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編入で失敗しないための4つのポイント

 

「今通っている大学から別の大学に編入したい」という学生もいるかもしれません。また、大学の友人の中にも他大学から編入してきたと人もいるかと思います。

 

今回は、そんな「編入」で失敗しないためのポイントについて書きます。編入を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

目次

【編入とは?転入との違いは?】

まず、編入と似た言葉として「転入」がありますが、この2つは若干異なります。

 

編入は正式には「編入学」と言い、ある学校(短期大学、高等専門学校、専修学校など)を卒業した人がある大学の1年次の途中又は2年次以降に入学することを指します。

 

要するに、ある学校に在籍していながら1年次又は2年次に別の大学に入学することです。

 

それに対して、転入は「転入学」と言い、ある大学で学んでいる人が別の大学に入学することです。

 

編入・転入学の定義

 

〇「転入学」……学校種を同じくする他の学校からの入学

 

(例)4年制A大学2年次修了→4年制B大学2年次または3年次

 

(例)C短期大学1年次修了→D短期大学2年次

 

〇「編入学」……学校種の異なる他の学校からの入学

 

(例)短期大学・高等専門学校卒業→4年制大学3年次

 

引用元:『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』「大学等の転入学に関する実態調査結果

 

両者を見比べると、その違いがイマイチよくわからないという人もいるかもしれません。

 

ただ、ポイントは ‘’卒業した人が’’ からわかるように「卒業」というワードで、ある学校を卒業して別の大学に入学するとそれは「編入」、ある学校から他の大学へ入学すると(移動)それは「転入」になるのです。

 

もし、自分が短大生で卒業してから大学3年生次に入学したいのなら、それは編入学ということになります。

 

では、ここからは編入する際のポイントについてです。

 

≪ポイントその1:受験資格≫

 

編入するには、各大学の編入条件を満たしておく必要があります。

 

例えば、在籍していた大学でどのくらい単位を取得したかなどを聞かれることが多く、2年次編入なら30単位前後、3年次編入なら60単位前後が一般的な目安です。

 

ただ、編入先(学部や学科)によって認定する単位が異なることがあるので、自分の行きたい大学の編入条件を確認しておくことをオススメします。

 

また、その際に編入にかかる費用も確認しておきましょう。編入試験の受験料と入学金がかかるケースが多いです。

 

≪ポイントその2:募集人数≫

 

 

基本的に、大学の編入枠というのは退学者などの欠員によって設けられます。

 

そのため、毎年ある一定の募集人数を設けているとは限らずその年によって募集人数が異なります。

 

「去年は〇〇人だったから大丈夫だろう」と安易に捉えていると、自分の年には募集人数がかなり削減されるなんてこともあるかもしれません。

 

≪ポイントその3:編入するタイミング≫

 

編入には2年次と3年次がありますが、一般的なのは3年次です。

 

そのため、もし在学している大学から今すぐにでも移りたいと思っても自分の好きなタイミングで編入できるとは限りません。

 

モチベーションが下がらないよう、後悔しないように大学(学部)選びは慎重に行いたいです。

 

≪ポイントその4:編入できない大学≫

 

募集人数に関連することですが、大学によっては編入枠を一切設けないところもあります。

 

これは、その大学の欠員状況などが関係しているので正直ここでは予想できません。

 

あとで手遅れにならないためにも、やはり事前の情報収集が何よりも一番大切です。

 

【編入してステップアップを目指そう】

どの大学、どのタイミングなど、編入するにはいくつかの条件があります。

 

どうしても別の大学に行きたいという人は、編入制度を利用して自分の将来の夢の実現に向けて大きな一歩を踏み出しましょう。

 

また、第一志望の大学に合格できなかったけどどうしても諦めきれないという人にも、編入は一般入試よりも受験科目が少なく倍率も低くなる傾向があるので、大きなチャンスだと思います。

 

難関大学への入学を夢ではありません。では、皆さんの編入がうまくいくことを祈っています。

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