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一般的に、医学部と聞くと医者になるための「医学科」を指すことが多いですが、医学部には医学科の他に、看護、保険、栄養、薬学などいろいろあります。
今回は、医学科を中心とする医学部についてご紹介します。
医学部で学ぶのは、大きく分けて「基礎医学」、「臨床医学」、「社会医学」の3つ。基礎医学では、生理学、病理学、ウイルス学、免疫学など。
臨床医学では、内科系で内科学、小児科学、精神神経医学などの分野に分かれてより詳しく学びます。
そして、社会医学は法律との関係を研究する法医学や予防医学について。
医師になるためには、治療ができる臨床能力だけじゃなく、患者さんやその家族と欠かせないコミュケーション能力なども求められます。
そのために、1年生次には、一般教養科目を中心に学び、リハビリ施設など現場での実習もあり、2年~4年生次になると、解剖学や生理学など基礎医学と、内科学や外科学など臨床医学に関する内容も履修して、4年生後半くらいになると、研修医として臨床医学の研究が始まります。
5~6年生次には、臨床実習が増えて、いろいろな科で患者を診たり、病状を観察したりと、実際の業務を経験します。
その後、所定の課程を修了して、卒業試験に合格すると、医師国家試験の受験資格がもらえるのです。
医師には、医療に関する専門的な知識は当然ですが、患者と一つのチームとしてともに治療をしていく高いコミュニケーション能力、そしてどんな状況でも落ち着いて最善の選択ができるように柔軟性も欠かせません。
医学部の6年間で、それらの能力を総合的に養います。
医学系とかなり専門的な内容なので一概にオススメの勉強法はこれだ、と言うのは難しいのですが、効率的に勉強するために必要なのが、医学を体系化しながら学ぶということです。
医学部には、「人間は細胞の魂である」という本質があり、そこから基礎医学など多方面に分かれます。
どんなに違った内容であっても、その基礎にたどると、上記で説明したような本質にたどり着くようになっており、これは、何も医学部だけに限ったことではありませんが、どの学問にも本質というものがあります。
まずは、これを知っておくことから始めましょう。
要するに、医学を勉強する際に、この内容はどの分野のことなのか、など本質をもとに全体像を考えながら勉強すると理解しやすくなります。
また、全体を意識してどの内容なのか把握することで、今まで勉強した内容と被ることもあるでしょう。
すでに知っている知識があれば、膨大な医学を学ぶ上ではかなりの時間の効率化につながります。
頭の中で全体像を意識するのは簡単ではありませんが、そんな時は、ノートに絵を描いてみることをオススメします。
今、勉強している内容を書き出して、どんどん本質に近づけながら学習していきます。
これによって、長期的な効果が薄い暗記をしなくても、医学の本質を体系的に学ぶことが可能です。
医学を勉強するにあたり、テスト前や卒業前に膨大な範囲を勉強しなくてもいいよう、普段からコツコツと学習しておくことが非常に大切。
まとまった時間に、一気に勉強できるほど、医学の範囲は狭くありません。毎日じゃなくてもいいので、できるだけ頻繁に勉強することを習慣化します。
医学部の学生は、授業や実習などで忙しいと思いますが、勉強のためにある程度の時間を確保しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
医者になるのは決して簡単なことではありませんが、人の命を助けたい、人の笑顔をみたい、など、お医者さんは生きていくすべての人が必要とする大切な存在です。
勉強は大変だと思いますが、心から応援しています。
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