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希望の大学に再チャレンジ!赤本の活用方法①

 

目次

大学に入り直すという選択

 

大学受験をする際、多くの方は第一希望の大学以外にも、高い確率で合格するであろう、いわゆる「滑り止め」の大学を受験します。

 

そして、とりあえず大学に入学はしたものの、やっぱり希望の大学に行きたいと思ったり、

 

逆に予想以上に周りについていけず、もう1度別の大学に入り直したいと思う人もいます。

 

実際に、今の大学に籍を置きながら別の大学に入学するために試験勉強をしている人もいます。

 

大学は社会に出るまでの最後に教育を受けられる場であり、自分の好きなことがより専門的に学ぶことができる場です。

 

大学に入り直すという選択は非常に勇気が必要なことですが、自分の将来のことを考え、別の大学に入り直すという選択をすることは決して悪いことではありません。

 

大学受験と言えば赤本

 

大学受験では、入試の傾向を知り、その大学に的を絞った勉強をすることで合格率が高くなります。

 

大学別の入試対策として利用したいのが、入試の過去問の問題集である「赤本」。

 

赤本を利用することで、過去にどのような問題が大学入試の時に出題されたかを知ることができます。

 

つまり、実際に利用することで、今の自分がどれぐらいの数の問題を解くことができるのか、さらにその結果から自分の実力と、志望校の求める学力の間にはどれぐらいの差があるのかを知ることにもつながります。

 

 

赤本を使い始める時期は?

では実際に赤本を利用する際はいつごろから始めるべきかというと、通常の受験生でいうと高校3年生の夏休みまで=入試前の夏頃までには1回は利用する方が良いと言えます。

 

なぜなら、受験前最後の長期休暇である高校3年生の夏休みの過ごし方が受験に大きく影響してくる=ライバルになる現役合格を目指す高校3年生はこの時期にメキメキと実力を伸ばす可能性があるからです。

 

したがって、自分が何を勉強すべきかを明らかにするという点から言っても、まずは現状を把握するために夏までに1回は赤本を解いておくようにします。

 

「もう志望校は決まっているのだから、もっと前から赤本を解いておいた方がいいのではないか?」と思う方もいるでしょう。

 

しかし、繰り返し赤本を解き続け、“自分は高校生以上に赤本を解いてきた”という自信が致命的なミスにつながることもあります。

 

また、いきなり出題傾向が変わることもないとは言い切れません。

 

その場合、「志望校の赤本だけしか解いてこなかった受験生」よりも「他の大学も視野に入れて勉強し、様々な出題方式・内容に対応できる受験生」の方が有利になることもあり得るのです。

 

赤本の本格的な利用はいつから?

赤本を本格的に利用し始めるのは、大体10月ぐらいからが無難です。

 

ただ、ここで全ての問題を解いてしまうと、試験本番の時にすでに解く問題がない状態になってしまいかねないので、この時点ではある程度の量を残しておくようにします。

 

本格的に使用し始めるのが大体10月、さらに赤本ばかり利用するのが大体翌年の1月、センター試験が終わってからが目安になってくるでしょう。

 

また、センター試験対策を行う場合も志望校のための勉強をする時と同様に、大体7月頃に1回、10月ぐらいから本格的に利用し、12月ぐらいからセンター試験の赤本をしっかりと解く形をとります。

 

使い方としては、1回だけ問題を解くために利用しても良いのですが、自分の苦手な所を把握するということから、まずは一通り解き、さらにそこで間違った問題を調べて完全に正解が分かる状態にしておきます。

 

センター試験に関しては大体5年から10年分は解くようにしますが、時間に余裕があるなら20年分ぐらい解く方がより色々な問題に接することが可能です。

 

ただ、国公立大学志望の方はセンター試験の出来で左右されますが、私立大学志望の方はセンター試験の重要度が国公立大学を志望する方に比べると低いので、10年分も解く必要はなく、5年分くらいでも充分です。

 

その代わり、志望校の過去問に関しては20年分ぐらいを解くようにします。

 

赤本を利用する際の注意点

 

5年分ぐらいの問題を解けば大体の傾向を把握することはできますが、時間に余裕がなくてももっと過去の問題にも目を通し、特に似た感じの問題がないか、数字が変わっているだけのものはないかだけでも見ておくことをおすすめします。

 

定期的に出題傾向が変わるようであれば、自分が受験する時期が変わる時期かも予想することができます。

 

また、赤本を利用する際はただ問題を解くのではなく、その問題を解くためにどれだけの時間がかかったかも合わせて調べます。

 

問題量によっては時間切れになってしまう可能性もあるからです。

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