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身近な文房具、付箋。
お店に行けば実に様々な種類の付箋が売られていますが、あなたはこの付箋の「本当の使い方」をご存知でしょうか。
今回は、勉強や日常生活に役立つ付箋の効果的な使い方をご紹介します。
外国語を習得するとき、大切だけれど時間がかかって大変なのが、単語を暗記すること。
単語を覚えるためには、言葉とそのイメージが結びついていると覚えやすいことがわかっています。
そこで、単語を付箋に書き、その単語と関係のある場所に貼る方法がオススメ。
例えば、「refrigerator」と書いた付箋を冷蔵庫に貼り付けておけば、冷蔵庫を開けるたびにその単語が目に入るので、自然に覚えやすくなります。
また、付箋は何かを「隠す」ために使えます。
教科書や参考書で重要な単語が出てきたら、小さいサイズの付箋を貼って隠してしまうのです(暗記ペンの要領です)。
そうすれば、教科書がそのまま問題集に早変わり。
「隠す」専用の付箋もあるのでぜひ工夫してみてください。
最近、特に流行っているのが「付箋ノート」です。
これは、元々は女子中学生・高校生たちが付箋を駆使したノートをSNS上にアップしたのが始まりだとのこと。
確かに、カラフルな付箋が貼られたノートはそれだけで「映え」ますね。
もちろん、単なる「インスタ映え」だけでなく、実際の勉強効率を上げるためにも付箋ノートは有効です。
やり方は簡単。
付箋に重要な事柄を書いてノートに貼るだけ。
その際、テーマ別に色分けする、重要度別に付箋の形やサイズを変える、など工夫すると良いでしょう。
例えば、世界史で「西洋史はピンク、東洋史はブルー」にするとか、「最重要事項は赤の大、次に重要な事項はオレンジの中、その他は黄色の小」などなど。
付箋は貼り直しができますから、後から項目を付け足したり、間違えたときに移動させたり、といったことも簡単。
また、色で重要度や大まかなテーマを把握できるので、視覚的に把握することができて理解度もアップします。
何よりカラフルでノートづくりが楽しくなりますから、勉強にモチベーションが持てないという人にとっては、モチベーションアップになるのではないでしょうか。
最近は、付箋ノート専用の付箋やノートも発売されているようですので、自分で工夫して色々試してみましょう。
付箋ノートの応用として、手帳に付箋を貼るのもオススメ。
予定が変わったときに二重線で消して直したりすると手帳が見にくくなりますが、付箋なら剥がして貼り直せばいいだけ。
また、用件によって、例えば「友だちとはピンク、学校は緑、家族はブルー」というふうに色分けしておけば、一目瞭然で用事がわかります。
色ペンで書き分けるという方法もありますが、付箋を使う方がずっと手軽です。
読書は、ただ漫然と読むだけでなく、書かれている内容を「そうなのか」「これはどういう意味なのか」と考えながら読むことでその内容が自分の頭に定着する度合いが変わってきます。
これを「考える読書」といったりしますが、付箋はこの「考える読書」にも役立ちます。
読みながら大切だと思った言葉や表現、疑問に思った事などを短くまとめて付箋に書き、該当箇所に貼っておくのです。
本を読み終わったあとで、貼った付箋をまとめてノートを作れば、その本に関する読書ノートが完成します。
特に、レポートや論文のために資料を読むときには、こうした読書ノートの作成は必須になってきますので、普段の読書の時から習慣にしておくと良いでしょう。
そのほかにも、付箋はタスク管理にも使えます。
しなければならないことを付箋にメモしておき、机の前の壁やパソコンなど目につく場所に貼っておき、タスクが完了したらそれを剥がします。
いつも目に入ってくる場所に貼っておけば忘れることがありませんし、タスクの残りが目に見える形で確認できるので便利です。
タスク管理のために付箋を使う際注意しなければならないことは一つ。
付箋を重ねて貼らないこと。
「パッと見て」何をしなければならないのかがわかる、ということが重要なので、重ねて貼ると忘れる確率が上がってしまいます。
手帳のようにタスク管理ノートを作ってしまうのもいいかもしれませんね。
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