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学生のうちに取得しておくとメリットがある資格~ITパスポート試験編~

 

 

目次

はじめに

 

就職活動をするにあたり、資格を持っていないことを不安に思う人もいるかもしれません。

 

もちろん、資格は1つのアピールポイントになりますし、資格取得のために勉強したことが評価される場合もあるでしょう。

 

しかし、実際には新卒においては、資格を持っていないことがマイナスになることは基本的にありません。

 

日本の企業の新卒採用はポテンシャルを重視しており、スキルは入社後に身につけてもらうことを前提としているからです。

 

とはいえ、何か資格を持っておいた方が安心、1つでもいいから資格を持っておきたいと思う人もいるでしょう。

 

そんな人のために、持っていると入社後の業務に役立つ資格をご紹介していきたいと思います。

 

今回は、IT企業への就職を考えている人にメリットがあるITパスポート試験について見ていきましょう。

 

資格概要

 

「ITパスポート試験」とは、2009年に新設された「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。

 

通称「iパス」(アイパス)とも呼ばれており、

 

セキュリティやネットワークなどのITに関する知識はもちろん、AIなどの新しい技術をはじめ、経営全般の知識など、幅広い分野の総合的知識を問う試験となっています。

 

IT化が進んだ現代に生きる社会人として必要な基礎能力を持っていることを証明する試験とも言えます。

 

試験内容

 

試験時間

 

試験時間は120分となっています。

 

問題数

 

問題数は100問で、内訳は下記の通りです。

 

・ストラテジ系(経営全般):35問程度

 

・マネジメント系(IT管理):20問程度

 

・テクノロジ系(IT技術):45問程度

 

試験時間120分に対し、問題数が100問あるので、単純計算で1問あたり1分強。

 

計算問題もあり、1問に対して時間をかけすぎると時間切れになってしまうので、注意が必要です。

 

出題形式

 

出題形式はCBT方式となっています。

 

CBT方式とは、問題がコンピュータに表示され、マウスやキーボードで回答していく形式のことを指します。

 

ITパスポート試験の場合は、4つの選択肢から1つを選択する方式となっています。

 

 

 

 

合格率

 

ITパスポート試験は、1000点満点中600点以上で合格となりますが、3つの各分野で3割以上を取得できていなければ不合格となります。

 

近年の合格率は50%前後となっています。

 

就職でのメリット

 

現代では、ITは業種を問わず、様々な分野で基盤となっています。

 

ITパスポート試験はITに関する基礎知識を有する者だと証明することができる国家資格(国が認めた資格)なので、取得を推奨している企業もあります。

 

ITの知識が不足していたせいで、法令に違反した業務を行い、会社に損害を与えてしまう場合もあるからです。

 

その反面、IT系の職種への就職では、この資格を取得していても特別に有利であるということはありません。

 

それは、この試験の出題内容は、ITエンジニアならば知っていて当然の内容だからです。

 

とはいえ、他の資格と組み合わせると有利になる場合もあります。

 

例えば、基本情報技術者試験なども併せて取得しておくといいでしょう。

 

基本情報技術者試験は、ITに関する基本的な知識と技術があることを証明する資格で、システムの設計・開発・運用に関する知識が得られます。

 

一方、ITパスポート試験単体でもIT系の職種以外で、事務職などのパソコンやネットワークに触れる機会が多い職には有利となる場合もあるようです。

 

情報リテラシーやセキュリティ関係などの知識は大いに役立つからです。

 

独学で合格を目指すには

 

独学で合格することはできるのか?

 

ITに関する授業なんてないし、今まで勉強したことがない。

 

そんな人でも、独学で合格することはできるのでしょうか?

 

実は、ITパスポート試験は独学で合格している人も多いのです。

 

資格そのものというよりも、出題内容自体が現代において必要な情報ばかりです。

 

そのため、資格取得よりも知識を得ることを目的として勉強する人も少なくありません。

 

また、参考書や問題集の種類も豊富なため、勉強に必要な教材が比較的簡単に手に入るというのも理由の1つでしょう。

 

どのように勉強すればいいのか?

 

受験勉強のように、参考書と問題集を使った勉強法で合格は十分可能です。

 

参考書は実際に書店で中を見て、自分にとって分かりやすいと思うものを選ぶことをおすすめします。

 

知識が全くない人にとっては、文字だけ並んでいても、なかなか頭に入ってきません。

 

図や表が使われていたり、カラフルで見やすいものを選ぶなど、自分の好みに合わせて選んでみてください。

 

また、問題集は過去問の購入をおすすめします。

 

実際の試験と同じCBT方式で解くことで、本番に近い形式で問題演習ができます。

 

慣れてきたら、本番と同じ時間(120分)で解く練習をしておくと良いでしょう。

 

正解したけどきちんと理解できているか自信がない問題も含め、つまずいた問題は参考書で復習しながら、繰り返し解いていくことで、理解が深まるはずです。

 

また、情報系の勉強をしたことがある人でも、初めて見る用語が出てきます。

 

問題の中には用語を知らなければ解けない問題もあるので、用語集も買って、すきま時間に勉強するのも良いかもしれません。

 

参考書や問題集以外にも、無料勉強サイトもあるので、それらを活用して合格を目指してみてください。

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