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大学留年の基準と決定時期

大学の留年は、どの学年においても大きなダメージです。

特に4年生の留年は、内定が決まっている場合、取り消しになるのでショックも大きいことでしょう。

今日は、大学留年の基準とその決定時期について解説します。

ぜひ参考にしてください。

目次

【大学留年のパターン】

大学の留年というと、1年間同じ学年で過ごすというイメージを持っているかもしれませんが、大きく2つのパターンがあります。

1つ目は、とりあえず4年生までは進級できるが卒業に必要な単位数を取っていないと卒業できないパターン、

2つ目は、学年ごとに最低取得単位数を取っていないと留年になり、卒業に必要な単位数が足りないと卒業できないパターンです。

1つ目のパターンでは、1年生や2年生という学年での留年は基本的にありません。

持ち越しになりますので「大丈夫」と軽視しがちですが、卒業論文や就職活動など忙しくなる4年次に多くの授業を履修する必要があるので非常にハードになります。

2つ目のパターンに関しては、1年生や2年生でも必要な単位数を取っていないと留年になります。

また、留年条件としての必修科目があり、1回でも落とすと留年になるものや再履修でいいものなど学生自身がしっかり把握しておく必要があります。

【大学留年の基準】

上記でご紹介したパターンをもう少し深掘りしていきます。

実際、大学の学則などで留年の明確な基準を定義しているところはほとんどなく、多くの大学では「進級条件・卒業要件」を定めています。

つまり、これら「進級条件・卒業要件」を満たさなかった時に、留年になるということです。

≪進級条件≫

進級要件ともいいますが、「進級をするための条件」のことです。

大学では、翌年になると自動で学年が変わる仕組みではなく、進級条件を満たしていないと進級できません。

各大学や学部により詳細は異なりますので、あくまでも一般的な内容として、下記の進級条件があります。

・修得合計単位数
・特定の単位修得
・休学期間の有無

「修得合計単位数」は、例えば、2年生の進級条件に20単位、3年生は50単位など進級できる単位数が決まっています。

これは最低の単位数ですのでもちろんそれ以上取っても問題ありません。

そして、特定の単位修得は先に述べたような必修科目のことです。

特定の必修科目を履修しておかないと次の学年の内容を理解できない場合に修得義務が発生します。

最後に休学期間ですが、進級の基本的な考えとして「1年間大学に所属し、勉学に励むこと」があります。

つまり、休学期間が少しでもあれば進級できないということです。

ただ休学の理由によっては認められるケースがありますので各自大学に問い合わせてみましょう。

また、4年生までとりあえず進級できるところでは休学の期間は基本的に関係ありません。

≪卒業要件≫

続いて、卒業要件ですが、一般的には下記です。

・大学に4年以上在学
・124単位以上

これらを満たさなければ卒業できず、留年になります。

ただ、令和4年度の大学設置基準等の改正により4年以上の在学は必須ではなくなりました。

入学時期は学生によって異なる場合があります。

【大学留年はいつ決まる?】

留年が決定するのは、前期で決まる場合と後期で決まる場合が多いです。

そのため、前期で進級条件を満たさない場合は早い時期に留年が確定します。

ただ、実際は、後期で留年が決まることが多いとされています。

いずれにせよ、いつ決まっても留年にはなりますので、学生自身が行えることはやはり日頃から留年を回避することです。

今留年の危機がある人は特に、今からできることを行うことです。

そのために、なぜ留年しそうなのかを客観的に把握し、勉強で遅れを取っているのならその改善に努めることです。

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