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大学レポートのコピペの危険性5選

 

大学で提出するレポートをコピペして作成する学生は案外少なくありません。

 

既存のレポートをそのまま引用する、あるいは少しだけ手を加えてそれを自分のものとしてしまうのです。

 

手軽に作成できるために安易にやってしまいがちですが、リスクのある行為ということを知っておく必要があります。

 

コピペリスク①

 

そもそもレポートを課せられている意味がなくなってしまうことです。

 

レポートは何のためにあるのか?それはこれまでの学習の成果をまとめるためであり、いわば集大成とも呼べる存在です。

 

作成することで学びを実感し、それを形とすることで成果を披露することができます。

 

ところがコピペをしてしまった場合はそれまでの学習をまとめる過程を省くことになり、全く自己のためにはなりません。

 

コピペリスク②

 

誤りのある情報で構成してしまうほか、自分自身が間違ったまま記憶してしまうことです。

 

コピペをする際には何らかの媒体から情報を引っ張ってくることになりますが、その情報が必ずしも正しいとは限りません。

 

特にインターネットで入手できる情報の中には信ぴょう性の低いものが多く、誤ったまま放置されていることも少なくありません。

 

また、その時は正しい内容だとしても、時と共に情報の正誤は変化することもありますので、古い情報を参考にすることで、同じく誤りのある内容で構成してしまうリスクがあるのです。

 

コピペリスク③

 

コピペに対する慣れが発生してしまうことです。

 

コピペをしようとする学生の場合、すでに何度も同じことをやっていることも少なくありません。

 

学生の内に行うのも問題ですが、社会人になってからそのクセが抜けていないのは益々危険です。

 

万一、業務上でどこからか情報を勝手に引用してしまった場合、著作権の侵害となり罪に問われてしまうリスクがあります。

 

自分だけの責任には留まらなくなりますので、安易なコピペによって会社にも大きな損害を与えてしまう恐れがあると言えます。

 

時には賠償責任が発生して会社をクビになる可能性も十分にあるでしょう。

 

コピペリスク④

 

誤った評価を受けてしまうことです。

 

コピペをする際の心理状況は様々ですが、単に及第点を目指す人もいれば、評価を受けるために高度な内容に仕上げる人もいるはずです。

 

特に後者の場合、自分でいちから作成したものではないにも関わらず、高い評価を受ける可能性があります。

 

しかしそれは自分の実力ではありませんので不当な評価であり、そして評価された自分自身は嘘の存在です。

 

要するに誰もメリットがない状況で、嘘で塗り固められた真実で自分自身はもとより、他人を傷付けてしまう可能性もあるでしょう。

リスク5は学位はく奪の可能性があることです。

 

コピペをしてしまうといつかはバレてしまう危険性があります。

 

その際、軽微なものならまだ許される可能性がある一方、悪質な内容ですと卒業及び卒業後にも影響することも考えられます。

 

場合によっては学位がはく奪されてしまい、卒業をした事実がなくなる可能性もあるでしょう。

 

罪に問われる恐れもある危険な行為ですので、バレなければ問題ないと甘く考えてしまうのは要注意です。

コピペでレポートを作成するリスクにはこのようなものが挙げられます。

 

通常の考えでいけば危険な行為ということが分かるはずですが、ところが昨今では2割もの大学生がコピペの経験があると言われています。

 

それが当たり前のようにもなっているケースも見られ、懸念すべき事柄として注目されているのです。

しかしながら簡単に情報を入手できるネット社会では今後もコピペをする学生が増えてくる可能性が十分にあります。

 

抑止していくためにはコピペのリスクをしっかりと流布することが重要であり、何よりも学生自身が自分のためにならないことを理解することが大切です。

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