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増える再受験!センター試験で高得点を取るために必要な勉強時間

 

目次

大学入学後の「再受験」は増えている

 

この10~20年で、大学入学後に休学・退学して別の大学を再受験する人は何十倍にも増えていると言われています。

 

いざ入学してみると周りの人と合わなかった、入学後に学びたい分野が変わった、高3の時は親の希望に合わせて受験校を決めてしまった・・・など、理由は様々です。

 

そして、特に国公立大学を再受験する際には必須と言えるセンター試験。

 

センター試験は大学受験本番の第一関門と言うこともできます。

 

実際に求められているのは基本的な知識だけでなく、少し応用が入った問題も含まれているので、応用力も試されています。

 

とはいえ、実際にはセンター試験の対策はほどほどにしてしまう人も少なくありません。

 

しかし、センター試験である程度の点数を取ることが出来なければ、本番に自分の希望する大学、学部の試験を受けることもできないので、ほどほどに勉強をしてしまうというのはあまり得策とは言えません。

 

センター試験で9割以上取るためには

 

過去問を解くのに必要な時間

 

では9割以上取るためにはどうすれば良いかというと、まずは過去問を解いてみます。

 

できれば10年か20年ぐらいの過去問を見てみて、どのような出題傾向となっているのか、さらにどれぐらい自分が問題を解けるか把握する必要があります。

 

受験する科目数にもよりますが、10年分の問題を解く場合、1年分が約9時間、10年分なら約90時間の勉強が必要です。

 

さらに20年分なら約180時間を費やすことになります。

 

もちろんこれは単純計算なので、実際にはこれよりも長い時間が必要となる場合もあれば、短い時間でも良い場合もあるので、あくまでも目安に過ぎません。

 

このように約100時間から200時間を費やしてセンター試験の傾向を知り、さらにその試験で求められている知識を満たすために勉強をすることになります。

 

 

勉強に必要な時間

 

ライバルとなる現役で受験する高校生の場合を考えてみましょう。

 

受験勉強自体を高校2年生の2学期から始めるとすると、だいたい1日当たり3時間程の勉強が求められます。

 

1ヶ月で90時間、その生活を高校3年生の夏休みまで続けるとなると、大体1080時間となります。

 

その後高校3年生の9月から1日4時間の勉強、さらに冬休みからセンター試験までは1日10時間の勉強と考えると、大体670時間程度は勉強することとなり、トータルで1750時間程度の勉強時間になる計算です。

 

ただ再受験をする場合、最初の受験時と受験科目が変わる場合は別ですが、すでに高校範囲の学習は終えています。

 

その点では高校生よりも1歩先を行っていると言えなくもありませんが、学校で授業を受けたり定期的に小テストや試験を受けられるわけではないという点や、現役時代からブランクがあるという場合は不利とも言えるかもしれません。

 

高校生の勉強時間を元に考えると、実際にセンター試験で9割程度の点数を獲得したい場合は、やはり1000時間以上は勉強する必要が出てくるのです。

 

実際に勉強に費やせる時間を考えよう

 

トータルの数字で見るとかなり時間数が長く感じられるかもしれませんが、再受験の場合は、1日どれぐらいの時間を受験勉強に費やせるかがポイントになってきます。

 

多くの高校生の場合は、高2ぐらいから文理選択をしたり、志望校を考え始めます。

 

中には高1から受験に向けた勉強を始める人もいるでしょう。

 

しかし、再受験の場合は、再受験することを決めてから実際に受験するまでの期間が高校生より短いことも多いです。

 

一方、休学や退学をして大学に通う必要がない場合は、1日のうち勉強に費やせる時間が高校生より長いこともあるでしょう。

 

実際に受験までどのくらいの期間があるのか、1日のうち勉強に費やせる時間はどのくらいなのかということを考えた上で学習計画を立てましょう。

 

まとめ

 

1000時間はあくまでも目安に過ぎず、なかなか勉強時間の割に成果が上がらない場合は時間数を増やすだけでなく、その勉強内容を見直すということも高得点を取るためには必要になってきます。

 

また、最初の受験時とは出題傾向が変わってきている可能性もあります。

 

現役の時とは違い、学校でサポートしてもらえるということもないので、現役の時以上に覚悟が必要とも言えるでしょう。

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