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レポートの書き方が分からないとき

【レポートについて】

 レポートとは、試験の代わりに学生の理解状況を確認するために提出するものです。ですから、その課題は授業内容に基づいています。基本は授業から何を理解したのか、そこに新たに自分で考えた内容に対する論拠を示しつつ、正当性を主張するものです。

 

【基本的なレポートの書き方を知る】

 レポートの形式は、緒言、つまりなぜこの内容を書くのか、次に方法、どのようにデータや資料を集めたのか、そして、結果、集めたデータや資料の内容を要約し、最後に結論、要約に基づき自分の考えを述べるという形で書きます。これが書き方の基本原則です。

 書き方の詳細は緒言には今まで公表された論文、出版物などから論点を抽出し、どのような事をこのレポートで明らかにしたいかを明確にします。方法では自分の主張したい内容に沿ったものだけでなく、反対の意見も記載し、主張が一方的にならないように配慮します。ここではその領域で主要な考え方を踏まえていることが必要です。最後の結論では要約した内容を踏まえつつ、自分の主張を展開します。そのレポートでは明確にできなかった事にも触れておきます。

 

【レポートに使用する際の参考文献について】

参考文献は、全文を読む必要はありませんが、結論の中で主張していることを理解せねばなりません。課題が与えられた時には文献等が示される事が多いので選択から悩む必要はないですが、相談相手として友人や先輩などが一般的です。

 参考文献は授業中に示されることが多いので自分で検索する必要がない場合が多いのですが、レポートを作成していて、疑問に思ったり、論拠が欠けている場合に遭遇することがあります。指導教官に質問することが本来なのですが、それが難しい場合などは、論拠が乏しい部分れを明確に示しておくことが正しい書き方です。時間が足りない場合などには参考文献を孫引きする事もあります。どうしても探せない場合などは相談相手として猫の手ゼミナールなどを利用するのも一法です。

 

【とにかくレポートを書き慣れること】

 レポートを書く時のコツは書く事に慣れることです。書き方は決まっているので、部分ごとに書いておけばそれほど苦労しなくても書けます。単位を取るために書くものなら、どこまで授業を理解しているのか、示す事を心掛けましょう。

 レポートで一番多い誤りは、事実(データ)と自分の意見が書き分けられず、レポートとして成立していない事です。自分の意見を書くのは最後の結論の部分だけです。そこには参考文献などからの要約とどのような部分が異なっているのか、新たな事は何なのかを記載することで、レポートの存在価値が出てきます。緒言の部分には自分が持っている疑問を明確にすることで、読者に対して読む気起こさせる事ができます。書いてみて最後に全体を読み返し、内容が矛盾していない事を確認します。

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