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理系女子大生と就職後

 

専門的な勉強をしてきた人たちは、就職をした後に第一線で活躍したいと考えていることも少なくありません。

 

特に理系の女子は専門性の高い職種に就くことも多く、長く勤めることも可能なケースが多々あります。

 

女性だからという時代はもう過ぎていて、現在では男性でも女性でも同じように勤務をすることが可能になっていますので、女性でも活躍する場はたくさんあります。

 

昔は女性には働く上での制限が設けられていて、思うように働けない、待遇面も男性と比較するとかなり低いということが多くありました。

 

しかし、男女雇用機会均等法が施行されてからは職場における男女の差別が廃止されており、募集や採用・昇給・昇進・教育訓練・定年・退職・解雇等の様々な面で平等に扱うことが定められています。

 

 

目次

男女雇用機会均等法とは

 

詳しく見ていくと、男女雇用機会均等法とは雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律が正式名称であり、女性労働者であることを理由に男性労働者と差別的に取り扱うことを禁止しています。

 

配置や昇進だけでなく、福利厚生や退職、解雇等についても平等に取り扱うように記されていて、女性だけというより男女双方への性差別が禁止されています。

 

また、女性は妊娠や出産を経験する可能性がありますが、妊娠・出産・産前産後休業の取得を理由とした不利益な取り扱いがなされることも多いので、それも禁止されています。

 

最近ではセクシャルハラスメントが問題として提起されることも増えていますが、セクシャルハラスメントの対象には男性も加え、予防や解決のために具体的な措置を取るように事業主に義務付けられています。

 

男女雇用機会均等法が施行されてからは、男性と女性との間での格差が減っているといわれていますが、実際にはまだまだ意識的な改革が進んでいないことも多いようです。

 

ですから表立った組織的な部分では差別が見られなくても、内部に入ると細かなことでまだ差別が残っていると感じることがあります。

 

ただし、勤務時間などの制限においては男性と同じように深夜まで作業ができるようになっていますので、バリバリと仕事をして同じように成果を上げることは可能です。

 

 

理系女子は研究の分野等でも活躍する

 

理系女子は研究の分野等でも活躍することが多いので、こうした制限が取り払われているのは非常に大きな前進だといえます。

 

こうした現状を踏まえ、理系の女子なら努力次第で様々な分野で自分の力を発揮できるのは明らかです。

 

就職先にはもちろん自分が学んできた分野を活かせる業務が行われているところを選びますが、同じような業務を行っていればどこでも良いというわけではありません。

 

数年働いて出産をする時に一度辞めなければならないというようなことが無いように、福利厚生が充実している会社を探さなければなりません。福利厚生は募集要件を見るだけで把握できますので、まずは就職先を絞り込む時に募集要件を詳細まで確認することが大切です。

 

万が一分からなければ質問をする方法はたくさんありますので、曖昧なままで受けるようなことはせずに明確にしてから動くようにします。

 

 

大企業は福利厚生が充実している

 

一般的な話でいうと、大企業は福利厚生が充実している傾向にありますので、大企業から受けたい会社をピックアップすれば良い環境で働ける可能性が高くなります。

 

ただし、大企業は募集人数も多いのですが受ける人数も同じように多くなりますので、何か光るものを持っていないと採用選考に通過することができなくなります。

 

企業ごとにどのような人材を確保したいのかが異なりますので、受けたいところが決まったら個別に対策を取ることをおすすめします。

 

理系の女子大生は専門性の高い仕事に就けるからと進路を決める際に意外と人気が高いのですが、その反面女性ならではの仕事を続ける上での大変さを実感して途中でキャリアがストップしてしまうことも少なくありません。

 

ですから進路に悩んだら最終的に専門性の低い学部を選択してしまうことも多いのですが、やりたいことが明確になっていて、なおかつそれを活かせる職場を見つけることができれば一生ものの仕事に出会えますのでずっと続けたいと考えている人にとって最善の選択となります。

 

 

これだけは他の人には負けないということを作っておく

 

大学生の頃には思い切り自分の研究に打ち込んで、これだけは他の人には負けないということを作っておくことも忘れてはいけません。

 

いざ就職をする段階になって何の特徴もないようでは、採用試験の時に上手くアピールすることができません。

 

就職先選びの最中に進路に悩んだら、大学院に残るか就職をするかで思い悩むケースもありますが、就職から逃げるために大学院を選んだ人たちは後々後悔することがほとんどですので、元々の気持ちが就職で決まっているのなら最後まで諦めずに自分をアピールする方法を考えるようにします。

 

もう少し研究を続けるために大学院に残るというのも決して悪い選択ではありませんので、自分のやりたいことに向き合って結論を出すことが大切です。

 

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