はじめての期末試験の勉強法(大学1年生)

2018年07月08日

 

入学式が終わってGWも過ぎたと思ったら、もう初めての期末試験が目の前です。

 

中学、高校時代とは異次元の勉強方法が大学生には求められます。

 

初めての期末試験を迎えて、不安を抱える大学1年生のために、期末試験の勉強方法や対策をご紹介します。

 

受験勉強でも経験したように、勉強に近道なし、なのかも知れません。

 

 

大学生が期末試験のために準備を始めるのはどれくらい前?

 

日本の大学では、講義はおよそ前期と後期に分けられ、それぞれに期末試験が課されます。

 

試験の成績はそのまま卒業時の資料となり、企業へ成績証明書の提出を求められる事もあります。

 

大学でそれぞれ成績証明書の書式は異なりますが、就職先へ成績証明書を提出するとなるとやはり、良い成績を残しておきたいものです。

 

そんな就職時に影響を与える期末試験のために、大学生はどれくらい前から勉強を始めているのでしょうか?

 

大学生の勉強について、様々な角度から調査した統計があります。(ベネッセ教育総合研究所まとめ)

 

「あなたは定期試験(期末試験)のために、どれくらい前から準備を始めますか?」という問いに対し、1週間前からが最も多く24%。次いで2週間前からが18%で、合わせて4割前後の大学生は1、2週間前から期末試験のための勉強を始めている、という結果があります。

 

なかには、1ヶ月以上前から、という回答も7%近くあり、期末試験のために準備を怠らない真面目な姿勢が見えます。

 

期末試験の内容は?

 

一般教養課程の場合、期末試験の内容は高校生の頃と変わらないと考えてよいでしょう。

 

講義(授業)内容を中心とした筆記試験が課されます。普段の講義に出席していれば、期末試験対策に大きな問題はありません。

 

しかし、勘違いは禁物です。講義に出席していれば期末試験の勉強はしなくて良い、という訳ではありません。

 

広い講義範囲から期末試験に出題される、という事です。

 

講義中にノートや録音(持ち込みが許可される場合)で講師・教授の板書や話を自分なりにノートにまとめる学習習慣が必要です。

 

その点では、ノートの取り方が期末試験勉強のポイントと言えます。

 

大学受験を経験した皆さんに、ノートの取り方は説明不要でしょう。

 

要点が簡潔にまとめられ、後で見やすいノートが期末試験に求められます。

 

大学生ならではの期末試験勉強方法

 

高校生とは異次元の勉強方法のいくつかをご紹介します。

 

まずは、文献の熟読・乱読です。

 

期末試験のために、参考になる文献を読み漁りましょう。大学併設の図書館を利用するのも時間の短縮になります。

 

では、どの文献を選べば良いか?

 

答えは、講義を担当している教授・講師の著作です。

 

一般教養課程であれ専門課程であれ、講義を担当している教授の著作には、講義のエッセンスや自身の論説が溢れています。大学の講義で直接使われている、いないに関わらず著作を読み込んでおく事は、期末試験対策の最初の手段です。

 

大学生のための期末試験勉強方法、二点目は、論述問題に挑戦する事です。

 

多肢選択問題や穴埋め問題は高校生まで。大学での期末試験では論述問題が大半を占めます。

 

講義内容をいかに理解し、自分の中で消化しきれているか?

 

仮説から論理を重ねていかに結論まで導くか?

 

そうした回答の求め方が大学では必要です。

 

自ら学ぶ大学生は、論述問題に挑戦して下さい。

 

大学生のための期末試験勉強方法、三点目は、スケジュール管理です。

 

大学の期末試験(定期試験)は科目数も多く、期間も高校時代より長くなりがちです。

 

そこで、試験対策としての勉強方法にもスケジュール管理能力が問われます。

 

一夜漬けの勉強では良い成績を残せません。その結果は、成績証明書として卒業時まで残ります。

 

結果を出すためには、時間の有効な使い方がポイントになります。

 

試験日程を睨んでどの科目に重点をおくか、言い換えればどの科目を取捨選択して今ある時間を有効利用するか計画的に勉強する事がポイントです。

 

極論ですが、今回試験で単位を落としても、次の機会に単位を取得出来るのも大学教育のメリットです。

 

卒業時までに必要な単位を揃えれば、それで大学は卒業出来ます。

 

もちろん、最初から次の試験で、というのは計画的とは言えませんが、残された時間で全てやらずに労力を集中投下する事で、最大限の成果(成績)を残す事を目指しましょう。

 

何より、普段からの積み重ねが大前提である事は言うまでもありません。

 

過去問題は有用か?

 

大学受験では重要視される過去問題。実は、大学の定期試験(期末試験)でも過去問題は存在します。

 

受験対策としての過去問題集が、大学の期末試験でも有用なのでしょうか?

 

先輩やサークル仲間から、回って来る定期試験の過去問題。教授・講師が過去に定期試験に出題した問題と回答がセットで非公式に出回っています。

 

期末試験で表面上良い成績を残すための対策と割り切れば、過去問題は有用でしょう。

 

しかし、大学本来の学びの場(研究教育機関)として考えれば、過去問題で期末試験に臨むのは、論外です。

 

自ら学ぶ姿勢を放棄してまで期末試験で高得点を残しても、それは点数だけで、自ら学習する労力を棄てた事になります。

 

かけた労力の分だけ、試験結果が向上する公式はありません。

 

しかし、過去問題を集め、覚える労力と普段の講義の中で自らノートを取っていた労力、このどちらが応用性のある労力になり得るか。

 

その結果は、就職面接時にはっきりするでしょう。

 

大学は知識を得るだけが目的ではなく、知識を得るための方法を学ぶ場なのです。

 

さらに過去問題に頼る最大のデメリット。

 

新任の教授・講師の講義には過去問題そのものが存在しない。

 

日進月歩の研究分野において、過去問題は既に終わったコンテンツです。そこに頼った勉強はもはや勉強でも学習でもなく、模倣でしかありません。

 

大学はコピー製品製造機関ではないのです。

 

成績を買う?

 

期末試験の結果は成績証明書に記載され、就職時に提出を求められる事は先述の通りです。

 

成績証明書に限らず、大学での成績は高い方がいいのはもちろんです。

 

しかし、高い点数を求めるあまり、「この授業内容は試験に出ますか?」と講義担当の教授に尋ねる学生がいるそうです。

 

さらに、「講義ノート」と呼ばれる大学内での講義をまとめたものが売買されているとも言われています。

 

学びたい分野があるから大学を受験した。

 

学びたいから受験勉強も頑張れた。

 

今、大学で学べるのはそうした積み重ねの結果である事をもう一度思すことも必要です。

 

ネットワークという勉強法

 

最後に、大学生ならではの勉強方法をご紹介します。

 

個人競技の要素が濃い大学の期末試験対策。

 

ネットワークを利用した勉強法もあります。

 

ここでいうネットワークとは、友人、先輩、サークル内の人間関係を指します。

 

先述の過去問題やノートの貸し借りも大学内のネットワークがあってこその存在です。

 

しかし、前段で述べた通り、試験の成績を売買するような行為は否定します。

 

ここでいうネットワークを使った勉強方法とは、同じ学部内の友人、先輩と情報を共有する事を指します。

 

先輩から代々伝わる試験攻略方法を共有する、友人と図書館で研究室で試験勉強をする。

 

そうした時間は、直接の勉強方法とは別の観点で学びの姿勢が身に付きます。

 

人間関係という得難い資産を自分のものにするのも、大学生にしか出来ない勉強の時間です。

 

失敗を恐れず、人間関係に向き合うことも頑張ってください。