お気軽にお問い合わせください
勉強コラムの最新記事!
今日は、化学科に在籍する学生や他の学部学科であっても化学という学問に興味のある学生を対象に、化学と応用化学の違いについて解説します。
両者は、どちらも「化学」を研究する点は同じですが、その研究の目的や内容は異なります。
では、具体的にどのように異なるのでしょうか。
現在、化学科にいる学生は当然、化学がどのようなものかは把握していると思いますが、まずは化学について理解しましょう。
化学とは、物質の構造や性質、変化を学ぶ学問です。
私たちの日常でも化学はよく使われており、例えば、化粧品の殺虫剤、合成洗剤や農薬、時計や携帯電話のデジタル表示、他には、カイロも化学反応によって温まる仕組みであり鉄の酸化が関係しています。
鉄は酸化することで同時に熱を発生するのですが、カイロはこの熱を有効活用しています。
このように化学は非常に身近な存在です。
では、化学と応用化学の違いについて見ていきましょう。
化学と応用化学は、そもそも別の学問であり、学びの特徴や進路も異なります。
化学というのは「基礎研究」、応用化学というのは「応用研究」を主に行う学問です。
基礎研究は、未だ知られていない理論や現象を見つけることを目的にしており、例えば、物質の構造や化学反応などがテーマになります。
その一方で、応用化学は、基礎研究によって知られるようになった理論や現象を特定の目的に合うように実用化することを主な目的にしています。
つまり、化学を深く研究するのか、それともその化学を使って技術開発をしたいのかという違いといえるでしょう。
化学と応用化学にはどちらとも「化学」という名称がついていますが、実は大学での学部は異なります。
化学科は主に理学部化学科にあり、応用化学は工学部応用化学科に設置されていることが多いです。
述べた通り、化学と応用化学、両者は全く別の学問になるのです。
化学と応用化学では、どちらとも多くの実験を行います。
両者では基礎理論と実験技術の学習が大切であり、研究室に配属されてからは特にその研究テーマに沿って多くの実験や実習を行います。
学生の中には、朝から晩までずっと研究室にいるという人もいます。
化学と応用化学は異なる学問であり、学部学科であるので、卒業後の就職先も同じではありません。
化学科の学生は、主に製薬や食品業界への就職が多く、応用化学科に関しては、製薬、電気、医療などになります。
ここでは就職先について解説していますが、将来、研究職などに就きたい場合は特に化学、応用化学ともに大学院に進む人が多いです。
研究・技術職は大学院の修了者以外だと難しいのが現状です。
いかがでしたか?今日は、化学と応用化学の違いについて解説しました。
とても興味深い分野であり、彼らがいるからこそ私たちの日常生活は便利になっているともいえます。
当サイトでは、このように化学に関すること、化学科の学生にとって有益な情報を定期的に発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてください。
また、化学科で勉強の悩みがある人などは勉強の詳しいやり方やコツなども随時発信しています。
理系学科は一度授業についていけなくなると挽回が容易ではありませんので、しっかりと勉強を行うようにしましょう。
もし、自分一人で解決しない場合は、弊社、大学生向け学習塾を検討してみてください。
大学生を対象にした数少ない学習塾であり、これまで多くの学生をサポートしてきました。
興味がある人は、無料学習相談を実施していますのでぜひご利用ください。
\無料相談実施中! /
大学生の単位取得をサポートするための個別指導を提供しています。
大学や生徒のレベルに合わせたカスタマイズされた学習プランで、単位取得を効果的にサポートします。
生徒とのコミュニケーションを大切にし、彼らの学習の進度や状況を把握することで、適切なサポートを提供できるよう努めています。