館」という建物として存在しています。

 

また、その分野の専門書が閲覧できる学部ごとの図書室がある大学もあります。

 

まとめ

 

このように、高校と大学は似ても似つかないほど大きく違う部分がたくさんあります。

 

高校では受け身の姿勢で授業を受けていた人も多いと思いますが、大学では能動的な姿勢が求められます。

 

先生から与えられた問題の答えを求めるのではなく、自ら問題を見つけ、研究し、答えを追求していくのが大学です。

 

授業の形式も先生によってそれぞれです。

 

教科書を全く使わない先生や、板書もせず、ただひたすら話し続けているだけの先生もいます。

 

そんな環境の中で、自分がどうすべきかを考え、時には文献などを探して読んだり、同じ学科の友人に協力してもらいながら学んでいくのです。

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